今日は、ウエストバッグ(ウエストポーチ)、ボディバッグ(ボディーバッグ)(鞄)を取り上げます。《最終更新日: 2015年2月8日》
ウエストバッグ(ウエストポーチ)とは、ボディバッグ(ボディーバッグ)とは
ウエストバッグとは、腰に巻き付けて使う小型の鞄のこと。たいてい「たすき掛け(斜め掛け)」にも対応しています。ちなみにアメリカ英語(米語)では “fanny pack” や “hip sack”、イギリス英語では “bum bag” や “hip pack” などと呼ぶようです。
ストラップが1本のショルダーバッグのようなボディバッグと呼ばれる縦長の鞄も近年は人気で、これはたすき掛けしたり片方の肩に掛けたりして使います。ちなみに英語で “body bag” とは「遺体運搬袋」という意味でして(汗)、ファッション用の鞄を意味する用法はたぶん和製英語なのでしょう。
着こなし
ウエストバッグはアウトドア活動やサイクリングなどに主に使われるので、基本的にはアウトドアスタイルによく合う鞄といえます。
ヘタに中途半端な着こなしにアウトドアっぽいウエストバッグを合わせると、野暮ったく見えてしまうことが多いかも。まあデザイン次第なのですけど。たすき掛けにするほうが今っぽく見えやすいと思われます。
対してイタリアブランドに多いいわゆるボディバッグは、シックで都会的な着こなしによく合います。狙う着こなしに合わせて鞄を選びましょう。
Felisi(フェリージ)の799/DS
フェリージ(Felisi)は、1973年創業のイタリアはフェラーラの鞄ブランド。1992年よりつくっているナイロンとナチュラルレザーを組み合わせた鞄は高く評価されています。
799/DSは、たすき掛けすることも考慮されたウエストバッグ。アウトドアっぽくなくて大人っぽい雰囲気のウエストバッグをお探しなら、まずはこういうものを狙ってみましょう。
799/CF+Aは生地違いで、今人気の迷彩(カモフラージュ)柄です。
Levi's(リーバイス)とPorter(ポーター)のコラボ
リーバイス(Levi's)を別記事で扱っていますが、鞄もつくっているのです。
こちらは、おなじみ吉田カバンのポーター(Porter)とコラボしたウエストバッグ。アメリカの名門コーン・ミルズ(Cone Mills)社のデニムと堅牢なコーデュラナイロンを組み合わせています。迷彩(カモフラージュ)にも注目してください。
Aigle(エーグル)
エーグル(Aigle)は、1853年創業のフランスのアウトドアウェアブランド。アメリカのアウトドアウェアとはひと味違う、フランスらしい上品さとお洒落な色遣いが魅力です。
こちらは、ミリタリー調のデザインのウエストバッグ。なんと言っても迷彩(カモフラージュ)柄が魅力です。生地はポリエステル。
Melple(メイプル)
メイプル(Melple)は、アメリカはカリフォルニアの70年代・80年代を中心とした労働者やホームレスたちの普段着から着想を得たという日本のカジュアルウェアブランド。
こちらは、一見普通のウエストバッグですが、実はなんとバックパックに変形するのです。荷物が急に増えたときに心強いウエストバッグといえるでしょう。アメリカ製。
Duluth Pack(ダルース・パック)、Kelty(ケルティ)
特にカヌー用の鞄に定評のあるダルース・パック(Duluth Pack)は、1882年創業のアメリカはミネソタ州のアウトドア用品ブランド。鞄の主力は丈夫なコットンキャンバスとレザーを使用したラギッドなもので、「本気」のブランドです。
往年のヘヴィー・デューティー・ブームを牽引したケルティ(Kelty)は、1952年創業のアメリカは南カリフォルニアの鞄ブランド。Fanny(ファニー)は、これぞウエストバッグというべきウエストバッグの代表的モデルです。機能的なHip Belt(ヒップ・ベルト)もあります。
Drifter Sport and Travel Bags(ドリフター)、Gregory(グレゴリー)のTailmate(テールメイト)
もともとはパラシュート(!)をつくっていたというドリフター(Drifter Sport and Travel Bags)は、1977年創業のアメリカはオハイオ州のアウトドア鞄ブランド。ブタ鼻付きのウエストバッグは、大中小の3種類の大きさがそろっています。
80年代以降のアウトドアバッグの代表格的ブランドであるグレゴリー(Gregory)は、1977年創業のアメリカはカリフォルニア州サンディエゴのアウトドアバッグブランド。Tailmate(テールメイト)は、ウエストバッグの大定番モデルです。
Herschel Supply Company(Herschel Supply Co.、ハーシェル・サプライ・カンパニー)
スコットランド移民の末裔の兄弟が創業したというハーシェル・サプライ・カンパニー(Herschel Supply Co.)は、2009年創業のカナダはバンクーバーの鞄ブランド。
基本的にはアウトドアっぽい鞄を得意としているようですが、「本気」になりすぎず適度に洗練されているのが特徴でしょうか。いまっぽいカジュアルスタイルと合わせやすいと思います。
Daniel & Bob(ダニエル&ボブ)のPippo(ピッポ)、Orobianco(オロビアンコ)
現在最も人気の高い鞄ブランドのひとつであろうダニエル&ボブ(Daniel and Bob)は、1976年創業のイタリアはフェラーラの皮革製品ブランド。今一番人気の鞄は、ボディバッグのPippo(ピッポ)でしょう。きれいめの着こなしによく合います。
比較的お手頃価格のイタリア鞄ながら部品を全部自社製作しているというオロビアンコ(Orobianco)は、1996年創業のイタリアの鞄ブランド。ウエストバッグやボディバッグにはかなり力を入れているようでして、種類は豊富です。
Briefing(ブリーフィング)
ミルスペック(米国軍用規格)に準拠した素材や部品で製作される硬派中の硬派の鞄ブランドといえば、日本企画でアメリカ製の鞄ブランドであるブリーフィング(Briefing)。質実剛健の漢(おとこ)のウエストバッグが各種あります。フライトライト(Flight Light)シリーズにもありますよ。
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追記
- (2011年3月3日)2010年度秋冬最初の更新。
- (2012年2月10日)2011年度秋冬最初の更新。
- (2015年2月8日)2014年度秋冬最初の更新。
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