今日は、コットン(綿)のクルーネック(丸首)、Vネック、ヘンリーネックのセーター(ニット)を取り上げます。なお、ウール素材のセーターはこちらの記事をご覧ください。《最終更新日: 2020年3月30日》
セーターといえばクルーネックとVネック、特に春夏はコットン(綿)
クルーネック、Vネックは、セーターの基本形。誰もが一枚は持っていますよね。
素材としては大きくコットンのものとウールのものに分けられますが、コットンのものは、基本的に通年着られのがうれしいところ。ただし、薄手ものは秋冬はしんどいですけど。リネン(麻)入りのものだとさらに夏っぽい感触に。
近年は、大人っぽくもマリンっぽくも着られるショールカラー(ヘチマ襟)のセーターも人気があります。また、ヘンリーネックはTシャツだけでなくセーターにも見られるデザインです。
- 買っていい1万円のニットの見分け方は? - 「ニット」の教科書|雑誌Begin(ビギン)公式サイト
- 「コットン・セーターの研究」初夏には最適な一枚 - 出石尚三 紳士服飾研究 - 朝日新聞デジタル&M (Wayback Machine)
クルーネック、Vネックセーターの着こなし
着こなしとしては、(布帛の)シャツを中に合わせるのが基本ですが、一枚で着たり中にTシャツを合わせることもできます。
クルーネックとVネックを比べると、Vネックのほうがドレス寄りで若干大人っぽい雰囲気がありますね。また、ビジネスなどでネクタイをした上に着る場合には、Vネックのほうが適しているでしょう。
首元にスカーフをあしらってもよいでしょう。
そうそう、ヘンリーネックも着こなしに変化をつけられるセーターです。中には、カットソー着たりボタンダウンシャツを着たり……。
チルデンセーター(クリケットセーター、テニスセーター)
最もプレッピーなセーターといえば、チルデンセーター(クリケットセーター、テニスセーター)に止めを刺します(?)。
トラッドが復活したいま、すっかり人気セーターのひとつになりました。上品に着こなしてください。ちょいワル風はやめましょう……。
John Smedley(ジョン・スメドレー、ジョンスメ)のシーアイランドコットン(海島綿)
現在最も人気のあるニットブランドのひとつといってよさそうなジョン・スメドレー(ジョンスメ、John Smedley)は、1784年創業のイギリスの超老舗ニットブランド。
ジョン・スメドレーのシーアイランドコットン(海島綿)のセーターは、泣く子も黙る(?)春夏の定番中の定番アイテムです。ビジネスにもカジュアルにも……。
Letroyes(Le Troyes、ルトロワ)
丸編みのシームレス(縫い目のない)なつくりのカットソーを得意としているルトロワ(Letroyes、Le Troyes)は、2008年に誕生したフランスはシャンパーニュ地方製のニットブランド。
ここのシャツは、カットソーとコットンセーターの中間くらいの仕上がり。身体にフィットする美しいシルエットで、キレイめの着こなしにバッチリ合います。
Lands' End(ランズエンド)
アメリカのカジュアルウェア通販の雄であるランズエンド(Lands' End)は、当然のことながらセーターも得意としています。
コットンカーディガンも、いろいろそろっていますよ。結構細身なので、オジサン臭くなる心配は無用です。ここのセーターは、私のお気に入り。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)を別記事で大きく取り上げていますが、アメトラ(アメリカン・トラッド)の雄のブルックス・ブラザーズにはコンサバなセーターももちろんあります。
ブルックス・ブラザーズには、高級コットンの一種であるスーピマコットン(スーピマ綿)の薄手でドレス感のあるセーターが大充実しています。クルーネックもVネックもハーフジップも。
ケーブル編みのセーターは、とにかく育ちが良く見えるプレッピーな雰囲気。ノーチカルな柄はマリンスタイルにどうぞ。そして昔のブルックス・ブラザーズのカタログ(?)のイラストを基にした柄は、ブルックスには珍しいセーターといえるでしょう。
リネンのセーターは、乾いた感触が清潔感を感じさせ春夏向きです。アランセーター風のものは袖口がプレッピーっぽい。なんとも珍しい縦ストライプ柄のケーブル編みセーターは、ブルックス・ブラザーズの昔のセーターを復刻させたものだそう。
コットンシルク(絹)のセーターは、高級感と肌触りの良さが魅力。ブルックス・ブラザーズがつくるのは珍しいかも。
カジュアルラインのRed Fleece(レッド・フリース)のセーターには、遊び心があります。特に印象的なのはタコ柄かなぁ。
そうそう、セール(クリアランス、Clearance)になっている商品があるかもしれませんので、そちらも見てみてください(別ページにあります)。なおブルックス・ブラザーズ・オンラインショップでは、商品到着後8日以内なら未着用の場合に限り返品・交換が可能です。
Inverallan(インバーアラン)
インバーアラン(インヴァーアラン、インバーラン、Inverallan)は、イギリスはスコットランドのニットブランド。アイルランドのブランドではありませんが、国内で最も入手しやすく品質も安定している手編みのアランセーターブランドはここでしょう。アランセーター以外のセーターもていねいなつくりで評価が高いのです。
こちらは、クルーネック仕様のコットンセーター。厚くも薄くもない仕上がりといえます。サドルショルダー仕様の極めて真っ当なつくりで、サイズ展開も色展開も豊富ですよ。スコットランド製。
J. Press(J・プレス)
J・プレス(J. Press)は、1902年創業のアメリカはコネチカット州のアメトラブランド。ブルックス・ブラザーズは良くも悪くも国際的なブランドといえますが、J・プレスはアメトラどっぷり(?)という印象があります。
「Houston Gassクルーネックセーター」は、光沢のある綿糸を使用したクルーネックセーター。前身頃のみミドルゲージのリブ編み、そのほかはハイゲージという凝った編み方になっていまして、重ね着しやすい仕上がりといえます。
スウェットシャツ(スエットシャツ)
スウェットシャツ(スエットシャツ)も、コットンセーターっぽく着こなせるアイテムといえます。
よりカジュアル向きのものがお好きな人は、こちらをどうぞ。
他の記事も……
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追記
- (2006年4月18日)商品を追加。
- (2006年4月21日)商品を追加。
- (2006年4月30日)商品を追加。
- (2006年5月20日)商品を追加。
- (2007年1月28日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年3月4日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年3月22日)商品を追加。
- (2007年4月27日)商品を追加。
- (2007年5月12日)商品を追加。
- (2008年4月16日)2008年春夏最初の更新。
- (2009年3月15日)2009年春夏最初の更新。
- (2010年3月13日)2010年春夏最初の更新。
- (2011年4月4日)2011年春夏最初の更新。
- (2012年4月7日)2012年春夏最初の更新。
- (2013年3月19日)2013年春夏最初の更新。
- (2014年3月25日)2014年春夏最初の更新。
- (2015年3月22日)2015年春夏最初の更新。
- (2016年3月22日)2016年春夏最初の更新。
- (2017年4月19日)2017年春夏最初の更新。
- (2018年4月2日)2018年春夏最初の更新。
- (2019年4月28日)2019年春夏最初の更新。
- (2020年3月30日)2020年春夏最初の更新。
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