雑誌mono(モノ)マガジンの別冊でmono(モノ)スペシャル Workwear(ワークウェア)No.4というムックが発売されていましたので、今日はそのご紹介。分厚く重い本です……。
今号の大特集は、マッキーノコート。森林作業員用のコートのことです。ちなみに "mackinaw" は発音記号で考えると「マッキノー(マッキノウ)」あるいは「マキノー」あたりのほうが発音が近そうですが、どちらかというと日本語では「マッキーノ」と表記されることが多いようですね。
マッキーノコートのデザインにはいろいろあるようですが、典型的なマッキーノコートはダブルブレスト(ダブル前)のショールカラー(ヘチマ襟)仕様で、ベルトが付くこともあります。生地は分厚いウール地で、マッキーノ・クロスという生地もあるみたい。チェック柄が基本です。
Pコート(ピーコート)にそっくりなデザインのものもありまして、私は高校生のときにPコートとマッキーノコートの違いがよく分からなくて悩んだことを思い出しました。色柄とボタン(イカリが入っているかいないか)が違う感じ。
軍服としても採用されていまして、この場合は生地はコットン(綿)が主のようです(裏地がウール)。こんな感じ。
マッキーノといえばこの特集でも取り上げられているフィルソン(Filson)のマッキーノクルーザーが有名ですが、これはまたちょっとデザインが違いますね。いずれにせよ、ラギッドスタイルが盛り上がっている昨今、マッキーノ系のアウターにも注目すべきだと思います。
この特集は、例によってものすごーくマニアックで中身の濃い仕上がりです。ラギッドファンなら永久保存(?)しておきましょう。
そのほか今号では、ガンジー(ガーンジー)セーター、レッドウィング(Red Wing)などの特集に力が入っていましたよ。
- monoスペシャル ワークウェアNo.2のダッフルコート特集
- 「アイビー・スタイル」雑誌モノ・マガジン(mono magazine)の2010年9/2号を読む
- 雑誌mono(モノ)マガジン 2009年12/2号のコート特集
それでは。
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