ユナイテッドアローズ(United Arrows、UA)の栗野宏文さんが、80年代(1980年代)ファッションについてコラムで少しお触れになっていました。
- 2009年版のシャンブレーシャツ | Official Blog | District (Wayback Machine) (文字の大きさ等がちょっと読みにくいです…)
そう言えば、コレクション・シーンを中心に80'sが話題になっています。
実は、そういう記事を書いている方や、コメントされる方が若い世代のせいでしょうか、“80'sのグラムロック” とか “80'sのパンク” という記述を目にすると “あれグラムって72年から74年くらいだよな...” とか “パンク誕生は76年じゃなかったけ?” と余計なことを考えてしまいます。
1970年代前半生まれの私は80年代ファッションはそこそこ体験しているつもりですが、さすがにまだ若かったので深い部分は理解できていないと思います。特に1980年代初旬はアヤしい…。
ファッションの流れを実際に体験して身体で理解しているという意味では、やはり年上の人にはどうやってもかなわないですね。
ちなみに僕にとっての80'sとは、前期、中期、後期くらいに分かれていて、80年代のファッションは
- 定番的なものやクラシック・アイテムの再評価(シブカジに繋がりました)
- スポーツウェアがシティウェアとして市民権を得た
- カラフルでポップなものが取り入れられた
- エスニックな要素が取り入れられた
- 50年代が再評価された
- シルエットが変化した(ビッグショルダーやルーズシルエット)
- 男女の服装が近づいた
etc...と、その多様性に注目しています。
そして、こう記述してくると、80'sが生んだファッションの諸要素は、現在ファッション界で注目されているモノや傾向と似通っていることを再認識させられます。
このへんの項目を見ると、確かに最近は80年代ファッションが復活しているなぁと改めて感じます。
1.は最近のトラッドやアメカジの復活ですね。2.は80年代以降ずっと継続している傾向でしょう。3.の例は当ブログだとカラーパンツをよく取り上げています。
4.は、トラッドで言うと例えばバティック柄が典型ですね。7.も80年代以降少しずつ進んでいる傾向で、今後も少しずつ進んでいく傾向だと思います。
6.のビッグショルダーやルーズシルエットはまだ普及していませんが、この手の服はコレクションではかなり発表されています。遅かれ早かれ、街にも少しずつ普及するのではないでしょうか。
5.の50年代と80年代の関係については、イマイチ私にはピンと来ないような。これも含め、栗野さんには80年代ファッションについて別途詳しいコラムを書いていただきたいなぁ。
よく言われることですが、流行は繰り返すものです(ただ、まったく同じ地点に戻らない点が面白くも難しいところ)。80年代ファッションを勉強しておくと、今後のワードローブ計画を立てやすいかもしれません。
ちなみに、以下は当ブログの80年代関連記事です。私の記事ではぜんぜん勉強にならないですけど(汗)。
それでは。
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