今日は、ウォークオーバー(ウォークオーヴァー、Walk-Over、WalkOver)の革靴(靴、シューズ)、ホワイトバックス、ダーティーバックスを取り上げます。《最終更新日: 2012年2月14日》
Walk-Over(WalkOver、ウォークオーバー、ウォークオーヴァー)
ウォークオーバーは、1758年創業のアメリカの靴ブランド。「ウォークオーバー」というブランドが誕生したのは1899年です。ここもすごく歴史の古いブランドなんですね。
一時期はブランドが消滅状態にありましたが、イタリアのASAP社が商標権を取得したのをきっかけに復活しました。デザイナーにはJ.プレス(J.Press)などを手がけたことで名高いマーク・マクナイリー(Mark McNairy)を起用し、一気にアメトラ(アメリカン・トラッド)の最前線に復帰した感があります。
製法は昔と変わらず、堅牢なグッドイヤーウェルト製法。アメリカ製であることもうれしいですね。
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アメリカのAmazon.comでも扱っています。
ブリックソールのホワイトバックス、ダーティーバックス
復活前のウォークオーバーはいろいろな靴をつくっていたのですが、代表作はやはりホワイトバックスやダーティーバックスでしょう。赤いレンガ色のブリックソールでおなじみ。1990年ごろに私も買っていまして、ホワイトバックスは今でも現役で手許にあります。
マーク・マクナイリーは木型(ラスト)を昔よりも丸っこく変更し、よりカジュアルに合わせやすく仕上げています。ネイビーバックスやグレーバックスもありますよ。甲革(アッパー)はスエード(スウェード)。こちらは、主力モデルであるプレーントウ(プレーントゥ)型のDerby(ダービー)。
表革(スムースレザー)仕様のものもありまして、こちらはムラのあるオイルレザーのホースハイド(馬革)を使用したDerby。ラギッドな雰囲気が魅力です。
Princeton(プリンストン)は、羽根のデザインがちょっと違うモデル。よーく見てください。強いて言えばこちらのほうがドレッシーなデザインといえるかな。パイピングがお洒落なスエード地と、ラギッドなスムースレザー地のものがあります。
チャッカブーツ(チャッカーブーツ)
チャッカブーツ(チャッカーブーツ)版のバックスもありまして、これも昔は定番品でした。私も持っていましたよ。木型は短靴と同じでしょう。この上品顔が堪りません。
ちなみにネイビースエードは昔はつくっていなかったそうな。そういえばなかったかな。
サドルシューズ(サドルオックスフォード)
サドルシューズ(サドルオックスフォード)もバックスにはよくあるデザインでして、ウォークオーバーも昔つくっていたような気がするなぁ。
見てのとおり、サドルシューズとブリックソールは非常に相性がよいのです。コンビ仕様はトラッド気分を盛り上げてくれます。オイルレザー仕様のものも出ました。
ロングウイングチップ(フルブローグ)
ウイングチップ(フルブローグ)は意外にバックスでは見ないデザインですが、トラッドな意匠ですからもちろん相性は問題ないですね。しかもこちらはアメトラなロングウイングチップで、文句ありません。味のあるオイルレザーのものも出ました。
ウォークオーバーから、革底(レザーソール)仕様の靴も出ました。甲革(アッパー)は渋い型押しのグレインレザー。アメトラだったらこういう靴でもスーツに合わせちゃうんですよ。
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ホワイトバックスやダーティーバックスを集めた記事や、チャッカブーツ(チャッカーブーツ)を集めた記事がありますので、まずはそれらをご覧ください。「カテゴリ / 靴」をご覧になると、当ブログの靴に関する記事を網羅できます。
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