
今日は、ハンティングベスト(ヴェスト)、フィッシングベストなど、ワークベスト、アウトドアベストを取り上げます。《最終更新日: 2017年5月23日》
ハンティングベスト(ヴェスト)、フィッシングベスト、ワークベスト、オッドベスト、ジレ、……
まあ要するに、アウターウェア的に着られるベストを集めてみたということです。ポケットがたくさん付いた機能的なデザインのものが多いですね。
アウターウェアとして着てもデザイン的に寂しくないですし、寒くなればインナーとしても使えます。アメカジ(アメリカン・カジュアル)人気の復活とともに、再びよく見かけるようになりました。
着こなし

着こなしとしては、まずはワークシャツやボタンダウンシャツに合わせるのが基本でしょうか。Tシャツやスウェットシャツ、セーターに合わせることもできます。

上に何か着るなら、マウンテンパーカーやフィールドジャケット、カバーオールなどが挙げられます。身幅に余裕があればテーラードジャケットに合わせてもよいですね。まあ、着てみて違和感がなければ何を合わせてもよいかと。
Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ)

鈴木大器氏がデザインするエンジニアード・ガーメンツ(Engineered Garments)は、1999年に誕生したカジュアルウェアブランド。ネペンテス(Nepenthes)の一ブランドで、大人っぽいアメカジをやるならこのブランドは外せません。アメリカ製。
C-1 Vest(C-1ベスト)は、アメリカ陸軍航空軍(ということは1940年代くらいのモデルなのでしょう)の緊急脱出用ベストを基にデザインされたとのこと。背中ががら空きになっていて、ヒモで調節する仕様になっています。なかなか後ろ姿が面白いベストといえます。
こちらは、引き裂きに強いコットンナイロンのリップストップ地のC-1 Vest。季節感は特にないでしょう。







Reversible Vest(リバーシブル・ベスト)は、その名のとおりリバーシブル仕様のウエストコート型ベスト。こちらは、薄手のコットン地のReversible Vest。表地はワークウェアっぽいドット(水玉)柄、裏面は渋くて派手な(?)ペイズリー(ペーズリー)柄、両面ともしっかり使えるベストといえるでしょう。共地のジャケットもあります。
Columbia Sportswear Company(コロンビア・スポーツウェア・カンパニー)

コロンビア・スポーツウェア・カンパニー(Columbia Sportswear Company)は、1938年創業のアメリカのアウトドアウェアブランド。徐々にブランドの規模を拡大して行き、1989年にはアウトドアウェアブランドとしてアメリカ国内でシェア1位の座に着いたそうですよ。
Vidora II Vest V Neck(ヴィドラIIベストVネック)は、ポケットがたくさん付いて裏地がメッシュの機能的なベスト。表地はナイロンで、身幅には余裕があります。





Sugar Cane(シュガーケーン)
シュガーケーン(Sugar Cane)は、1965年創業の東洋エンタープライズのワークウェアブランド。東洋エンタープライズはもともと日本のアメリカ軍基地関係者向けの商品をつくっていて、ベトナム戦争終結後に国内向けとして1975年にシュガーケーンが誕生したとのこと。
9 oz. Wabash Stripe Work Vest SC12654は、点線が特徴のワバッシュ・ストライプ地を使用したワークベスト。ワークウェアによく使われる生地で、雰囲気を盛り上げてくれます。季節感は特にありません。ちなみに斜めになったボタンホールは懐中時計のチェーンを通すためのもの。日本製。



Anatomica(アナトミカ)

アナトミカ(Anatomica)は、1994年に開店したフランスはパリの名店。店主のピエール・フルニエ(Pierre Fournier)氏はフレンチ・カジュアル界の生ける伝説みたいな人です。
BB Cloth Vestは、アメリカの古着好きにはおなじみのブラウンズ・ビーチ(Brown's Beach)のビーチクロスを使用したワークベスト。表面はウールとコットンの混紡ニット、裏面はウール起毛地という仕様の生地で、独特の風合いに人気があります。アナトミカのビーチクロスは裏表を逆にしてありまして、起毛面が表になっています。日本製。





Lands' End(ランズエンド)

アメリカのカジュアルウェア通販の雄ランズエンド(Lands' End)は、このブログの常連です。
ランズエンドはアウトドアウェアも得意としていまして、アウトドア用の各種ベストもあります。
ダウンベスト、キルティングベスト、オッドベスト、ニットベスト


アウター的ベストといえば、ダウンジャケットのベスト版のダウンベストや、キルティングジャケットのベスト版のキルティングベストも見逃せません。


よりドレッシーな着こなしに合わせるなら、ウエストコートやオッドベストで決まりです。またキレイめのベストといえば、ニットベストも挙げられます。
他の記事も……


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追記
- (2008年11月10日)記事を大幅に書き換え。
- (2009年2月1日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年4月30日)2009年春夏最初の更新。
- (2009年9月18日)2009年度秋冬最初の更新。
- (2010年2月13日)2010年春夏最初の更新。
- (2010年4月21日)商品を追加、入れ替え。
- (2010年6月18日)商品を追加、入れ替え。
- (2010年10月6日)2010年度秋冬最初の更新。
- (2011年5月7日)2011年春夏最初の更新。
- (2011年10月29日)2011年度秋冬最初の更新。
- (2012年5月9日)2012年春夏最初の更新。
- (2013年5月8日)2013年春夏最初の更新。
- (2013年11月3日)2013年度秋冬最初の更新。
- (2014年5月4日)2014年春夏最初の更新。
- (2014年10月13日)2014年度秋冬最初の更新。
- (2015年5月3日)2015年春夏最初の更新。
- (2015年12月2日)2015年度秋冬最初の更新。
- (2016年10月21日)2016年度秋冬最初の更新。
- (2017年5月23日)2017年春夏最初の更新。
この記事へのコメント
yamatoshi-1
朝晩随分涼しくなって来たこのくらいの季節にベストがあると重宝しますね。シャツやカットソー1枚よりも着こなしがこなれて見えるのがうれしいところです。夏場のクールビズにも上手いこと活用できればいいんですけどね。何かいい着こなし方でもあればブログでupして下さい。
blackwatch
クール・ビズについては正直言いましてまともな着こなしを提案するのが難しくて(汗)、近年はあまり言及していませんでした。
ジャケットの代わりにオッドベストを着るアイデアは、過去に何回か触れたことがあります。欲を言えばネクタイをしたほうがしゃきっとは見えます。こちらの着こなしはちょっとクラシックすぎますけど……。
http://thesartorialist.blogspot.com/2007/06/is-it-still-vintage-when-it-looks-this.html