![Oily Boy(OilyBoy、オイリーボーイ) Oily Boy(OilyBoy、オイリーボーイ)](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71-iYy7%2BiYL._SX80_.jpg)
今日は、話題の雑誌Oily Boy(OilyBoy、オイリーボーイ)を読んでみます。最初に本屋で見たときは、アブラ症の人向けのスキンケア雑誌かと思ってスルーしてました(汗)。
Oily Boy(OilyBoy、オイリーボーイ)
Oily Boyは、雑誌Popeye(ポパイ)が創刊された1976年ごろに青春時代を過ごした人向けの「オヤジ向けPopeye」という位置付けみたい。現在50歳前後くらいの人かな。
ちなみに「Oily Boy(オイリーボーイ)」とは、白洲次郎のイギリス留学時代の愛称だそうな。車好きでしょっちゅう車の整備をしていて、いつも油まみれだったとのこと。
![Oily Boy(OilyBoy、オイリーボーイ) Oily Boy(OilyBoy、オイリーボーイ)](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71-iYy7%2BiYL._SX480_.jpg)
Popeyeが創刊された1970年代後半と言えば、サーフィンやらヘビー・デューティー(Heavy Duty)やらが盛り上がっていたころ。このころの若者は、着こなしにアメリカ西海岸的な今で言うアメカジ(アメリカン・カジュアル)を本格的に取り入れだした世代のはず。一世代上のアイビー世代と比べると、より着こなしが自由になりました。
と言うわけでこのOily Boyは、アメトラ(アメリカン・トラッド)やアメカジ好きの人には堪らない雑誌に仕上がっていると思います。こんな感じ。
![IVY Illustrated - 絵本アイビーボーイ図鑑 IVY Illustrated - 絵本アイビーボーイ図鑑](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51MCEW8ZAWL._SX80_.jpg)
- とにかく、アメトラやアメカジの着こなしや商品がいっぱい紹介されている。
- Tubeの斎藤久夫氏とユナイテッドアローズ(United Arrows、UA)の重松理会長の対談等、著名服飾関係者も多数登場。
- 綱島理友氏、泉麻人氏、松山猛氏等、往年の名コラムニスト、名ライターの記事も多数。
- 『絵本アイビーボーイ図鑑』の著者である穂積和夫氏のイラストも登場。
私は1990年前後に青春を過ごしたいわゆる渋カジ世代ですが、Oily Boyを十分楽しめましたよ。トラッド好きの人なら、たぶん年齢に関係なく楽しめそう。ちなみに私が大学時代に一番お世話になった雑誌は、やはりPopeyeだったんです。
そうそう、なぜか伊藤政則氏と大貫憲章氏によるロック対談も。実は私はクラシックロック大好き少年だったんで、この辺の話はほとんど分かったりするんだな。政則氏は「花巻のジェイムズ・パンコウ」だったそうな。政則氏のメガネは、昔から変わりませんねぇ(笑)。
…閑話休題、Men's EXはブルジョワ過ぎるし2ndは若過ぎる(自由業過ぎる)という方には(私だ)、このOily Boyはかなりしっくり来る雑誌なのでは。来年の春に第2号が出るそうなので、楽しみです。
それでは。
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この記事へのコメント
ヤマ
blackwatch
・チェックメイト…毎月買っていましたが、あまり参考になった記憶がないような…。
・メンズクラブ…読み出したのは、社会人になってからです。
・ホットドッグ…ファッション関連の記事は弱かった記憶があります。
・メンズノンノ…昔から私にはピンと来なかった。
こんな感じです。Oily Boyは、トラッド好きには嬉しい雑誌だと思いますよ。
しんいちろう
これはたしかに、アメカジ好きにはとても参考になる本ですね。
モデルになってるオヤジさんたちが、いいです。みなさん足が長いわけではないのですが、面構えがよくて、カッコいいです。着こなしも実践的で参考になります。
LEONや、Men's EXなど、モデルがみんな白人なのには、疑問を感じていましたから。
記事もただのカタログの羅列にはなっていなくて、読み応えがあります。
出版業界は不況で大変とのことですが、この雑誌にはがんばって貰いたいですね。
blackwatch
そう、なぜ日本の雑誌なのに、モデルが外国人の雑誌ばかりなんでしょうねぇ。私が雑誌編集長だったら、絶対にモデルは日本人にしますね。
(ちなみにOily Boyに出てくるモデルの人は、いちおうほとんど有名なモデルの人ばかりだと思います。ショップの店員さん以外。)
Oily Boyも今号が売れなければ春の第2号が出ないのでしょうが、頑張って欲しいですね。こういう雑誌、他にはないので。