今日は、バルマカーンコート(バルマカンコート、ステンカラーコート、バルカラーコート)を取り上げます。《最終更新日: 2009年10月31日》
バルマカーンコート(バルマカンコート、ステンカラーコート、バルカラーコート)とは
「ステンカラー」が和製英語であることは、ご存じの方も多いかと思います。正しくは「バルマカーン」とか「バルカラー」だそうですが、英米のアパレル関連サイトを見てもあまりこの表記を使ってはいないような…。あまり現代的な(お洒落な)表現ではないのかな? じゃあどんな表記をしているのかというと、結構バラバラなんですねぇ。
ちなみに「バルマカーン」とはスコットランドの地名でして、そこでこんな形のコートがよく着られていたことから、バルマカーンという名前がついたのでしょうかね。
生地はコットン(綿)、特にバーバリー(Burberry)でおなじみの綾織りで目の詰んだコットンギャバジンのものが最も有名ですが、ウールやナイロン、ポリエステルのものも多いです。
着こなしと映画
トレンチコートを着た俳優と言えば、『刑事コロンボ』のピーター・フォーク? 『ぼくの伯父さん』のジャック・タチも印象的。
ロック好きなら、元The Jam(ザ・ジャム)、The Style Council(ザ・スタイル・カウンシル)のPaul Weller(ポール・ウェラー)を思い出すのでは?
最後に、着こなしをいくつかご紹介。参考にしてください。
- The Sartorialist: On the Street...Union Square, Manhattan
- The Sartorialist: On the Street......Tweed Coat, NYC
Urban Research Doors(アーバンリサーチ・ドアーズ、URD)
アーバンリサーチ・ドアーズ(Urban Research Doors、URD)は、アーバン・リサーチ(UR)の中でもアウトドア寄り、アメカジ寄りのブランド。特に、若い人には着やすい服がそろっていると思います。
こちらは、ワックス加工が施されたコットンとポリエステルの混紡地のバルマカーンコート。そんなにベタベタはしないはず。着脱可能なキルティングライナー付きです。雰囲気的に、カジュアルでバリバリ着倒したい逸品でしょう。ラグランスリーブ(ラグラン袖)は私好み。



一方こちらは、厚手で防寒性の高いメルトンウールのバルマカーンコート。抜き打ちボタン仕様で着丈が短め、やはりカジュアル向きだと思います。無地のものとブラックウォッチ柄のものがあります。
Fox Umbrellas(フォックス・アンブレラズ)
フォックス・アンブレラズ(Fox Umbrellas)は、1868年創業のイギリスの名門傘ブランド。
そのフォックス・アンブレラズから、傘ではなく服が出ました。こちらは、かなり薄手のナイロン地のバルマカーンコートとフード付きコート。ゆったりめのシルエットです。
小さく折りたためるので(パッカブル)、レインコートとしても非常に優秀でしょう。イギリス製。





その他、お得意の傘もありますよ。
m's braque(エムズブラック)
エムズブラック(m's braque)は、フランス在住のデザイナー松下貴宏氏が手がける2007年登場の注目の新ブランド。
こちらは、ベルトと肩章(エポレット)が付いたトレンチコート風のバルマカーンコート。私好みのラグランスリーブ(ラグラン袖)仕様で、クラシックな香りが漂います。
生地は、フランス海軍のデッドストックという味のあるポリエステルとコットンの混紡地のツイル。裏地はないので、寒いときは中に着込みましょう。カジュアルにもビジネスにも。
Herno(ヘルノ)
ヘルノ(Herno)は、1948年創業のイタリアのアウターブランド。作りの確かな老舗ながら、ニール・バレット(Neil Barrett)とコラボするなど今っぽい感覚も持ち合わせています。
最初のものは、かなり薄手のポリエステル地のコート。小さく折りたたんで付属のポーチに入れて持ち運ぶことも可能で、高級感のあるレインコートとしても重宝しそう。
次は、ポリエステルとコットン混紡のオックスフォード地を使用した一枚仕立てのコート。軽い作りで、春秋から初冬向きくらいかな。打ち抜きボタン仕様で、カジュアルにも合わせやすいデザインです。




こちらもポリエステルとコットンのオックスフォード地を使用したコートですが、裏地が付いていてボタンの見えない比翼(フライフロント)仕様なので、よりドレッシーな仕上がりです。
一方こちらは、ウールとコットン混紡のヘリンボーン地のコート。渋い生地ですが細身で着丈も短めなので、軽やかに着られます。秋冬用。
Tabloid News(タブロイド・ニュース、タブロイドニュース)
タブロイド・ニュース(タブロイドニュース、Tabloid News)は、デニムを中心に着やすいカジュアルウェアを提案している国内ブランド。
こちらは、シワになりにくい形状記憶機能付きのポリエステル一枚仕立てのコート。着丈が短めで、ドライビングコート風です。ブラックウォッチ柄も良いですね。
Peuterey(ピューテリー)
ピューテリー(Peuterey)は、2000年に誕生したイタリアのカジュアルウェアブランド。ダウンウェアで知られるジェオスピリット(Geospirit)の一ブランドです。
丈がちょい長めの中綿入りコートであるSigfrid(ジークフリード、ジークフリート)は、ミリタリー寄りのデザインですがバルマカーンっぽく使えると思います。すこぶる現代的で都会的なコートと言えます。
Aigle(エーグル)
エーグル(Aigle)は、1853年創業のフランスのアウトドアウェアブランド。アメリカのアウトドアウェアとはひと味違う、フランスらしい上品さが魅力。
定番のライディングコートはちょっと変わったデザインと思われるかもしれませんが、意外にバルマカーンコートっぽく着られるコートです。
Mackintosh(マッキントッシュ)のFenwick(フェンウィック)、Dunkeld(ダンケルド)
ゴム引きコートでおなじみのマッキントッシュ(Mackintosh)は、1823年創業のイギリス(スコットランド)のレインウェアブランド。
現在、最も格好良いコートを作ってくれているブランドのひとつと言っていいでしょう。Fenwick(フェンウィック)やDunkeld(ダンケルド)をはじめ、バルマカーンコートの種類もすこぶる多いです。
Traditional Weatherwear(トラディショナル・ウェザーウェア)のSelby(セルビー)、Derby(ダービー)
マッキントッシュ(Mackintosh)の弟ブランドと言っていいのが、2006年に誕生したトラディショナル・ウェザーウェア(Traditional Weatherwear)。お兄さんと比べると、ちょいカジュアル寄りで現代風かな。ちなみに「トラディショナル」は、元々はマッキントッシュの旧社名。
ナイロン地のバルマカーンコートであるSelby(セルビー)やDerby(ダービー)は、使い勝手に優れたコートで大人気です。コットン地やウール地のものもありますよ。
Lavenham(ラベンハム、ラヴェンハム)のThurston(サーストン)
キルティングジャケットの代名詞とも言えるラベンハム(ラヴェンハム、Lavenham)は、1969年創業のイギリスの乗馬用具メーカー。
丈の長いThurston(サーストン)は、大きなボタンがかわいいバルマカーン型キルティングコートです。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ゴールデン・フリース(The Golden Fleece、金羊毛)でおなじみのブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)は、1818年創業の究極(?)のアメトラブランド。
ブルックス・ブラザーズはコートも得意としていまして、コンサバなバルマカーンコートがいろいろあります。
Lands' End(ランズエンド)
アメリカのアパレル通販の雄ランズエンド(Lands' End)は、このブログの常連です。
「大人のビジネスマンにも似合うお手ごろ価格のコートはないかなー」という御仁には、ランズエンドのナイロンやポリエステル地のコートがオススメ。ヘタなコットンよりも、こんな化繊地のほうが勝負を避けられて(?)いいですよ、マジで。
もちろん、カジュアルにも合わせられます。
Sierra Designs(シェラデザイン、シエラ・デザインズ)のTacoma Coat 8100(タコマ・コート)
マウンテンパーカーでおなじみシェラデザイン(シェラ・デザインズ、シエラデザイン、シエラ・デザインズ、Sierra Designs)は、1965年創業のアメリカのアウトドアウェアブランド。
お得意の60/40クロスを使用したタコマ・コート(Tacoma Coat 8100)は、アウトドアファンならずとも見逃せない逸品。
Eddie Bauer(エディー・バウアー)
アメリカで最も古いダウンウェアブランドであるエディー・バウアー(Eddie Bauer)は、1936年からダウンジャケットを作り続けています。
DiAPLEX(ディアプレックス)やWeatherEdge(ウェザーエッジ)等のハイテク素材の各種アウターにも定評がありまして、バルマカーン的なコートもいろいろあります。
無印良品(Muji)
庶民の味方(?)、無印良品(Muji)。お手ごろ価格が魅力です。
無印良品は、毎年何らかのバルマカーンコートを作ってくれていますよ。
トレンチコート
キレイめコートのもうひとつの代表格トレンチコートは、バルマカーンより主張の強いコートと言えます。
別記事にまとめていますので、じっくり検討してみてください。背が高い人には、特にオススメ。
他の記事も…
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追記
- (2005年11月25日)商品を追加、入れ替え。
- (2005年12月26日)商品を追加。
- (2006年3月7日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年3月20日)商品を追加。
- (2006年3月23日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年4月5日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年10月19日)2006年度秋冬最初の更新。トレンチコートは別記事に。
- (2006年11月7日)商品を追加。
- (2006年11月28日)商品を追加。
- (2006年12月9日)商品を追加。
- (2007年3月7日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年12月30日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2008年2月21日)2008年春夏最初の更新。
- (2008年10月5日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年1月22日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年12月30日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2009年3月20日)2009年春夏最初の更新。
- (2009年5月7日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年10月31日)2009年度秋冬最初の更新。
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フクスミさんもついに完売ですか。去年か一昨年くらいにはトゥモローランドが扱っていたのですが、今年はやってないような気がする…。
現在はMackintoshと同じグループの傘下のようなので、何か皺寄せでも喰らっているのかしら(勝手な想像です)。
格好いいラグランのバルマカーンは、現在非常に選択肢が少ないですね。来年あたり、もう少し復活して欲しいなぁ。
今年から社会人になったのでスーツ通勤なのですが、
コートが欲しいなーと探しまくっていますがなかなかいいのがありません。
サイズの問題が一番大きいのですが。。(相変わらず肩幅48、胸囲105cm)
トラディショナルウェザーウェアーのセルビーを狙って探してみたのですが42がどこにも無く(泣)
ナイロンかポリエステルで、大きすぎず細すぎずいいのありませんでしょうか?
何かご存知でしたらご教授ください。
過去のコメントを拝見すると、身長は181cmおありになるとのこと。この身長・胸囲ですと、「本場」の本格的なコートがお似合いになると思います。日本人向けの軟弱な細身のコートを着るのはもったいない(?)感じ。
私と正反対の体型をなさっているので、残念ながらサイズのカンがまったく働きません(汗)。とりあえず、ランズエンドなんかいかがでしょうか? 返品がやりやすいお店ですし。
http://blackwatch.seesaa.net/article/7001344.html
新社会人のビジネス向けコートなら、このくらいコンサバなコートで十分だと思います。
大きいサイズの服なら、海外に行けばいくらでもあるのでしょうね(もしくは直輸入するか)。チビっ子の私なんて、海外に行ってもぜんぜん合う服がありません(泣)。
なるほど、目先にあるものを探すのでなかなか無いわけですね。
自分がなかなかイマドキの体型ではないために(汗)
ランズエンドは前々から一度は使ってみたかったのでこの機会に挑戦してみます!
ありがとうございました。
学生さんにはあまりランズエンドの服はピンと来ないと思いますけど、社会人になって歳を重ねるにつれてだんだんピンと来るようになる人が少なくないんじゃないかと。
あとは、サイズが合えばよいのですが。いくら良い服でも、サイズが合わないといかんともしがたいですから。
心配のサイズもLでちょうどよく(汗)
期間限定2000円引きだったのもあったのですが、
これはコストパフォーマンスなかなかのものですね。
月曜から寒くなりそうなので早速活躍しそうです。
いつもご助言いただきありがとうございます。
サイズがちょうど良かったとのこと。良かった良かった。デザイン的にも素材的にも(値段的にも)使いやすいと思いますよ。
個人的には、サラリーマンはあまり流行色の濃いデザインのコートはやめたほうがよいと考えています。仕事ができそうに見えないので。
色々と勉強なさっている様子がよくわかります。
間違っているなぁという記事も多々見受けられますが、
素人さんにしては上出来です。
でも少々アフェリエイト臭が強いですね。
まぁ嫌なら見に来なければ良いだけのことですが。
それでもこんなペースで更新されると言うのは、なかなかに出来ないことです。
これからもがんばってください。
まあ、私自身も当ブログの過去記事を見て「間違っているなぁ」と思うことがありますから、プロ級の人が見たらなおさらなんでしょう。
「素人さんにしては上出来」なら、喜んでいいのかしらん。せっかくですから当ブログ経由で何か商品を買っていただけると、幸甚の至りであります(笑)。
ただ「素人さんにしては上出来」というのは、素直に褒め言葉と捉えていいのではないでしょうか。
まだまだ物には拘りを持っていたいものです。
アフィリで服を買うようになるまで落ちたくはありませんねぇ(笑)。
それでもこんなペースで更新されると言うのは、なかなかに出来ないことです。
これからも精進して下さい(笑)。
貴重なご意見ありがとうございました。以後精進いたします。