今日は、パリ(パリコレ)、ミラノ、ニューヨークの2007年秋冬メンズコレクションの様子をちょっぴり見てみます。たまにはこんな記事もいいでしょ?
といっても私はこういうのは門外漢ですので(汗)、考察はテキトーです。話半分で読んでください。
最近は、ネットでコレクションをじっくり見られるんですね。私は主に、men.style.comというサイトで鑑賞しました。いい時代になったもんだ…。YouTubeには動画が落ちているようですが、やっぱり画質はよくないみたい。
さて、ざっと見て特に印象に残ったのは、ブーツ、そしてブーツを全部見せるようなパンツ。具体的には、丈の短いクロップトパンツ(っていうんですか?)、もしくは裾をブーツの中に入れるブーツインの着こなし。
例として、こちらはバーバリー・プローサム(Burberry Prorsum)から。パンツは細身のものが多かったです。
グレーというかモノトーンというか、そういう色使いの人気が継続しています(他の色も多いですけど)。モノトーンで纏めた着こなしは下手すると老けて見えちゃうんですが、上手く纏めると綺麗です。DKNYとコスチューム・ナショナル(Costume National)から。
- DKNY Fall 2007 Mens: Menswear Fashion Collections on men.style.com
- Costume National Fall 2007 Mens: Menswear Fashion Collections on men.style.com
こちらはグラデーションが美しい。お馴染みルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)から。
信じてもらえないような気がしますが(汗)、実は私、1990年ごろのドルチェ・ガッバーナ(Dolce & Gabbana)が好きだったんです。茶系のアンコンジャケットにマフラーぐるぐる巻きで編み上げブーツ、みたいなスタイル。
もっとも、当時はまだ日本未進出だったはずなので、彼らの服は入手困難だった記憶があります(どっちみち高いんで、買えなかったんですけど)。
その後の彼らはラテン路線になってしまい、私は興味がなくなってしまいました。今思えば、彼らはその後のラテンブームの先駆者だったのかな。
こちらは最新コレクションから。Vゾーンの狭さが印象的なスーツです。
これは、宇宙服みたいなスキーウェアみたいな、そんな服。
プラダ(Prada)のスーツにも、憧れたことがありました。マジメな雰囲気で細身なところが、アイビーと通じるところがあると思います。ジル・サンダー(Jil Sander)も。
- Prada Fall 2007 Mens: Menswear Fashion Collections on men.style.com
- Jil Sander Fall 2007 Mens: Menswear Fashion Collections on men.style.com:
…長くなりそうなので、続きは明日。
トレンチコートの記事を更新しました

本日の更新は、以下の記事でございます。
今日から3月。スプリングコートの準備はできていますか? エンジニアード・ガーメンツの春向きトレンチが入荷していましたよ。
それでは。
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この記事へのコメント
ヤマ
わかりますよ、そのころのドルガバ、グランジ&スーパーレイヤードでしたね、その後アローズ栗野さんがアンコンジャケット大プッシュしたりして、不自然な肩パッド消滅しましたね。
一昨年の秋冬のディオールオムがそのころの雰囲気少しあったようにかんじました。アンドムルメステールやナンバーナインにもやはりそういうかんじありますね。
blackwatch
当時を知る方がいらっしゃって、嬉しいです。
スーパーレイヤード、そうそうそういうのでした。仰るとおり、このころから肩パッドがなくなりましたね。
お挙げになったデザイナーのコレクションを見直してみましたが、確かにそういう「匂い」を感じました(色使いが違うかな)。近年よく見る「大き目のセーターにブーツ」という着こなしも、それっぽい匂いがします。流行は繰り返すんだな、と。
当時のドルガバのコレクションの写真、ネットのどこかに落ちてないかな…。
ヤマ
あのころハイファッション系はたぶんほとんどとりあげてませんでしたよ。
90年代初頭すこし来てるようですね、最も当時国内でブレイクしたのは
アンコンとナチュラルカラーとカートのグランジでしたから、あまりリバイバル
というかんじでもないんでしょうね。。
当時履いてたドルガバのスーパースキニーに比べれば最近のスキニーはスキニーじゃねえ
と思いますが。
ナチュラルカラー以外でもありましたよ、だから結構まんまですよ。
blackwatch
ナチュラルカラー以外もありましたか。パンツのラインはどんな感じだったかな。うーん、すっかり記憶が薄れております…。
ポパイは、当時私がファッションについて一番参考にしていた雑誌ですね。セレクトショップやDCブランドを使って一所懸命ドルガバの真似をしていましたが、本物にはほど遠かったような(よくいえば、街着にアレンジ?)。ショップの店員さんには、いちおうドルガバ風ということは伝わったみたいですけど。
そういえば、いわゆる「ズボンイン(タックイン)」をしなくなったのも、このころからですね。
ヤマ
上級テクですよね。
カジュアルだと80年代は完全に復活していますが
メンコレ3の記事にある
スーツラインの80年代はどうなんでしょうね
数シーズン前にマークジェイコブスのルイヴイトンが
肩パッド太ラペルと80年代スーツ打ち出してましたが
時期尚早を否めないですね。
ブリオーニは意外ですね、アメトラ的にはヒッキーフリーマン
なのかなと思っていました。
blackwatch
私の書き方だと今にもああいうシルエットが流行るみたいな感じですけど、さすがに来年再来年くらいにあの手のスーツが店頭を賑わすなんてことはないと思っていますよ(笑)。
でも、80年代的プレッピースタイル、例えば「あまりタイトでない紺ブレにツープリーツのコットンパンツ、それにショートノーズのスリッポン」みたいな格好は、そろそろ新鮮だと思っています(これはマジ)。
もっとも、ウチのブログでその手のアイテムを紹介する予定は、当面ありません。まだ早い。それに、痩せっぽちの私の体型では、そういうシルエットの服は難しいんだよなぁ。
ブリオーニの件ですが、あれは例えば(特に服好きでない)親戚や友人から相談されたときのことを想定していました。ブリオーニは(よくも悪くも)癖がないスーツでしょうから、無難だし間違いがなさそう。
ヒッキー・フリーマンについては、正直いってよく知らないのです。日本のものはライセンス生産なのかな。Hickeyというカジュアルブランドが、最近話題ですね。
ヤマ
>服好きでない
というのはわかる気がしますね。Wのスーツでバシッときめてかないということもありますね確かに
Hickeyはヒッキーフリーマンの2ndラインですね。
プレッピースタイルもティモシーハミルトンがニューヨークで話題のようですし
まだモノはみてませんが、よりこなれた雰囲気のようです。
昔のラルフみたいにマドラスチェックのショーツに紺ブレよさそうだと思いますが、それもアレンジしだいでしょうね。
Band Of Outsidersも古い縫製工場でジャケット製作してたり、ヴィンテージのシャツに近い雰囲気だなと思いますが、つくりが小さい、よくアメリカのMサイズは日本ではLサイズですという話ありますが、そのての日本サイズに近いかな、
アメリカの通販だとBOOはワンサイズアップでご購入くださいとありますが、タイトめの服をMサイズくらいまでしか仕入れないところが多いのが不思議なんですよね。潜在需要切りすててますね。
シャツの袖があわない話もよく聞きますが帯に短したすきに長しな商品増えてるんでしょうかね。
blackwatch
プレッピースタイルも、「まんま」な感じだとコスプレみたいでちょっと恥ずかしいですよね。今っぽく大人っぽくアレンジしたいところ。
アメリカのショップ事情については私は詳しくないのですが、楽天でBand of Outsidersを扱っているExplorerさんはBOOに限らず(小さい)サイズを豊富に仕入れてくれているので、個人的にかなり贔屓にしています。こういう店が増えてくれるといいな。
ヤマ
デザインなどストレスなくスムーズに届くようになればいいですね。
バイヤーに多いチームロン毛ーズにもう少しがんばってもらわなければですね。
blackwatch
経営者の目で見ると、サイズ展開・色展開等を増やすと在庫リスクも増大しちゃいますね。難しいところです。
でも、サイズ展開等を増やすことできっと固定客も増えるでしょうから、頑張って対応していただきたいと思いました。
あと、最近はサプライチェーン(SCM)みたいなシステムも徐々に導入が進んでいるでしょうから、そういう方向からも改善してくれるといいなぁ。
ヤマ
個別受注生産にあたるオーダーメード
という昔ながらの手法が実は新しいのかもしれません。
ただ、購買者にも商品知識が必要ですが。
blackwatch
いずれにせよ、消費者も生産者もハッピーな方向に進んでくれたらいいなぁと思います。