今日は、ライダースジャケット(ライダーズジャケット、モーターサイクルジャケット)、バイカージャケットを取り上げます。《最終更新日: 2009年12月5日》
ライダースジャケット(ライダーズジャケット、モーターサイクルジャケット、バイカージャケット)とは
ライダースジャケットは、ご存じのとおりバイク(オートバイ)に乗るときに着るジャケットのこと。防寒性と(転倒時の)耐久性が求められるのでレザー(皮革)を使用したものが多いですが(革ジャン)、近年ベルスタッフ(Belstaff)等はハイテクなナイロンを積極的に採用しています。
街着として着るなら、ダブルライダースジャケットよりも、シンプルなシングルライダースジャケットやヨーロッパ風デザインのジャケットのほうが、やっぱり着こなしやすいんでしょうね。
なお、ライダースジャケットに使われるレザーについては、これらの記事が参考になるのでは?
- Vol.086/ライダースジャケットの選び方 後編【カウ・ホース・ラム】 - 趣味side/アメカジの神髄に迫る:sideriver - サイドリバー
- ライダースジャケットで見る“革”の違い - [アメカジ]All About
Vanson Leathers(バンソン、ヴァンソン)
ライダースジャケットといえば、何はなくともバンソン(ヴァンソン、Vanson Leathers)は外せないでしょう。100%アメリカ製だそう。
素材は丈夫な牛革が基本ですが、より丈夫で鈍いツヤが堪らない馬革(ホースハイド)のモデルもあります。
Model Bは、バンソンの顔と言うべきシングルライダースモデル。Comt(Comet、コメット)は、より丈の短いモデル。
Enfield(ENF、エンフィールド)は、襟付きのモデル。街着として着こなしやすいデザインだと思います。コンサバ寄りのライダースと言えます。
Model Cは、ダブルライダースモデル。特にC2(C-2)は、着丈が短くなっています。Highwayman(ハイウェイマン、E)は、バンソンの最高峰モデル。
Model Jは、丈の長いカーコート(ドライビングコート)。つまり、バイク用ではなく車用です。大人っぽい雰囲気が魅力。馬革を使用したJHもあります。
DJCBは、おなじみGジャン(ジージャン)型のモデルです。
Schott NYC(ショット)
ショット(Schott NYC)は、1913年創業のアメリカのカジュアルウェアブランド。
ここのライダースジャケットもとても有名で、マーロン・ブランドが映画『乱暴者(あばれもの、The Wild One)』で着ていたライダースジャケットが、肩に星型のスナップボタンのついたワンスター(One-Star 613)というモデル。
- You Tube - The Wild One (1953)
- ライダースジャケットの真髄「Schott」 - [アメカジ]All About
- Sure Schott: The GQ Eye: GQ
- Field Trip | Schott Factory Tour - A Continuous Lean.
- 映画はファッションの教科書です - [アメカジ]All About
マーロン・ブランドの影響か、ここはどちらかというとダブルライダースが有名かな。現行の主力モデルが618で、丈夫なステアハイド製。118は柔らかなカウハイド製で、街着向き。125は、ベルトなしのモデル。
シングルライダースの主力モデルは、丈夫なステアハイド製の641と柔らかなカウハイド製の141。642は、襟付きのモデルです。
そうそう、ショットと言えばメルトンウール地のPコート(ピーコート)もとても有名ですね。近年は、種類も豊富になりました。
Urban Research Doors(アーバンリサーチ・ドアーズ、URD)、Dico
アーバンリサーチ・ドアーズ(Urban Research Doors、URD)は、アーバン・リサーチ(UR)の中でもアウトドア寄り、アメカジ寄りのブランド。
「シープスキンシングルブルゾン」は、すこぶるシンプルなデザインが魅力のシングルライダースジャケット。柔らかで上品な風合いの羊革(シープスキン)を使用していて、街着にピッタリです。


一方こちらは、アーバン・リサーチと日本のカジュアルウェアブランドであるDicoがコラボしたシングルライダースジャケット。上と同傾向の羊革を使用していますが、ジッパーのポケットが目立ってこちらのほうがちょっとハードな印象かな。


SFS
SFSは、おなじみハリウッド・ランチ・マーケット(Hollywood Ranch Market、HRM、聖林公司)の1ブランド。SFSとはサンフランシスコの意味で、アメリカ製にこだわったブランドとのこと。
こちらは、厚手のメルトンウール製のショートジャケット。いちおうライダースジャケットだそうですが、着こなしの幅が広いアウターに仕上がっていると思います。
モコモコしないすっきりした冬のアウターとして、これはかなりオススメ。魅力的なチェック柄の他に、ネイビーの無地もありますよ。
GE/NOIL(ジェノイル)
GE/NOIL(ジェノイル)は、2007年に誕生したライダー向けウェアブランド。2000年に誕生した「バイク乗りの普段着」ブランドであるMaxFritz(Max Fritz、マックスフリッツ)の兄弟ブランドです。
さすがにライダースジャケットは充実していまして、レザーの他メルトンウール地やコットン地のものも。特にダブルライダースが都会的ですこぶる格好良いと思うのですが、いかがです?








その他ミリタリージャケットもありまして、コットン地のM65(M-65)型フィールドジャケット、ナイロン地のタンカースジャケット、それにフライトジャケットがあります。雰囲気が良く、かつ着こなしやすいデキだと思いますよ。
GEKKO(月光、8010)
GEKKO(月光、8010)は、2002年に誕生したデニム中心の日本のカジュアルウェアブランド。デニムだけでなく、カジュアルウェア全般も手掛けています。
こちらは、いかにも質の良さそうな牛革(カウハイド)を使用したシングルライダースジャケット。リブ遣いが印象的で、デザインを引き締めています。ウールパンツとの相性も良さそうな、上品なブルゾンに仕上がっていますね。




一方こちらは、ビガッとした絶妙なツヤが堪らない馬革(ホースハイド)を使用したブルゾン。この独特のツヤは、牛革では出ないんですよね。なんとなく親しみのあるデザインは、Gジャン(ジージャン)が基なのだそう。
Belstaff(ベルスタッフ)
ヨーロッパ風ライダースの代表格ベルスタッフ(Belstaff)は、1924年創業のイギリスのモーターサイクルウェアブランド。
代表作のXL 500 T Jacket(XL500 T、XL500T)のようなナイロン製のジャケットのほか、味のあるワックスコットン地、迫力満点のレザー地のもの等があります。ダウンジャケットもありますよ。
Barbour(バブアー、バーブァー)のInternational Jacket(インターナショナル・ジャケット)
ワックスコットンでおなじみのバブアー(バーブァー、Barbour)は、1894年創業のイギリスのアウトドアウェアブランド。
お得意のワックスコットンを使用したライダースジャケットであるInternational Jacket(インターナショナル・ジャケット)は、バブアーの代表作のひとつです。
Traditional Weatherwear(トラディショナル・ウェザーウェア)のKennedy(ケネディ)、Elton(エルトン)
Mackintosh(マッキントッシュ)の弟ブランド(?)トラディショナル・ウェザーウェア(Traditional Weatherwear)は、2006年に誕生したイギリスのアウターウェアブランド。
ライダースジャケットは、薄手のコットン地のKennedy(ケネディ、7822)や、キルティングジャケットのElton(エルトン、7109)があります。
Cinquanta(チンクアンタ、チンクワンタ)
上品で今っぽいレザーウェアが得意なチンクアンタ(チンクワンタ、Cinquanta)は、1973年創業のイタリアのレザーウェアファクトリーの1ブランド。
こちらは、チンクアンタらしい品の良い街着向きのライダースジャケット。素材は2種類あります。
Canada Goose(カナダグース)のVictoria Jacket(ビクトリア・ジャケット)
本格派ダウンウェアブランドのカナダグース(Canada Goose)は、1957年創業のカナダのアウトドアウェアブランド。
ダウンジャケットが有名なブランドですが、ビクトリア・ジャケット(Victoria Jacket、3450JM)は中綿の入っていない薄手のライダースジャケットです。2006年登場の日本向けモデル。
他の記事も…
レザージャケットやレザーブルゾン(革ジャン)を集めた記事がありますので、まずはそちらをご覧ください。
「タグ / アウター: ライダースジャケット」をご覧いただくと、当ブログのライダースジャケットの全記事を網羅できます。また、「カテゴリ / ブルゾン、コート」をご覧になると、当ブログのアウターに関する記事を網羅できます。
さいごに
ざっと調べた感じでは、英語では「ライダースジャケット」という表現はあまり使わないように思いました。「モーターサイクルジャケット」 "motorcycle jacket" という表現をよく見たかな。あとは、「ライディングジャケット」 "riding jacket" ?
蛇足ですが、本格的なライダースジャケットはできればバイクに乗る習慣のある人に着て欲しいなぁ(それかロックンローラーか)。街着向きの上品なヤツなら、特にこだわる必要はないと思いますが。
なお、もし今日の記事の商品等がうまく表示されないようでしたら、「快適にご覧いただくために…」の記事の内容を確認してみてくださいね。ノートン先生が何かしているかも…。
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Schott(ショット)のPコート(ピーコート)
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Waste (Twice)(ウエスト・トゥワイス)のテーラードジャケット、マウンテンパーカー
無印良品(Muji)のブルゾン、コート
追記
- (2007年2月3日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年12月21日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年3月19日)2009年春夏最初の更新。
- (2009年12月5日)2009年度秋冬最初の更新。
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ベルスタッフをバイク用に1着持ってますが、街着にする気にはなれません。街着ならM65とかの方が良いなあ。
ショットは若い頃、Pコートのメーカーって認識してました。初めて買ったPコートもここのでした。シングルのレザーも持ってましたが、堅くて着心地が悪かったので捨てちまいました。今にして思えば勿体無いことしなあ・・・
ショットのレザー、着込めば着やすくなったかもしれません。とはいっても、なかなか我慢できなかったりするもので。
そういえば、私は学生のころ、イギリスのエアロレザー(Aero Leather)の馬革の襟つきシングルライダースを持っていたのですが、結局他人に譲ってしまったのを思い出しました。これも勿体なかったかな。
着回しや長く着ることを考えればブラウンなのでしょうが、クールなブラックも捨てがたいのです。
決して安い買い物ではないのでblackwatchさんに助言を頂ければと思って…(汗)
ちなみに今20歳で普段はアメトラ好きな若者って感じのスタイルが多いです。
基本ですが、手持ちの服を活かすかどうかをまずは考慮すべきでしょう。例えば、手持ちの靴にブラックのものが多くてそれを活かしたければ、レザーのライダースもブラックを選ぶべきでしょうね。
もちろん、今回買ったライダースを基にワードローブを再構築する考え方もあります。そのぶんお金はかかりますけど。
30歳以上のコンサバ趣味の方ならブラウンが無難だとは思いますが、まだお若い方なら「好み」で選ぶしかないですねぇ。
ちなみにライダースジャケットは、アメトラと言うよりは「アメカジ」アイテムだと思います。Belstaffみたいなのはまた違いますけど。