今日は、ダッフルコートを取り上げます。いろいろなブランドのものを集めてみました。《最終更新日: 2009年11月21日》
ダッフルコートとは
ダッフルコートは、もともとは北欧の漁師の仕事着だったそう。手袋をしたままでもボタンの留め外しができるトグル(トッグル、木製のボタン)が評価されたのか、第二次世界大戦ではイギリス海軍が軍服として採用しました。
ダッフルコートと言えば、イギリスのモンゴメリー(モントゴメリー)将軍。ドイツの名将ロンメル将軍を討ち破ったことで名高い人ですが、しばしばキャメル色のダッフルコートを着ていたことで、ダッフルコートを世に知らしめました。
ダッフルコートの仕様、生地、トグル(トッグル)
ダッフルコートの生地として昔から使われていて、かつ一番一般的なのが、分厚いメルトンウールです。都会的で上品なヘリンボーンウール地のものも、人気が高いです。
ダッフルコートの最大の特徴であるトグルの仕様には大きく2種類ありまして、ひとつが昔ながらのものが木製の浮きのトグルと麻のロープを使用したもの。もうひとつが、都会的で上品な水牛の角(ホーン)のトグルとレザー製のロープを使用したものです。
ダッフルコートの着こなし
ダッフルコートは、Pコート(ピーコート)と並ぶ冬のウールアウターの代表格。タイトなPコートとは違い、テーラードジャケットの上に羽織ってもすんなりハマってくれるのが嬉しい。実際、ネイビーブレザーの上に羽織る着こなしは、アメトラ(アメリカン・トラッド)では一般的な着こなしと言えます。
ダッフルらしいダッフルはゆったりしたシルエットをしていますので、パンツもある程度太さのあるもののほうが合わせやすいでしょう。靴も、ガッチリしているもののほうがバランスが取りやすいです。
もちろん『絵本アイビーボーイ図鑑』にも登場していまして、タートルネックセーターとコットンパンツ(?)、それにデザートブーツらしきものに合わせて着こなしていますよ。
そうそう、『絵本アイビーボーイ図鑑』の著者である穂積和夫さん自身も、ダッフルコートを着こなしていらっしゃいます。オトナのダッフルコートの着こなしは、かくありたい?
また、こちらは服飾評論家の出石尚三さんのダッフルコートについてのコラムです。
着こなし例いろいろ
ダッフルコートのついての古い写真や資料が、こちらの記事で読めます。
映画『第三の男』では、イギリス軍人役のトレヴァー・ハワードのダッフルコートを見られます。ベレー帽に合わせて。
映画『怒りの海』では、イギリスの戦艦の乗組員たちがダッフルコートを着て奮闘しています。
映画『ナヴァロンの要塞』では、グレゴリー・ペックとデヴィッド・ニーヴンのダッフルコート姿が見られます。やはりイギリス軍人役です。
街着としては、映画『愛の狩人』にて大学生役のジャック・ニコルソンとアート・ガーファンクルのダッフルコート姿が見られます。
こちらは、紺ブレ、フェアアイルセーター、ボストン眼鏡に合わせたプレッピーのお手本のようなダッフルコートの着こなし。
こちらは、スキニージーンズに合わせた現代的なダッフルコートの着こなし。
こちらは、ちょっとラギッドなダッフルコートの着こなし。
Urban Research Doors(アーバンリサーチ・ドアーズ、URD)
アーバンリサーチ・ドアーズ(Urban Research Doors、URD)は、アーバン・リサーチ(UR)の中でもアウトドア寄り、アメカジ寄りのブランド。特に、若い人には着やすい服がそろっていると思います。
DM3-N5011は、高級感があって大人っぽい雰囲気のヘリンボーンウール地を使用したダッフルコート。この生地でこの値段なのは、狙い目ではないでしょうか。シルエットは細すぎず短すぎずで、適度に今っぽく着こなせそうなのも好印象。








その他、メルトンウールのPコートやシングルPコート、それにショールカラーのコートもありました。いずれもコンサバに着こなせるコートに仕上がっていると思います。
London Tradition(ロンドン・トラディション)
ロンドン・トラディション(London Tradition)は、2000年創業のイギリスブランド。アウターやウール製品を得意としているようで、近年は日本でも商品をよく目にするようになりました。イギリス製。
こちらは、メルトンウール地でちょい着丈短めのダッフルコート。裏地はチェック柄で、背中にベルトがあるのが印象的。襟にボアをあしらったり随所にコーデュロイをあしらったりすることで、少し変化を持たせています。




Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ、エンジニアードガーメンツ)
鈴木大器氏がデザインするエンジニアード・ガーメンツ(エンジニアードガーメンツ、Engineered Garments)は、1999年に誕生したカジュアルウェアブランド。ネペンテス(Nepenthes)の兄弟ブランドと言っていいのかな。
こちらは、メルトンウールを使用したダッフルコート。トグルが付いていますがさらにスナップボタンも付いていて、防寒性の高い仕上がりです。メルトンはちょいシワ感があって、エンジニアード・ガーメンツらしくラギッドな雰囲気。



Fidelity Sportswear(フィデリティ・スポーツウェア、フィデリティー)
メルトンウールのアウターを得意としているフィデリティ・スポーツウェア(フィデリティー、Fidelity Sportswear)は、1941年創業のアメリカのアウターウェアブランド。実際にアメリカ軍にウェアを納入していた本格派ブランドです。
フィデリティはPコートと共にダッフルコートにも力を入れていて、着やすいデザインのものがそろいました。日本別注されたものは、サイズも日本人向きに。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ゴールデン・フリース(The Golden Fleece、金羊毛)でおなじみのブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)は、1818年創業の究極(?)のアメトラブランド。
ブルックス・ブラザーズはコートも得意としていまして、コンサバなダッフルコートを扱っていますよ。
Gloverall(グローバーオール、グロヴァオール、グローヴァーオール)
ダッフルコートの代名詞(?)グローバーオール(グローヴァーオール、グロヴァオール、グロバーオール、グロヴァーオール、Gloverall)は、イギリスのアウターウェアブランド。
とにかく、ダッフルコートと言えばこのブランドは絶対に絶対に外せません。別記事にて、大きく取り上げています。
カウチンセーターのダッフルコート
珍品としては、カウチンセーターのダッフルコートなんてものもあります。
カナダのフライヤーフック(フライヤー・フックス、Flyer Hooks)社製の、本格派カウチンダッフルです。
他の記事も…
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なお、もし今日の記事の商品等がうまく表示されないようでしたら、「快適にご覧いただくために…」の記事の内容を確認してみてくださいね。ノートン先生が何かしているかも…。
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Filson(フィルソン)のマッキーノクルーザー、トートバッグ
Fidelity(フィデリティ)のPコート(ピーコート)、ダッフルコート
Waste (Twice)(ウエスト・トゥワイス)のテーラードジャケット、マウンテンパーカー
無印良品(Muji)のブルゾン、コート
追記
- (2006年11月20日)商品を追加。
- (2007年11月18日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2008年11月9日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年11月21日)2009年度秋冬最初の更新。
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ダッフルは、似合う似合わないがあるかな。もっとも、これはダッフルに限らないのですけど。
ダッフルを、大人のコートとしてぜひ復活させたいものです。
実は今期購入予定です。色々物色中ですがやはりダッフルの安物はあまりよろしくない物が多いですね。かといって優良ブランドは高いので古着でグローバーオールなんかを探していますがなかなか良いものにめぐり合えない状況です。
そういえば某オンラインショップでフィデリティのダッフルコートが売られていて比較的お値段控えめだったんですがここのダッフルってどうなんでしょ?以前こちらのブログで紹介されてましたがなぜか記事が表示できないもので・・(パソコンの調子が悪いのかも)
しかしこの間のピーコートといいデザートブーツといい今年は驚くほどワードロープが充実してる気がします。確実にこちらのブログの影響ですね(笑)もちろん良い影響としてですけど
バレナのダッフルコート、ぜひ×2来期はネイビーを出して下さい(涙)。スタンダードな色を買いたいんです。
個人的には、全体のデザインバランスはこれ以上無い位に好きです。今期はダッフル我慢します。。
Fidelityのページ、今は見られますよね? 変なエラーが出たら、とりあえず何回か再読み込み(「F5」もしくは「Ctrl+F5」)してみてください。
Fidelityのダッフルは、Pコートのノリで作られているような印象があります(Gloverallはその逆)。良くも悪くも、若々しくカジュアルな感じ。あとは好みですね。
グレナカートさん、こんにちは。
ああ確かに、ネイビーがあってもいいですよね。業界の人、見てますか?(笑)