レースアップブーツ(編み上げブーツ)、サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ、サイドエラスティックブーツ)、ジョッパーブーツ(ジョドパーブーツ)、ワークブーツ、エンジニアブーツ、ペコスブーツ、等々…。
チャッカブーツは以前取り上げましたので、それ以外ということで。
レースアップブーツ、サイドゴアブーツ、ジョッパーブーツ、…
ブーツについては、雑誌Last(ラスト)Vol.12にいろいろまとめられていて分かりやすかったですよ。また、アメカジブーツについては、以下の記事もありました。
いちおう、以下に私なりのブーツについての思うところ(?)を述べてみます。
- レースアップブーツ(編み上げブーツ)
-
広義の編み上げブーツは多種多様でして、ゴツいものからドレス寄りのものまでいろいろあります。ゴツくないものなら、比較的いろいろなスタイルに合わせやすいと思います。フォーマル寄りの内羽根式のものもあります。
- サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)
-
靴紐ではなくゴムで調節するブーツで、着脱が容易。アメトラ(アメリカン・トラッド)ではあまり使いませんが、ブリトラ(ブリティッシュ・トラッド)やフレンチ・カジュアル等ではよく使われます。
- ジョッパーブーツ(ジョドパーブーツ)
-
足首のストラップで固定するブーツで、乗馬の印象が強いですね。やはりアメトラではあまり使われず、ブリティッシュ等のヨーロピアンカジュアル向きのブーツです。上品に履きこなしたい。
- エンジニアブーツ
-
ワークブーツ(労働者用ブーツ)の一種で、工場労働者向けのブーツ。靴紐が機械に巻き込まれないよう、靴紐ではなくバックルとストラップで調節します。着こなしとしては、ライダースジャケットのようなバイカースタイルに合わせることが多いですね。
- ペコスブーツ
-
農作業用のワークブーツで、靴紐がなく長靴みたいなブーツです。レッドウイング(Red Wing)が開発したブーツとのこと。まあ、アメカジ専用のブーツですな。
- ラインマンブーツ(モンキーブーツ)
-
電線敷設工事用のワークブーツで、フィット感を高めるために爪先まで靴紐の鳩目があります。結果、スニーカーみたいな見た目になったのが親しみやすいのか、アメカジスタイルにおいても人気のブーツです。
Lord Charles(ロード・チャールズ)、George Cox(ジョージ・コックス)、Adam's Boots(アダムス・ブーツ)
ロード・チャールズ(Lord Charles)は、お手頃価格のイギリスの靴ブランド。お手頃といっても、キチンとした靴を作ってくれていますよ。
ここのブーツは、サイドゴアブーツとジョッパーブーツというブリティッシュな品揃え。革底(レザーソール)の英国靴がこの値段なのは、嬉しいですね。
ジョージ・コックス(George Cox)は、1906年創業のイギリスの靴ブランド。「ロック」な靴で有名なのですが、キレイめの靴も作っているんです。
ここのオススメは、エアシールクッションソールというゴム底(ラバーソール)を使用したちょっとゴツいレースアップブーツ。ガンガン歩く方、雨の日も気にせず履きたい方には特にオススメです。
アダムス・ブーツ(アダムズ・ブーツ、Adam's Boots)は、オランダ人が創業し、生産はメキシコで行っているという興味深いブランド。
ウエスタンブーツを得意としていますが、こんな真っ当なサイドゴアブーツやジョッパーブーツを作っているのですね。革底ですが、全体にロード・チャールズのものよりカジュアルな雰囲気。
上記の靴はいずれも、堅牢で靴底の張替えも可能なグッドイヤーウェルト製法です。
Toys McCoy(トイズ・マッコイ、トイズマッコイ)
ザ・リアル・マッコイズ(ザ・リアル・マッコイ、The Real McCoy's)と言えばミリタリーウェアやワークウェアを得意とする国内ブランドですが、そこから独立したブランドがトイズ・マッコイ(トイズマッコイ、Toys McCoy)。よりこだわり派のブランドと言えるかな。
こちらは、映画『大脱走』の中でスティーブ・マックィーンが履いていたブーツを再現したという通称「U.S.ArmyサービスシューズType III」。
こ、これは、圧倒的に格好いいではないですか…。古風な靴底とスエード(スウェード)の味のある色合いが、魅力的。木型の形も独特で、履きやすそうです。
Manzana(マンサーナ、マンザナ)
Manzana(マンサーナ、マンザナ)は、メキシコはメキシコシティーの靴ブランド。"manzana" とはスペイン語で「リンゴ」の意味で、メキシコのリンゴ果樹園で働いていた人がここのブーツを履いていたんだそうな。
こちらは、スエードのペコスブーツ。柔らかな履き心地のコルクの靴底を採用しています。グッドイヤーウェルト製法のしっかりした作りでこの値段なのは、嬉しいね。
ちなみに、日本の革靴の関税はとても高いのですが、メキシコからの輸入分については税率が低いみたい。つまり、メキシコ製の靴はお得ってこと。



Santo Domingo(サント・ドミンゴ、サントドミンゴ)
サント・ドミンゴ(サントドミンゴ、Santo Domingo)はアメリカの靴ブランドですが、工場はメキシコにあります。アメカジによく合う雰囲気のある靴やブーツを得意としています。
こちらは、オイルレザー(オイルドレザー)及びスエードのレースアップブーツ。ラバーソールを含めちょいハード寄りですが、全体的には落ち着いた雰囲気なのでドレス寄りのスタイルにも合わせることができそうです。グッドイヤーウェルト製法。






TOMODAのパーソナルオーダー(宮城興業)
どうしても既成靴では足が合わない方や、気に入った色のものがない方は、靴屋TOMODAのパーソナルオーダーシステム、誂え靴「友郎(Tomorow)」はいかがでしょう。製法はもちろんグッドイヤーウェルト。デザインも非常に正統派で、長く愛用できること間違いなし!
甲革(アッパー)の色や素材、や靴底(ソール)の形式を選ぶことができるのはもちろんのこと、サイズもlength(足長)だけでなくwidth(足囲、ワイズ)も何とD、E、EE、EEE、EEEE、Fの6種類から選択できます。注文するときには、サンプルシューズ(ゲージ靴)が送付されて試し履きが出来るので、通販でも安心です。
ここのブーツは、ES-26(「田」)、ES-27(「陽」)、ES-28(「節」)、ES-21(「隆」)、ES-34(「隼」)、ES-35(「剛」)、ES-36(「将」)の7種類。サイドゴアブーツ、ジョッパーブーツ、ウイングチップブーツ(ブローグブーツ)、チャッカブーツ等です。
チゼルトウのものもありますが、このブログとしてはラウンドトウのものをオススメしたい。値段については、パーソナルオーダー(パターンオーダー)にしてはたいへん良心的だと思います。
なお、ここのオーダーシューズは、宮城興業の工場で作られています。靴好きには、結構有名なところです。
Tricker's(トリッカーズ)のカントリーブーツ
英国王室御用達(ロイヤルワラント)ブランドでもあるトリッカーズ(Tricker's)は、1829年創業のイギリスの靴ブランド。
MaltonやStowといったカントリーブーツは、トリッカーズの代表作と言っていいでしょう。
Church's(チャーチ)のMerthyr(マーサー)
英国、いや世界を代表する既製靴ブランドと言ってもいいチャーチ(Church's)は、1873年創業のイギリスの老舗靴ブランド。
Merthyr(マーサー)は、木型108番を使用した上品なシルエットのジョッパーブーツ。チャーチの現代的なモデルのひとつです。
Crockett & Jones(Crockett and Jones、クロケット&ジョーンズ、クロケット・アンド・ジョーンズ)のConiston(コニストン)
実用靴の最高峰ブランドともいえるクロケット&ジョーンズ(クロケット・アンド・ジョーンズ、Crockett & Jones、Crockett and Jones)は、1879年創業のイギリスの靴ブランド。
Coniston(コニストン)は、レースアップブーツの中でも最高峰の逸品のひとつかも。
Alfred Sargent(アルフレッド・サージェント)
英国靴入門にピッタリなブランドであるアルフレッド・サージェント(Alfred Sargent)は、1899年創業のイギリスの靴ブランド。
ブーツもいろいろそろっていまして、レースアップブーツやサイドゴアブーツ等があります。
Paraboot(パラブーツ)
質実剛健ながら上品な顔立ちの靴で定評あるパラブーツ(Paraboot)は、1919年創業のフランスの靴ブランド。
Beaulieu(ボーリュー)やArgentiere(アルジャンティエール)は、自社生産のゴム底であるラテックスソールを頑強な製法であるノルウィージャン(ノルヴェジアン)製法で仕上げたこのブランドらしい逸品。
Palladium(パラディウム)
フランス軍にも納入していたことがあるというパラディウム(Palladium)は、1947年創業のフランスの靴ブランド。
ここの代表作のPampa High(パンパ・ハイ)は、「スニーカー以上ブーツ未満」といった雰囲気の使い勝手のいい靴ですよ。
Clarks(クラークス)
今のカジュアルシューズを代表するブランドと言っていいクラークス(Clarks)は、1825年創業のイギリスの靴ブランド。
ワラビー・ブーツ(Wallabee Boot)やデザート・ブーツ(Desert Boot)等、ブーツも名作ぞろいです。
Danner(ダナー)
トレッキングブーツの代表格であるダナー(Danner)は、1932年創業のアメリカの靴ブランド。
お得意のマウンテンブーツ以外に、ダナーは格好良いワークブーツも作っています。もちろん間違いのないデキです。
White's Boots(Whites、ホワイツ・ブーツ)
ワークブーツの最高峰ブランドと言えるホワイツ・ブーツ(White's Boots、Whites)は、南北戦争(1861年-1865年)以前に創業したというアメリカの老舗ワークシューズブランド。
やはりハードな雰囲気の靴が多いですが、Semi-Dress(セミドレス)やSmoke Jumper(スモーク・ジャンパー)なら街履きにも対応します。
Red Wing(Redwing、レッドウィング、レッドウイング)
ワークブーツを代表するブランドであるレッドウィング(レッドウイング、Red Wing、Redwing)は、1905年創業のアメリカの靴ブランド。
アイリッシュセッターを始め、エンジニアブーツやペコスブーツ等のブーツの名作が揃い踏みです。
Russell Moccasin(ラッセルモカシン、ラッセル・モカシン)
キャンプモカシン(キャンプモック)の代表的ブランドであるラッセルモカシン(ラッセル・モカシン、Russell Moccasin)は、1898年創業のアメリカのアウトドアシューズブランド。
Safari PH(サファリPH)やHiker(ハイカー)等、ブーツも豊富にそろっています。
Ethos Club(エトスクラブ)
知る人ぞ知る(?)"Made in Edo" のエトスクラブ(Ethos Club)は、日本の名靴ブランド。高い技術を駆使しながらも、比較的お手頃価格の靴を作ってくれています。
こちらは、モンキーブーツやエンジニアブーツ。細身のシルエットで、街履きに適したブーツと言えるでしょう。
マウンテンブーツ、トレッキングブーツ、ハイキングブーツ、クライミングブーツ、登山靴、…
アウトドアスタイルに合わせるなら、やはりマウンテンブーツ、トレッキングブーツ、ハイキングブーツ、クライミングブーツといった登山靴が最高です。
本格的なものにするか、街履き向きのソフトなものにするか…。
他の記事も…
「タグ / 靴: ブーツ」をご覧になると、当ブログのブーツに関する全記事を網羅できます。また、チャッカブーツ(チャッカーブーツ)を集めた記事もお見逃しなく。
なお、もし今日の記事の商品等がうまく表示されないようでしたら、「快適にご覧いただくために…」の記事の内容を確認してみてくださいね。ノートン先生が何かしているかも…。
関連記事
ストレートチップの靴を集めてみました
プレーントウを集めてみました
ウイングチップ、フルブローグを集めてみました
モンクストラップを集めてみました
Uチップ、Vチップの靴を集めてみました
ローファーを集めてみました
チャッカブーツを集めてみました
マウンテンブーツ、トレッキングブーツを集めてみました
ホワイトバックス、ダーティーバックスを集めてみました
サドルシューズ、コンビシューズを集めてみました
デッキシューズを集めてみました
キャンプモカシンを集めてみました
スニーカーを集めてみました
サンダルを集めてみました
エスパドリーユを集めてみました
Church's(チャーチ)の靴
Cheaney(チーニー)の靴
Tricker's(トリッカーズ)のカントリーブーツ、ウイングチップシューズ
Grenson(グレンソン)の靴
Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)の靴、ブーツ
Alfred Sargent(アルフレッド・サージェント)の靴、ブーツ
Paraboot(パラブーツ)のUチップシューズ、ブーツ、デッキシューズ
Ethos Club(エトスクラブ)の靴、ブーツ
Regal(リーガル)の定番靴
Clarks(クラークス)の靴
Danner(ダナー)の靴、トレッキングブーツ
Merrell(メレル)のブーツ、スニーカー、サンダル
Yuketen(ユケテン)のモカシン靴
Russell Moccasin(ラッセル・モカシン)のキャンプモカシン、ブーツ
Quoddy Trail Moccasin(クオッディ・トレイル)のキャンプモカシン
Timberland(ティンバーランド)のイエローブーツ、デッキシューズ
Palladium(パラディウム)のスニーカー、ブーツ
革靴のお手入れの方法
足幅の細い靴を入手するには?
追記
- (2006年1月21日)商品を追加。
- (2006年2月11日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年8月3日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年1月26日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年11月29日)商品を追加、入れ替え。
人気Blogランキングなるものに参加することにしました。ご協力よろしくお願い致します…。
←この記事が面白かった方は、ランキングのバナーをクリック!












またまたお邪魔しました。相変わらずたくさんの商品を紹介されていて脱帽です。
私もパラブーツについて記事を書いていますので、TBさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
パラブーツのノルウィージャン製法の靴は、靴好きなら気になる靴なんですよね。特に高級感溢れる靴というわけではないのですが、作りが頑丈なくせに雰囲気が上品なところがいいです。履き倒したくなる靴です。
あ、そうそう、トラックバックされるときは、特にこちらにコメントされなくても結構ですよ。トラックバックだけでもぜんぜん無作法とは思いませんし。
ブーツですね。
サイドゴアがほしいです。と言い続けて何年目だろ??
ビジネスとカジュアルに使えるのがいいですね。
ところで、革靴でも、ローファーは、本来カジュアルなわけですが、その他のプレーン、ウイングチップは、どうでしょうか?
ちなみに、今日、ホワイトの501の足元に茶のUチップをあわせてみたらよかったです。上は、タートルに黒の(別珍?)ジャケットでした。
サイドゴアは、脱ぎ履きが楽なのが大きな特徴かな、と。ある意味、日本人向きといえるかもしれません。スリッポンのブーツ版?
プレーントウは、よくも悪くも特徴のない靴だと思います。プレーントウの形はミリタリーシューズやワークシューズに採用されることが多い一方、(華奢なデザインなら)フォーマルにも合わせられます。John Lobbの定番フォーマルシューズは、内羽根式のプレーントウだったはず。
ウイングチップは、どちらかというとカントリー寄りの靴ですね。ツイードとかフランネルみたいな素材感のある服とは特に相性がいいです。濃い色の靴なら普通のビジネススーツに問題なく合わせられますが、冠婚葬祭には全く不向きでしょう。
そういえば今月のメンクラで、綿谷画伯がトニー・ラマのウェスタンブーツについて言及されてましたね。
イマドキの細身なカーゴパンツ(セレブカーゴと言うそうな)に合わせてチャッカブーツっぽく履くというのは、結構カッコイイかも。
メンクラ、私も読みました。
セレブカーゴ(笑)にウエスタンブーツ、悪くないんじゃないでしょうか。
ちなみに昔の渋カジブームのときは、紺ブレにユーズドジーンズにウエスタンブーツ、なんて着こなしが流行ってましたよ。
ウエスタンブーツって、なにげに作りが立体的で凝っているんですよね。ウエスタンブーツを作るメーカーなら、普通の靴を作るのは簡単なんじゃないかと想像します。