雑誌Free & Easy(フリー・アンド・イージー)の2010年2月号の表紙の渋いオヤジは誰だろうとよく見ると、あのギターの神様エリック・クラプトン(Eric Clapton)御大ではありませんか。
今月号は "Dad's Style" という特集でして、まさに酸いも甘いもかみ分けたオヤジたちのワードローブが公開されています。その中のひとりがエリック・クラプトンで、彼へのインタビューも掲載されています。クラプトンは、お洒落なロックミュージシャンとしても有名なんですよ。

インタビューで興味深いことを話していまして、1960年代に加入していたザ・ヤードバーズ(The Yardbirds)時代のクラプトンのファッションは、アメリカのアイビースタイルの影響を受けていたんだそうな。確かにクルーカットみたいなかなり髪の短い時期もありまして、そんな感じです。
その後クラプトンはジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ(John Mayall & The Bluesbreakers)を経て、1966年にスーパーロックトリオのクリーム(Cream)を結成し、ヒットを連発。
このころのクラプトンはすっかり長髪でして、この映像ではヒッピーというかサイケというか、そんな格好をしています。カメラワークがイマイチですけど、右側のヒゲの人がクラプトンですよ。
クリーム解散後ブラインド・フェイス(Blind Faith)を経て、クラプトンはアメリカへ渡ります。アメリカ南部の音楽に魅了された彼は、そこでデレク・アンド・ザ・ドミノス(Derek & the Dominos)を結成。"Layla"(『いとしのレイラ』)は、まあロックの必修科目と言える名曲でしょう。
この曲ができたときの逸話も、試験によく出ます(笑)。詳しくはウィキペディアの説明でも読んでください。
その後ドラッグにおぼれた時代もありましたが、ボブ・マーリー(Bob Marley)のカバーである "I Shot the Sheriff"(『アイ・ショット・ザ・シェリフ』)の1974年の大ヒットをきっかけとしてソロとしても成功を収めます。
こちらは、1980年代の演奏をいくつか。当時のクラプトンはジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)やジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)を愛用していたそうで、すっかり洗練された雰囲気です。
1992年にはアコースティックギター中心のアルバム "Unplugged"(『アンプラグド』)を発表。一大アンプラグドブームを巻き起こしました。このときのクラプトンは、知的なボストン眼鏡姿が印象的です。
その他エリック・クラプトンとファッションと言えば、彼はレッドウィング(Red Wing)のブーツの愛用者としても知られていますね。また、ブリトラ(ブリティッシュ・トラッド)ファンの方にはおなじみのコーディングス(Cordings)の共同経営者でもあるそう。
こうして彼のファッション遍歴を振り返ると、なんと言うかつかみどころがないと言うか…。まあ、服好きであることは間違いないのでしょう。
あと、いつの間にか最近髪の毛がフサフサしているのは、やはりセレブマジックなんでしょうか(汗)。
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それでは。
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