モノ雑誌のグッズプレス(Goods Press)4月号に、何とアメトラ(アメリカン・トラディショナル)スーツ特集が載っていました。大きな特集ではないですが。
ざっと読んでみて、ふーんという印象。
アメトラを着ている有名人として野球選手が挙がっていましたが、古田敦也のスーツがアメトラか? 少なくとも雑誌に載っている写真は、ブリティッシュっぽいイタリアって感じ(特に生地はイタリアっぽい)。高橋由伸も、アメトラじゃないと思うなぁ。
(雑誌の写真は古いです…)
サックスーツとしていくつかのブランドが紹介されていましたが、ポロ・ラルフ・ローレン(Polo Ralph Lauren)のようなウエストにダーツの入ったスーツもサックスーツ(Sack Suit、袋のようなスーツ)と呼んでいいのかな?(単純に疑問)
ちなみに、I型、II型という言葉がありますが、これらはダーツのあるなしの違いだと認識しています。2つボタンでも3つボタンでも、ダーツがなければI型。これは某テーラーさんの受け売りですけど(汗)。いずれにせよ、これらは日本でしか通用しない言葉。
紹介されているスーツで特筆すべきは、テーラーケイド(Tailor Caid)とバタク・ハウスカット(Batak House Cut)のものでしょう。
「I型のスーツのどこがいいのか分からない」という方も、ここのスーツを見ればよさが分かるのでは? 以前紹介したAll Aboutの記事も参考にしてください。
バタクの既製なら、そんなに高くないです。私も1着持っています。
もちろん、ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)やJ.プレス(J.Press)もオーソドックスでオススメですよ。当然、フクスミさんも。
バルマカーンコート、トレンチコートの記事を更新しました
本日の更新は、以下の記事でございます。
3月は、この手のコートを存分に活用しましょう。
それでは。
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この記事へのコメント
k-d-hide
今、東京MXテレビで『怪奇大作戦』という、昔々の特撮ドラマをやってます。
内容は「科学技術を悪用した怪奇犯罪を追い詰める特捜刑事たちの物語」なんですが、その刑事たちが着てるスーツが、どうやら前ダーツ無し+ナチュラルショルダー+ノープリーツ&パイプドステムトラウザーのⅠ型っぽいスーツです(ベントまではちょっと確認できませんでしたが)。
刑事役の一人の勝呂誉さんはライトグレー、岸田森さんはダークスーツを着こなしていて、なかなかカッコイイです(TVフィールド型のポケットチーフを挿してる所もナイス!)
特に岸田森さんは、痩身に細身のダークスーツとダークなナロータイが決まってて、いかにも有能かつ神経質そうなエリートっぽさを醸し出してます。
この番組が放送されたのが昭和44年らしいんで、当時のスーツは殆どがこんな感じのアメリカンスーツだったんでしょうね。
blackwatch
『怪奇大作戦』ですか、渋いネタですねー。
で、早速3話くらい観てみました。なるほど、皆さん端正なスーツを着ていますね。
でも、肝心のスーツのディティールがよく見えません…(汗)。ある回で勝呂誉さんが着ていたスーツは、2つボタンサイドベンツの「ジェームス・ボンド」風に見えました。ただ、回によって着ているスーツが違うように思います。岸田森さんがボタンダウンシャツを着ていた回は、I型を着ていたかもしれません。
# k-d-hideさんがご覧になったのは、第何話です?
いずれにせよ、今ならbatakさんあたりで作ってそうな、格好いいスーツですね。1960年代の日本では、こんなスーツを着ていた人が多かったのではないかと思います。1970年代は、「太陽にほえろ!」になっちゃいますけど(笑)。
ちなみに、私は勝呂さんのスーツ姿が好きですね。というかこの人、そもそもスタイルがいい。
# あと気になったのは、SRIの人が乗っている車。
http://www.mxtv.co.jp/kaiki/contents01/
というわけで、毎度貴重なネタ、ありがとうございます。
k-d-hide
っていうより、前ダーツなしの寸胴ジャケット+ノープリーツパンツという特徴は分ったんですが、細かいところ(ボタンの数、ベントの形)までは分らなかったんで、ひょっとしたら純粋なアメリカンスーツじゃなくて「Ⅰ型っぽい形のスーツ」かも知れませんね。
勝呂さんの場合、ガタイがよくて誠実そうな雰囲気を持ってるので、アメトラ型なんかピッタリくるでしょうね。
逆に岸田さんは細いから、どっちかというとクラシコイタリア型の方が似合いそうかも。
刑事物も時代の変遷で、「太陽にほえろ」はアメカジ風味の格好ですし(何と言っても「ジーパン」刑事が登場するくらいですから)、「あぶない刑事」だといかにもバブリーな(笑)ブカブカのソフトスーツでしたね。
「踊る大捜査線」の青島刑事は、細身のスーツ(ポールスミスだという話を聞きました)に軍用パーカーで、ちょっとモッズ風ですね。
この辺、やっぱり時代のトレンドなんでしょうかね?
ところで、SRIの車は「スバル・サンバー」を改造したものらしいですよ。
http://www.ucatv.ne.jp/~rydeen/SRI/tortoise/index.html
blackwatch
batakさんの作っている既製スーツには、確かI型の3つボタンとジェームス・ボンド風の2つボタンがありましたが、雰囲気はよく似ていたんですよね。いずれも50~60年代風を意識したデザインだと思いますが、同じ時代のスーツは同じような雰囲気になるんだと思います。
『怪奇大作戦』には、おそらくI型のスーツも登場していたのでは? 私が確認できなかっただけで。岸田森さんといえば、特撮モノ以外では『傷だらけの天使』が有名ですよね。
『太陽にほえろ!』は、私にはアメカジよりもスーツの印象が強いですよ。山さんとかゴリさんとか殿下とか(このドラマは好きでよく観てました)。細身の2つボタンのジャケットにプレーンフロントでフレアー気味のパンツというスーツ。結構今流行のスーツに近いかも(今のスーツよりラペルは広め?)。ジョン・トラボルタがフィーバーしてたのも、こんなスーツ。「コンチ」っていうのかな。
SRIの車、大改造してるんですね(汗)。でも、凄く狭そうで、事故ったらすぐに死んじゃいそう…。
kemukemu
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
勝呂誉さんが出ている昔の広告もとりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
blackwatch
勝呂誉さんの広告、拝見しました。ロングポイントっぽいシャツにナロータイという、60年代的な着こなしが素敵だと思いました。