最高級靴読本 Vol.4が発売されています。雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)特別編集の革靴(靴、シューズ)特集本です。
「4回目だともうネタ切れでは」という声もありますが(汗)、前号発売からすでに2年半もたっていますから、まあ良いころ合いなのではないでしょうか。
ビスポーク特集
イギリスおよび日本の靴のビスポークブランドの特集です。私は残念ながら靴のビスポーク経験はないのですが、特殊な足をしているのでいつか試してみたいとは考えています。
服の趣味から考えると、イギリスでビスポークすることはない気がするなぁ(イギリスに行く機会もなかなかないし)。すごいベヴェルドウェストみたいな意匠は格好良いとは思いますけど、私が着るような服には合わない感じ。
日本のブランドをざっと見た限りでは、フランス風のリヴァエンス(Reverence)が面白そうに思いました。あと、ここでは紹介されていませんが、ヒロ・ヤナギマチ(Hiro Yanagimachi)が昔から気になっています。あくまで、デザインのみの好みですけど。
本格靴のBEST BUY
有識者お三方による、本格靴のランキング特集です。それにしてもこれ、種類を細かく分けすぎじゃないですか? 少なくとも、黒靴と茶靴で分ける必要はなかったような。
はっきり言いまして、あまりランキングに意味はないと思います(汗)。この特集の読みどころは、靴についての有識者お三方の雑談。もちろんヤバい発言はカットされているでしょうが、有識者の「本音」を推し量りながら読むのが楽しい。こういうのもメディア・リテラシーの一種で、社会人には必須の能力でしょう。
内容で意外だったのは、バス・ウィージャンズ(Bass Weejuns)のペニーローファーが選ばれていることですね。
5万円靴、バラしてみました!
日本の各ブランドの5万円以下の靴を、実際にバラバラに分解して評価する特集です。こういう特集は、私好み。
どうせなら、有名ブランドの靴を片っ端から分解して欲しいところですが、中には分解に立ち会った人全員が沈黙(汗)してしまう靴もありそうで、難しいでしょうね。Monoqlo(モノクロ)あたりにやってもらいます?
あとがき
今回の最高級靴読本はあまり評価が芳しくないようですが、いつもこんなもんちゃうの? 私は靴好きなので、本体のMen's EXよりもこっちのほうが楽しめるかも。
そもそも、最近のファッション雑誌に私はもう多くを期待していません。私が年を食ったせいか、新鮮な情報にお目にかかることも少なくなりましたし。あと、タイアップが鼻に付くようになったのは、昔のブルータス(Brutus)がきっかけだったのかな。
- 男性誌のテーマはせいぜい6つ。では何が違うのか:日経ビジネスオンライン (Wayback Machine)(会員にならないと全文は読めません)
ついでに筆を滑らせますと、紙の雑誌は10年から15年後くらいにはたぶんほとんどネットに移行していると思います。収益モデルや権利関係をどうするかはともかく。iPadも出ますし?
それでは。
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この記事へのコメント
enjoy
私は『最高級靴読本 Vol.3』を買いましたが、靴を解体したページを最初に見た時は、なぜか気持ちが悪くなりました(ちょっと、恥ずかしいですが…)
enjoy
blackwatch
革靴入門的な記事は、Vol.3のほうが巻末に多く載っているように思いました。ただ、毎回同じような内容を載せるのもアレでしょうし、難しいところです。
気持ちが悪くなりましたか? そういう人はあまりいないんじゃないでしょうか(笑)。まあ、スプラッタームービーの靴版みたいなものですか。