2008年の最後に雑感を少々

IVY Illustrated - 絵本アイビーボーイ図鑑

早いもので、2008年も今日で最後です。やっと「2008年」と書くのに慣れてきたころなのに…(←それはいくら何でもひどい)。

今年最後ということで、男性コンサバファッションで気になるいくつかの事項について雑感を。

アメトラ(アメリカン・トラッド)

アメトラアメリカン・トラッドの劇的な復活は、近年の流行の大転換を象徴する出来事だったと思います。

ただ、大流行したとは言えないんだろうなぁ。そのぶん、陳腐化もしていない感じ。

ボタンダウンシャツを集めてみました

まあ、コテコテのアメトラが新鮮な時代はあまり続かないでしょうけど、ちょっと前のようなアメトラ暗黒時代に戻るのは10年は先だと思いますよ。

私は当面、I型ジャケットとボタンダウンシャツでいかに今っぽく着こなすかを楽しむつもり。とりあえずは、色遣いですね。

アメカジ(アメリカン・カジュアル)

ワークシャツ、ミリタリーシャツ、ネルシャツを集めてみました

一時期はオタク用の服と言われたアメカジアメリカン・カジュアルの復活も、近年の流行の転換を印象付ける出来事でした。

特に若い人にとっては、この復活は「お財布」的にも嬉しいことではないでしょうか。ちょっと前までロクに稼いでいない学生がディオールやらドルガバやら騒いでいたのに比べると、健全な状態に戻ったと言えるのかも。

マウンテンパーカー、アウトドアジャケットを集めてみました

アメカジの中でも特に今季人気だったのが、アウトドア。アメトラの復活を的中(?)させた当ブログですが、実は2005年時点でアウトドアファッションの復活も予想していたんですよ。

マウンテンブーツ、トレッキングブーツを集めてみました

もっとも、私自身はインドア派で、本当はこの手のファッションは苦手なのです。ただ、シェラデザインシエラ・デザインズSierra Designsのマウンパ2枚にダナーDannerのマウンテンブーツも持っているなら十分アウトドアしてるだろ、と言われそうですが(笑)。

問題は、サラリーマンオヤジがアメカジとどう付き合うか。ひ弱なしょぼくれオヤジがバリバリのアメカジをやっても、みすぼらしく見えるだけなんだよなぁ。

Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ、エンジニアードガーメンツ)のテーラードジャケット

見た目の「貫禄」を付けるか、エンジニアード・ガーメンツEngineered Garmentsのような大人向きのブランドを選ぶか、そんな感じで対処したいところ。

ブリトラ(ブリティッシュ・トラッド)

ブリトラ(ブリティッシュ・トラッド)はどうなのか?: ハーディ・エイミスのイギリスの紳士服

私はちょうど1年前の記事で、今後はブリトラブリティッシュ・トラッド)とフレンチ・トラッドにも注目と書きました。

ご存知のように、今年はブリトラが注目されましたね。正直言って、私の予想よりも早くブリトラが注目された感じ。と言うか、コンサバ趣味の人にとってブリトラは身近過ぎて、「何を今さら」って感じだったのかも。

キルティングジャケット、キルティングベストを集めてみました

アメトラ趣味の私でさえ、ここ数年の冬はキルティングジャケットにシェットランドやフェアアイルのセーターみたいな格好をよくやっていましたからねぇ。

そうそう、懸案だったハケットHackettが、ついに日本に再上陸してくれました。めでたい。すでに一部のお店で少し扱われているようですが、本格展開は来年みたい。

フレンチ・トラッド、フレンチ・カジュアル

ルミノア、オーチバルのバスクシャツ、ボーダーTシャツ: なまいきシャルロット

最近当ブログで一押し(でもないか)なのが、フレトラフレンチ・トラッド)やフレカジフレンチ・カジュアル)、それにフレンチ・アイビー

ブリトラとは逆に、フレンチ系はモード好きの人とっては「何を今さら」なのかも。コンサバスタイルの中でも、フレンチ系は一番モードと親和性の高いスタイルだと思います。良くも悪くも「お洒落っぽい」感じ。「黒」をよく使いますし。

ちなみに同じラテン系のイタリア人は、モード趣味の人以外は黒をあまり着ないみたい。

Pコート(ピーコート)を集めてみました

とりあえず、フレンチっぽい色遣いが気になりますね。紺白のマリンスタイルが人気を集めだしていますし、赤を加えたトリコロールも気になります。

あとは、やはり黒ですか。まずは黒靴に注目してみました。まあ、今の人にとって黒ファッションは当たり前なんでしょうけど。

1980年代(80年代)

1980年代80年代スタイルも、気になります。すぐにでも取り入れられる80年代アイテムは、ポップでちょい派手な色遣いのものかな。あとは、カラス族でお馴染みの黒。

ただ、2プリーツツープリーツ)のパンツが流行らないと、80年代とは言えないよなぁ。来年は少しずつ出てくるように思いますが、どこまで流行りますか。とりあえず、アメトラ(I型)以外のビジネススーツなら、これからはプリーツ入りのパンツを選ぶべきだとは思いますけど。

チノパンツ(チノパン)他、カジュアルなコットンパンツを集めてみました

プリーツの有無はともかく、これから人気が出そうなパンツは、テーパードパンツ(腿が太くて裾の狭いペグトップを含む)か、ワイドパンツ(裾まで太い)だと思います。フレアパンツはしばらくお休み。

さらに、80年代ならルーズフィットのトップスが流行らないとなぁ…。まあ昨今のスリム・タイトの流れもそろそろ峠を越えたとは思いますので、少しずつ出てくるでしょう。ただ、80年代のような極端なルーズフィットの大流行には至らないような気もします。

1990年代(90年代)

1990年代90年代が復活しているという声も、チラホラ耳にします。たぶん、特に1990年代前半のことでしょうね。年齢的に私は90年代ファッションど真ん中のはずなのですが、イマイチ客観的に見られないんだよなぁ。

2007年秋冬パリ、ミラノ、ニューヨークのメンズコレクションを見てみる (1): 20 Years Dolce & Gabbana

最近ハイファッション系の雑誌で、かなりザックリしたセーターを見かけます。あれを見たとき、私は1990年ごろのドルチェ&ガッバーナDolce & Gabbanaを思い出しちゃいました。私は当時、ドルガバの着こなしのマネをやったものです(本家にはぜんぜん及ばない着こなしでしたけど)。

1990年代のスーツ・ジャケットと言えば、3つボタン上2つ掛け。今は2つボタンが全盛ですが、個人的には3つボタン上2つ掛けがそろそろ新鮮に映ります。ブリティッシュスタイルとも相性が良いですし(モッズスーツやアイビースーツもこれですね)。

あと、ちょっと前に店舗で見て思ったのですが、最近の無印良品MujiMuji Laboは1990年代っぽいと思いました。ちょっと力の抜けた感じがそれっぽいなと。私は結構好きですよ、こういうの。

Muji Labo - 無印良品
↑ クリックで店舗へ

さいごに

取り留めのない内容になりましたが、いかがでしたでしょうか。世の中すっかり不景気になっちゃいましたが、気に入った服を着て少しでも明るく過ごしたいものです。

と言うわけで、↓↓↓年末もパーッと行きましょう(?)↓↓↓

フライングスタート(?)のセール!

例年ではセールは新年の元日開始のところが多いのですが、今年はフライングスタート(?)で12月31日開始のところもありますね。紅白歌合戦を観ている暇もない?

まず、Select Squareセレクトスクエア)さんのところのビームスBeamsが、12月31日の0時よりセール開始です。

Edifice(エディフィス)、Journal Standard(ジャーナル・スタンダード)のダウンジャケット、ダウンベスト: Edifice Hooded Down Jacket with Fur

また、エディフィスEdificeジャーナル・スタンダードJournal Standardを擁するスタイルクルーズStyle Cruise)さんは、12月31日の朝10時よりセール開始です。ここはかなりの本格セールになりそうですので、見逃せませんよ。

タグ / Edifice」をご覧になると、当ブログのエディフィスやジャーナル・スタンダードに関する全記事を網羅できます。

それでは皆さん、よいお年を!

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