
ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)を別記事で大きく取り上げていますが、今日は気になる情報をご紹介。
ブルックス・ブラザーズは、1818年創業のアメリカの老舗ブランド。名実ともにアメトラ(アメリカン・トラッド)を代表するブランドといえます。
ブルックス・ブラザーズのファンシャツ(Fun Shirt)とは、いわゆるクレイジー柄(クレージーパターン)のシャツのこと。奇抜な柄に思えますが、実はそこそこ歴史のあるシャツなのです。
1970年代、当時の副社長で創業者ヘンリー・サンズ・ブルックスの5代目の子孫にあたるアッシュ・ウォールは、その日、視察で訪れたシャツ工場で運命的な出会いを果たします。
工場の新入社員がポロカラーシャツの縫製を練習するために作っていた、10種類以上の色が異なるストライプ地で作られたシャツを見つけた彼は、「These are some fun shirts(これは “楽しい” シャツだ)」と言ったそうです。
彼のその一言が、ブルックス ブラザーズのアイコンとして多くの人に愛され続けるファンシャツの名前の由来になりました。
そのファンシャツを、オンライン(ウェブ)から注文できるようになりました。創立200周年記念の一環です。特徴はこんな感じ。
- 胸ポケット付きのボタンダウンシャツ
- 15種類の生地(オックスフォード地)から、最大5種類の生地を同時に使用可能
- フィットは、細身のミラノ(Milano)、中庸のリージェント(Regent)、クラシックなマディソン(Madison)の3種類
- サイズは、XSからXXLまでの6種類(つまりはスポーツシャツの仕様ですね)
- イニシャルとゴールデンフリース(あの羊です)の刺繍を追加可能
- 商品の発送は、6~8週間後
- 女性用、子ども用(実は大人も着られそう)もあり
アメリカ製なのもうれしいですね。ノースキャロライナ州ガーランドの工場でつくられているとのこと。
実はアメリカでは、オンラインからふつうのドレスシャツもカスタマイズできるのですよ。ジャパンのほうでも頑張ってほしいなぁ。そうそう、ファンシャツの内外価格差はありません。そこは偉いですね。
ちなみに私は、あるお店でクレイジー柄のシャツのビスポークをしようとしたことがあるのですが、3種類の生地を使うとしたら生地代が3倍になってしまうのでやめました……。1種類の生地につき中途半端な量の生地を使うことになるのです。
なお、ボタンダウンシャツを集めた記事がありますので、そちらも併せてご覧ください。
それでは。
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