今日は、キルティングジャケット(キルトジャケット)、キルティングベスト(ヴェスト)、キルティングコートを取り上げます。《最終更新日: 2009年12月12日》
キルティングジャケット(キルトジャケット、キルティングコート)とは
キルティングジャケットとは、全面にダイヤモンド型等のステッチが入った中綿入りアウターのこと。もともとは、ハンティング(狩猟)用のジャケットだったそう。
生地によく採用されるのが、ナイロンやポリエステル。この手の化繊のものなら、春先まで着用可能です。秋冬用として、ウールやコーデュロイ等のものもあります。また、襟等はコーデュロイ地のものが多いです。
ハスキージャケットとも呼びます
「キルティングジャケット」というのはおそらく和製英語でして、英語では "quilted jacket" とか "husky jacket" とか呼ぶのではないでしょうか。
そうそう、キルティングジャケットとして有名なブランドにハスキー(Husky)があるのですが、近年の日本での流通量は少ないように思います。
この手のジャケットが日本で普及しだしたのは1990年代以降だと思いますが、とても軽くてそれでいてそこそこ暖かいため(日本の都市部の冬なら結構しのげる)、すっかり定番的なアウターとして定着しました。
キルティングジャケットの着こなし
キルティングジャケットは、どちらかと言うとヨーロッパ的なアイテムだと思います。アメリカでは、あまり見かけません。
ハンティングジャケットという出自を考えると、典型的な着こなしはブリティッシュカントリー風でしょう。フェアアイルセーターにカントリーブーツ、みたいな。
テーラードジャケットの上に着る着こなしも、人気があります。ただ個人的には、典型的なデザインのものをビジネススーツの上に着るのはあまり好きではないかなぁ(ジャケパンがオススメ)。
あと、袖のないキルティングベストもありまして、これはアウターとしてはもちろん、インナーとして着るのもすごくオススメです。ダウンベストみたく。
こちらは、着丈の長いキルティングコートを着たイタリア紳士。
Urban Research Doors(アーバンリサーチ・ドアーズ、URD)
アーバンリサーチ・ドアーズ(Urban Research Doors、URD)は、アーバン・リサーチ(UR)の中でもアウトドア寄り、アメカジ寄りのブランド。
こちらは、落ち着いた印象のウール地のキルティングジャケット。ネップの入った無地のものと、お洒落っぽいチェック柄のものがあります。



Valstar(バルスター、ヴァルスター)
バルスター(ヴァルスター、Valstar)は、1911年創業のイタリアのレインコートブランド。イタリアでもっとも歴史と実績のあるブランドのひとつなのでは? 「バルスター型」のブルゾンであるValstarino(バルスタリーノ、ヴァルスタリーノ)は、あまりにも有名です。
キルティングブルゾンのFolignoは、ドレスシャツのような台襟が付いているのが大きな特徴。ちょいドレス感を感じるのが、魅力です。ジャケットの上でもそのままでも着られるサイズ感。生地はポリエステル。







今季は、キルティングベストも出ましたよ。縦長の長方形のキルティングが特徴で、生地はウール混紡。
Edifice(エディフィス)
エディフィス(Edifice)は、ベイクルーズ(Baycrews)社の一ブランドで、大手「セレクトショップ」のひとつでもあります。比較的フレンチ寄りの服が多いのが特徴。
こちらは、ウールやスエード(スウェード)地を使用したキルティングベスト。エディフィスらしいショールカラー仕様で、着脱可能なフードが付いているのが特徴です。












ジャーナル・スタンダード(Journal Standard)は、ベイクルーズ社の一ブランドで、大手「セレクトショップ」のひとつでもあります。フレンチっぽいブランドが多いベイクルーズの中では、ちょいアメリカ寄りの服が多いのが特徴。
こちらは、ショルダーパッチ(肩当て)が付いたハンティング色の濃い仕上がりのキルティングジャケット。スタンドカラー仕様のスタイリッシュな仕上がりです。
Balmoral Ascot(バルモラル・アスコット)
バルモラル・アスコット(Balmoral Ascot)は、バーバリー(Burberry)やグローバーオール(Gloverall)、ベルスタッフ(Belstaff)等の商品を手がけているファクトリーブランド。要するに、裏方さん的ブランドです。
こちらは、細身で短丈のキルティングジャケット。ブルゾンのようにビシッと今っぽく着こなせること請け合い。もちろんイギリス製ですよ。
L'Atelier d'Ariane(アトリエ・ダリアンヌ)
アトリエ・ダリアンヌ(L'Atelier d'Ariane)は、1980年創業のフランスの乗馬用品ブランド。あのエルメス(Hermes)等にも商品を納入しているそうな。
ここのキルティングジャケットは、ポケットの形状が他ブランドとはちょっと違うかな。生地はポリエステルで、フード付きのものもあります。フランスブランドのキルティングは、ちょっと珍しい。








Gainsborough(ゲインズボロー)
ゲインズボロー(Gainsborough)のキルティングジャケットは、イギリスの某ブランドと同じ工場で作られているそう。ということは、アソコかなぁ(汗)。
こちらは、普通の襟付きのものとフードつきのキルティングジャケット。ラベンハム(Lavenham)のMilden(ミルデン)よりはちょい小さめみたいで、着やすいはず。テーラードジャケットの上に着るなら、ひとつ上のサイズかな。生地はポリエステル。
今季は、肩にスエード(スウェード)のパッチが付いたシューティングジャケットも出ました。キルティングジャケットの出自を考えても、よく似合う意匠だと思います。
Lavenham(ラベンハム、ラヴェンハム)
キルティングジャケットの代名詞とも言えるラベンハム(ラヴェンハム、Lavenham)は、1969年創業のイギリスの乗馬用具メーカー。
現在の日本でキルティングジャケットが普及したのは、このブランドのお陰と言っていいでしょう。キルティングジャケットが欲しい方は、まずはこのブランドを候補に入れるべき。
Mackintosh(マッキントッシュ)
ゴム引きコートでおなじみのマッキントッシュ(Mackintosh)は、1823年創業のイギリス(スコットランド)のレインウェアブランド。
マッキントッシュのアウターはどれも格好良いのですが、キルティングジャケットにも力を入れているんです。あか抜けた雰囲気のもの多し。デザインも生地も種類は豊富です。
Traditional Weatherwear(トラディショナル・ウェザーウェア)
Mackintosh(マッキントッシュ)の弟ブランド(?)トラディショナル・ウェザーウェア(Traditional Weatherwear)は、2006年に誕生したイギリスのアウターウェアブランド。
マック同様キルティングジャケットも作っていまして、近年はデザインも生地も種類がグンと増えました。マッキントッシュと比べると、ちょい若い雰囲気?
Barbour(バブアー、バーブァー)
ワックスコットンジャケットでおなじみのバブアー(バーブァー、Barbour)は、1894年創業のイギリスのアウトドアウェアブランド。
キルティングジャケットも定番アイテムでして、Liddesdale(リッズデイル、リッズデール)やSwaledale(スウェイルデイル、スウェールデール)等各種あります。
Belstaff(ベルスタッフ)のBody Warmer(ボディーウォーマー)
ヨーロッパ風ライダースの代表格ベルスタッフ(Belstaff)は、1924年創業のイギリスのモーターサイクルウェアブランド。近年は、ダウンジャケットにも力を入れています。
Body Warmer(ボディーウォーマー)は、XL 500等のライナーにもなるキルティングジャケット。と言っても、ライナーにするのがもったいないほど単体で着ても格好良いデキです。ベスト(ヴェスト)型のGilet(ジレ)もあります。
Lands' End(ランズエンド)
アメリカのアパレル通販の雄ランズエンド(Lands' End)には、安心して着られるコンサバなアウターがそろっています。
近年は、お手ごろ価格のキルティングジャケットもありますよ。着用後も返品可能なランズエンドなら、サイズや色合いにウルサいこだわり派のあなたも安心です。
Fidelity Sportswear(フィデリティ・スポーツウェア、フィデリティー)
メルトンウールのアウターを得意としているフィデリティ・スポーツウェア(フィデリティー、Fidelity Sportswear)は、1941年創業のアメリカのアウターウェアブランド。実際にアメリカ軍にウェアを納入していた本格派ブランドです。
今季は、キルティング仕様のPコート(ピーコート)も出ました。Pコート型のキルティングジャケットは、実は結構着こなしやすいと思います。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ゴールデン・フリース(The Golden Fleece、金羊毛)でおなじみのブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)は、1818年創業の究極(?)のアメトラブランド。
ブルックス・ブラザーズはコンサバなアウターも得意としていまして、キルティングジャケットも作っていますよ。
無印良品(Muji)
庶民の味方(?)の無印良品(Muji)は、やはりお手ごろ価格が魅力です。
無印良品も、毎年なんらかのキルティングジャケットを作ってくれています。安く上げたいなら、ここは見逃せません。
他の記事も…
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なお、もし今日の記事の商品等がうまく表示されないようでしたら、「快適にご覧いただくために…」の記事の内容を確認してみてくださいね。ノートン先生が何かしているかも…。
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追記
- (2007年12月17日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年1月2日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年12月12日)2009年度秋冬最初の更新。
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