70年代(1970年代)風「良い子的着こなし」が旬、とな?

着こなしの参考になる本: ザ・ストリートスタイル

80年代(1980年代)に疲れたのか(?)、一部で70年代1970年代のファッションが盛り上がっているようです。女性向けの記事ですが、男性も参考になるでしょう。

さてさて以上を踏まえ、見えてきたのが「70sテイスト」。改めてそれが新鮮に写るという事です。90年代にも流行になった70sテイストですが(ベルボトムやヒッピーアイテム、サボなんかを買ってた人も多いのでは?)、それが今改めて、リアルトレンドでは注目を浴びつつあるようです。

この記事は女性向けなので、90年代の70年代風といえばベタなヤツだといわゆるアムラーとかを思い出します。

男性服だと、何が当たるのかなぁ。1990年前後に流行した渋カジは、実は70年代のプチ復活といえるのかな。ブーツカットジーンズが復活しましたし。

90年代の「70sブーム」と今2010世代の「70s」ブームとの違いは一言でいえば、「脱!ヒッピー」、つまり「70sの良い子スタイル」に近いものだといえましょう。

70年代ファッションは、2000年代にも盛り上がったといえるでしょう。70年代の中でも特に「ラテン系」ファッションが中心で、映画『サタデー・ナイト・フィーバー』みたいな感じ。で、こういうファッションは今回はまだ気分じゃないなぁと。

ある愛の詩 / Love Story
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今回の2010年代の70年代ブームは、私は「脱!ラテン」の70年代だと考えています。この記事でいう「良い子スタイル」もそのひとつ。私が思いついたのは映画『ある愛の詩』で、ちょい土臭くて野暮なアメリカ東海岸トラッドスタイルがこの記事の趣旨に合いそう。

この映画は1970年の作品なのでまだ70年代色は濃くないのですけど、特にムートンのランチコートスタイルなんて70年代的かなと。1977年の『アニー・ホール』でもよいのでしょうが、これは逆にちょっと80年代の先取りという感もあります。

ケルティの鞄: Kelty Daypack

70年代に流行したアウトドア(あるいはワーク)スタイルであるヘビー・デューティーも気分というか、すでに流行っているといえるのかな。ケルティKeltyとか。あとはウエスタン。いずれにせよ「ちょい土臭くて野暮」な感覚がミソ。

ブーツカットジーンズのようなフレアパンツも復活するかもしれませんが、今回は2000年代のようなちょいワル(汗)スタイルではなく、アメカジスタイルに合わせるべきと考えます。

渋カジブーム時には紺ブレに合わせる着こなしが流行しましたが、あまりオススメはしないなぁ(私はかつてやりましたけど……)。ちなみに、渋カジも「脱!ラテン」のスタイルでしたよ。

いろいろ書きましたが、私はもうちょっと長い目で見ると流行は90年代(1990年代)スタイルに収斂すると見ています。それはそれとして、しばらく「ちょい野暮」な着こなしを楽しめそうです。

オマケ

Patty Pravo: Di Vero in Fondo
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『ある愛の詩』といえば、フランシス・レイによるテーマ曲もすこぶる有名。これをイタリアの歌姫パティ・プラヴォPatty Pravoがラテンの情熱でカバーしていまして、これが私は大のお気に入りなのです。特にSenza Reteというテレビ番組で歌っているものが良い感じ(モノクロ映像ですけど)

それでは。

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