アメリカ人がワークウェアを再発見、とな?

カバーオール、ワークジャケットを集めてみました

今日は、エンジニアード・ガーメンツエンジニアードガーメンツEngineered Garments鈴木大器氏によるこの記事。

アメリカンクラシック、ワークウェア。最近よく聞かれる言葉だ。

ファッション雑誌はもちろん、割と堅めのメディアの新聞、NYタイムスや、LAタイムス、NYオブザーバー、ウォールストリート・ジャーナル、ニューズウィークまで、皆アメリカンクラシック、ワークウェアをこぞって記事にしている。

カバーオール、ワークジャケットを集めてみました

アメカジアメリカン・カジュアル、それもラギッドワークウェアの人気が盛り上がっているようですね。

そんなつもりで始めたつもりは全くないのだけど、EGもタイミングがたまたまこの盛り上がりの流れに合ってしまった様で、去年あたりからは異常なくらいに取材が多い。

なぜ、アメリカンクラシックなのか、ワークウェアなのか。聞かれたって困る。こっちは昔から、これしかやってないのだから。

エンジニアード・ガーメンツ(EG)の人気も、世界的になってきました。冷静に考えると、これはすごいことですなぁ。

まるで15年くらい前の日本のインポートショップの様な品揃えの店がそこらじゅうに出来ている。アメリカ人には珍しい品揃えかも知れないが、僕らから見るともう、典型的な日本型アメカジショップ。

Gジャン(ジージャン)を集めてみました

このブログでもしばしば書いてきたことですが、日本ほどアメカジ、特にワークウェアを「お洒落着」と認識してお金を掛けてきた国は、他にないんじゃないでしょうか。

欧米では、ワークウェアはブルーカラーの人が着る「仕事着」「実用着」扱いなのが一般的な認識で、そういう服にお金を掛けている人は一部のマニアくらいだったのでは?

ちなみに、ジーンズやチノパンツ、Gジャンあたりは、ワークウェアを「卒業」して普通のコンサバな服に「昇格」したと考えていいと思います。

それが今、アメリカでは変わりつつあると。

日本が長らく築き上げてきた独特のアメリカンクラシックのセンス。これが20数年の時間をかけて、本場のアメリカに認知されつつある。

日本人は洋服についての知識がないのがかえって幸いして、偏見も先入観もなく洋服を見ることができるみたい。以前の栗野宏文さんの話にもつながります。

そんな日本のファッションに注目しているアメリカ人も、少なくないみたい。例えばワークウェアがお好きそうなこのブログには、しばしば日本のファッション雑誌が登場します。

但し、これは同時に非常に危なっかしい事でもある。それが何かは今は書かない。そうならないことを祈っているから。

Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ、エンジニアードガーメンツ)のテーラードジャケット

うーん、何でしょうねぇ。私が思い付くのは、一時的に盛り上がりすぎてワークウェアもエンジニアード・ガーメンツもすぐに飽きられてしまうかもしれないことでしょうか。ブームは、反動が怖いですから。もしくは、妙な方向に盛り上がっちゃうこととか。

ところで、サラリーマンオヤジがワークウェアを着こなすには、それなりの「風格」が必要かなと思います。なまっちろい顔をして上司にペコペコしてばかりのような人には、似合いそうにないんだよなぁ(汗)。

そう言った意味では、町田のアメカジショップのCountryカントリー)の店員さんみたいな人が理想かなと。背はあまり高くない方が多いみたいですが、皆さんガタイがいい。商品の服のモデルをされているので、楽天市場のサイトを見てみてください。

ウールセーターの記事を更新しました

ast Wool Angora Fairisle V-neck Sweater F108-152 Tabloid News 12-gauge Wool Argyle V-neck Sweater

本日の更新は、以下の記事でございます。

お洒落な人には、セーターの使い方が上手い人が多い印象があります。お気に入りを見つけてください。

羅生門
Amazon.co.jp
アソシエイト

ちなみにこちらは、「世界のミフネ(三船敏郎)」のVネックセーター姿です。

それでは。

人気Blogランキングなるものに参加することにしました。ご協力よろしくお願い致します…。

人気Blogランキング←この記事が面白かった方は、ランキングのバナーをクリック

この記事へのコメント

  • k-d-hide

    アメカジが本格的に復活してますね。
    ITやら金融工学やら、そんな「リアルじゃない」物が完全に破綻して、より多くの人が「ブルーワーカー」みたいな「リアル感な物造り」に目を向けつつあり、それがワークウェア等の「ラギッド」な物への関心へと向かっている・・・というような視点で見たら、いっぱしの論文が書けるかも(笑)。

    でも、ラギッドなアメカジはやっぱり人を選びますね。
    こう言っちゃなんですが、当のラギッドの提唱者であるF&EのO編集長も、あまりラギッドな服は似合わないような感じが・・・(汗)。
    ライトニングのM編集長は自由業っぽい感じが出てて似合ってるんですけど。

    それにしても、三船敏郎のVネックセーターの似合わないこと!!
    まるで「用心棒」の三十郎が洋服着てる感じというか、顔だけが妙に浮いているというか・・・。
    髪型とヒゲの問題でしょうか?
    2008年12月24日 21:58
  • blackwatch

    k-d-hideさん、こんにちは。

    ホワイトカラーがスーツを着なくなって来ていることや(ブルーカラーとの差が小さくなっている)、ファッションが全般的に年々カジュアル化していることも、ワークウェア人気の遠因ではないでしょうか。とは言っても、街中でサラリーマンをしているような人は、ワークウェアが「リアル」とも言えないような。

    三船敏郎は、コンサバな服もそれなりに似合う人だと思いますよ(現代劇の映画にもよく出演している)。ただこの写真の彼はヒゲがむさ苦しいので、ラギッドな着こなしのほうが似合いそう。役作りでヒゲを伸ばしていた可能性も。
    2008年12月25日 00:04

この記事へのトラックバック