先日までミラノの2009年秋冬メンズコレクションが行われていましたので、今日はその雑感を。
私はモードは専門外(?)ですので、プロの人みたいな客観的な記事は書けません…。あくまでトラッド派の私が気になったものを拾ってみただけですので、話半分でお読みください。
Jil Sander(ジル・サンダー)
ラフ・シモンズ(Raf Simons)がデザインするジル・サンダー(Jil Sander)。今季は、まずはウエストの絞り位置がすごく高い、女性的と言うか19世紀的と言うか、そんなコートで始まりました。
個人的に、地味派手(?)な柄が気になった今季のコレクション。特にジル・サンダーのものは地層(?)みたいな複雑が柄で、私の一番のお気に入りです。ぜひ近くで見てみたいなぁ。
- Jil Sander Fall 2009 Men's (8/37): Menswear Fashion Collections on men.style.com
- Jil Sander Fall 2009 Men's (22/37): Menswear Fashion Collections on men.style.com
Etro(エトロ)
キーン・エトロ率いるエトロ(Etro)も、地味派手な柄が素晴らしかったです。
- Etro Fall 2009 Men's (45/59): Menswear Fashion Collections on men.style.com
- Etro Fall 2009 Men's (53/59): Menswear Fashion Collections on men.style.com
なぜか女性も登場。これも柄が素晴らしく、目の保養になります。
- Etro Fall 2009 Men's (7/59): Menswear Fashion Collections on men.style.com
- Etro Fall 2009 Men's (15/59): Menswear Fashion Collections on men.style.com
地味派手(?)柄いろいろ
地味派手柄は、他のブランドからもいろいろ登場していました。こちらは、フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)のデザインするグッチ(Gucci)と、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)がデザインするD&G。
- Gucci Fall 2009 Men's (7/45): Menswear Fashion Collections on men.style.com
- D&G Fall 2009 Men's (41/60): Menswear Fashion Collections on men.style.com
地味派手とはちょっと違いますが、いつも色遣いのきれいなミッソーニ(Missoni)は、今回もきれいでした。
- Missoni Fall 2009 Men's (18/37): Menswear Fashion Collections on men.style.com
- Missoni Fall 2009 Men's (10/37): Menswear Fashion Collections on men.style.com
Moncler Gamme Bleu(モンクレール・ガム・ブルー)
トム・ブラウン(Thom Browne)とモンクレール(モンクレー、Moncler)のコラボが話題のモンクレール・ガム・ブルー(Moncler Gamme Bleu)、ついにお披露目です。
うん、トム・ブラウンそのままですな(笑)。真冬にトム・ブラウンを着るなら、これは暖かそう。
でも、これはいったい…(汗)。まあこれも、トム・ブラウンらしいと言えばトム・ブラウンらしい。
その他
新生ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)は、上半身にボリュームを持たせた着こなしが印象に残りました。こういうの、1990年代的なんだっけ。
- Gianfranco Ferre Fall 2009 Men's (5/38): Menswear Fashion Collections on men.style.com
- Gianfranco Ferre Fall 2009 Men's (17/38): Menswear Fashion Collections on men.style.com
ニール・バレット(Neil Barrett)は、昨季に引き続きアシンメトリーな切り替えを多用しています。
プラダ(Prada)のこのダブルのスーツは、気軽に着られそうでいいですね。その他「鋲(スタッズ)」の付いた服が話題になっていますが、あれは私好みじゃないなぁ。
モノトーンが多い今季ですが、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)がデザインするボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)は、淡い色合いの服を発表しています。うーん、コンサバ。
アレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell'Acqua)のこの着こなしのようなキャメルとブラックの組み合わせは、今後人気が出るのかな。新鮮だと思います。
あとがき
今季は、モノトーンが目立ちます。私好みではないのですが、まあこういう時代なのでしょう。黒を着るなら、無難だからなんとなく着るのではなく、工夫して黒を着こなして欲しいですね。
あと地味派手柄ですが、実はアメトラ(アメリカン・トラッド)にもそういうのがあるんですよ。ろうけつ染め(バティック)のジャケットは、たまにJ.Pressあたりも発表しているはず。そうそう、トム・ブラウンのブラック・フリース(Black Fleece)にもこの春夏の新作には地味派手柄が登場するみたい。
こんな話題もありますが、ノーコメントだなぁ。まあ頑張って。
昨季のミラノコレクションについては、こちら。
Jabez Cliffの記事を更新しました
本日の更新は、以下の記事でございます。
ちょいラギッドな雰囲気が魅力のジャベツ・クリフのベルト。私も愛用しております。
それでは。
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