2009年春夏ニューヨークのメンズコレクションの雑感

先日までニューヨーク2009年春夏メンズコレクションが行われていましたので、今日はその雑感を。

Band of Outsiders(バンド・オブ・アウトサイダーズ)

バンド・オブ・アウトサイダーズ(Band of Outsiders)のボタンダウンシャツ

細身のボタンダウンシャツが一世を風靡した(?)バンド・オブ・アウトサイダーズBand of Outsiders。今季は、力の抜けた明るい雰囲気のアメトラコレクションと言えます。

こちらは、パッチワークマドラスのコートとハット。マッチワークマドラスのアイテムは、他にもいろいろ登場していました。

Sperry Top-Sider(スペリー・トップサイダー)

靴は、たぶんぜんぶスペリー・トップサイダーSperry Top-Sider)なんでしょうね。特に、このタッセルモカシン風デッキシューズが印象に残りました。着こなしの色遣いも素敵。

Lacoste(ラコステ)

ラコステのポロシャツ: Lacoste Polo

クリストフ・ルメールChristophe LemaireがデザインするラコステLacoste。今季は、ツープリーツのパンツが登場。

また、ゴルフウェアにも力を入れていました。

Z Zegna(ジー・ゼニア)

Z Zegnaジー・ゼニア)は、エルメネジルド・ゼニアErmenegildo Zegnaのカジュアルブランドのひとつ。

今季のZ Zegnaは、裾幅のかなり細いパンツが印象に残りました。テロテロした生地感で、素材は何だろう(女性でお馴染みのレギンスも登場)。少しくすんだ色遣いも印象的。

Rag & Bone(ラグ&ボーン)

M-51ミリタリーパーカー、モッズコートを集めてみました: さらば青春の光

ラグ&ボーンRag & Boneの今季は、イギリスのストリートスタイル路線でした。

こちらは、スキンヘッズスキンズですな。サスペンダーとロールアップしたジーンズ、そしてブーツがお約束。

こちらは、モッズですな。細身で着丈の短いスーツに、モッズコートを羽織っています。

着こなしの参考になる本: ザ・ストリートスタイル

この手のストリートスタイルについて知りたい方は、ザ・ストリートスタイル』という本をオススメ。図解入りで詳しく解説されています。

ただ、上記のイギリスのストリートスタイルは基本的には「悪ガキ」のスタイルなので、コンサバとは言いがたい…。アメリカの「エリート」のスタイルであるアイビーやプレッピーとは、そこが大きく違うところです。これ、重要な差異ですよ。

Ralph Lauren(ラルフ・ローレン)

ポロ・ラルフ・ローレンのポロシャツ: Polo Ralph Lauren Polo

ラルフ・ローレンRalph Laurenのコレクションは、毎回今っぽいアメトラの着こなしの教科書みたい。

こちらは、ちょっと堅い雰囲気のストライプスーツを、チルデンセーターとキャンバススニーカーを合わせてドレスダウン。

ラルフ・ローレンお得意の、パッチワークマドラス地のジャケットとベスト。太めのカーゴパンツに合わせて。

バーバリアンのラグビーシャツ(ラガーシャツ): Barbarian Rugby Shirt

ラグビーシャツ風のシャツを、セーター的にドレスシャツとネクタイを合わせて着ています。流行のホワイトパンツは、今季も多く使われていました。

ブリティッシュ・プレッピーな感じの着こなし。まさにスキがありません。

ツープリーツのパンツが、今季のラルフには数多く登場しています。ケーブルセーターは、ラルフにはお馴染みのアイテム。

Thom Browne(トム・ブラウン)

各方面で話題(?)のトム・ブラウンThom Browne)については、こちら。

Moncler(モンクレール、モンクレー)のダウンジャケット、ダウンベスト

最近のトム・ブラウンは、ピッティ・ウォモPitti Uomo)に参加したりモンクレールモンクレーMonclerとコラボしたりと、着々とヨーロッパに進出しているようです。

あとがき

2プリーツ(ツープリーツ)のチノパンツ(チノパン)は新鮮、とな?: Lands' End Pleat Front No Iron Chino Pants

リアルクローズ寄りのニューヨークコレクションにも、ツープリーツパンツが多く登場していました。やはり、復活は間近なのでしょうか。

2009春夏のパリやミラノのコレクションについては、こちら。

Lyle & Scottの記事を更新しました

Lyle & Scott Button Down Shirt LSA-8W-ST03

本日の更新は、以下の記事でございます。

ゴルフウェアが得意なライル・アンド・スコットは、爽やかなイギリスのプレッピー風ブランド。ちょいワルな人は着ないでください(笑)。

それでは。

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この記事へのコメント

  • ヤマ

    ほんとエリート志向ですね(笑い)ところでヒッキーフリーマンの2NDラインもいい線いってましたよ。ただどうもなぜか最近広告畑出身のデザイナー目立つようなとくにNY。
    2008年09月22日 13:30
  • blackwatch

    ヤマさん、こんにちは。

    エリート志向と言うよりはコンサバ志向なんですよ、このブログは。基本的にはホワイトカラーのサラリーマンを読者に想定していますし。

    ヒッキー・フリーマンの2ndラインは、hickey(ヒッキー)ですよね。このブログでも、いくつか商品を紹介しています。
    2008年09月23日 00:04

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