今日は、5ポケットパンツ、ジーンズ(ジーパン)を集めてみました。《最終更新日: 2014年6月10日》
5ポケットパンツ、ジーンズ(ジーパン)、デニム
5ポケットパンツとは、要するにジーンズの形をしたパンツのこと。コインポケットのない「4ポケットパンツ」も多いですけどね。素材は、デニム以外にもいろいろあります。
私は5ポケットパンツが大好きで、コレばっかり穿いてます(汗)。いろいろな意味で、ラクなんですよね。ピッタリめに穿いてもユルめに穿いても、それなりにサマになりますし。
また、テーラードジャケットに合わせると、キメ過ぎを防ぐドレスダウンの効果も期待できます。
着こなし例(穿きこなし例)
色落ちしたジーンズは、トップスに濃い色のものを選ぶとバランスが取りやすいです。さらに、革靴を合わせると大人っぽくまとまります。
- On the Street……Raphael Lorenzini, Florence - The Sartorialist
- On the Street…..ReMix at Ralph Lauren - The Sartorialist
- Faded Denim: Casual Friday - He Spoke Style
キレイめに着こなしたいなら、ホワイトジーンズがあれば超便利。ホワイトパンツはイマドキの着こなしに必須のパンツですが、ジーンズなら気楽に穿くことができます。洗濯なども簡単。
- Eric Cano | MISTER MORT
- On the Street…White Denim for Fall?, Paris - The Sartorialist
- White Jeans in the Front Row - The Sartorialist
テーラードジャケットに合わせるなら、一般的には細めのジーンズを穿いたほうが合わせやすいでしょう(特に背が低い人は)。また、近年はロールアップした穿き方に人気が集まっています。
- colehaan: Name: Cody Hammond Profession: Canali... |
- On the Street……Fifth Ave., NYC - The Sartorialist
- Nice - Downeast and out
アンディ・ウォーホルは、ジーンズをドレススタイルに合わせる着こなしを広めた人物のひとり。ブレザーやネクタイと合わせています。
Levi's(リーバイス)
リーバイス(Levi's)を別記事で扱っていますが、当然のことながらジーンズは最も力を入れているアイテムです。
リーバイスもグローバル化しているようで(?)、各型番の世界共通化(グローバルモデル化)を進めています。従来の型番がなくなったりシルエットが変わったりしていますので、お気をつけください。
- 501
数年ごとにマイナーチェンジしていますが、ジーンズの基本であることには変わりありません。ボタンフロントの若干テーパードしたストレートシルエット。直近では2013年にマイナーチェンジしました。
- 502
ジッパーフロントの主力モデル。まあ501系のシルエットといえるでしょう。
- 503
少しゆったりめのシルエットのモデル。
- 505
テーパード(スリム)ストレートのシルエットで有名でしたが、グローバルモデルではまっすぐのストレートシルエットに。特に細くもありません。
- 508
とにかく裾幅が細いテーパードシルエット。今っぽいシルエットといえます。
- 511、513
スリムストレート。旧505系をお探しならこのへんが候補になるでしょう。
こだわりの新ブランドであるリーバイス・ヴィンテージ・クロージング(Levi's Vintage Clothing、LVC)にも注目してください。
Lee(リー)
リー(Lee)を別記事で大きく取り上げていますが、やはり当然のことながら主力アイテムはジーンズです。
一番有名なのは、ジェームズ・ディーン(ジェームス・ディーン)も履いていたという101Z(101)でしょう。シルエットは王道のストレート。上品なコットンサテン地のWesterner 100(ウエスターナー)も有名です。
リーバイスとの大きな違いは、使っているデニムです。リーバイスが右綾なのに対し、リーは左綾。いっぱんに左綾のほうが柔らかくて縦落ちしやすいようです。手触りがけっこう違います。
101といっても今ではいろいろあるのですが、昔ながらの商品をお探しならAmerican Riders(アメリカン・ライダース)ラインがよいでしょう。101Bがボタンフライ、101Zがジッパーフライです。ブーツカットの102、テーパードフィットの203、スリムフィットの205などもあります。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)を別記事で大きく取り上げていますが、アメトラ(アメリカン・トラッド)の雄のブルックス・ブラザーズにはジーンズもあります。
こちらは、高級コットンの一種であるスーピマコットン(スーピマ綿)のデニムを使用したジーンズ。ブルックス・ブラザーズらしく上品な仕上がりです。普通のストレートフィットに加え、スリムフィットもあります。アメリカ製。
微妙に仕様違いのものもあるのですが、大きな違いはポケットのステッチのあるなしのようです。
ホワイトジーンズもありまして、これは細めのスリムフィット。裾幅も細めです。
そうそう、セール(クリアランス、Clearance)になっているコートがあるかもしれませんので、そちらも見てみてください(別ページにあります)。なおブルックス・ブラザーズ・オンラインショップでは、商品到着後8日以内なら未着用の場合に限り返品・交換が可能です。
Resolute(リゾルト)
リゾルト(Resolute)は、ドゥニーム(Denime)の元デザイナーの林芳亨氏が立ち上げたジーンズブランド。いま、ファッション好きの人に最も注目されているジーンズブランドのひとつなのは間違いないでしょう。
ここのジーンズは「仕立ての良いジャケットやコート、ドレスシャツにタイドアップといった大人のデニムの着こなしにもしっかりフィットするパンツ」を目指しているということで、まあつまり格好良く履きこなせるということです。もちろん、耳付きなどの基本仕様はしっかり押さえています。日本製。
基本モデルの特徴は、以下のとおり。
- 710
少し細めのストレートで、リーバイス501の66モデル型。ボタンフライ。リゾルトの代表作。
- 711
少し太めのストレートで、リーバイス501のXXモデル型。ボタンフライ。
- 712
股上が浅く、膝から下がテーパードして裾幅が細めのストレートで、リーバイスの505型。ジッパーフライ。
- 713
基本は710で、股上が浅めのストレート。ボタンフライ。
Incotex(インコテックス)、GTA(ジー・ティー・アー)
キレイめパンツと言えば、イタリアのインコテックス(Incotex)とGTA(ジー・ティー・アー)が現在の代表格でしょう。
両ブランドとも、近年はカジュアルパンツにも力を入れています。アメリカものとはだいぶ違う、ドレス寄りでスタイリッシュな雰囲気といえます。
無印良品(Muji)
庶民の味方(?)、無印良品(Muji)。お手頃価格が魅力です。
無印の5ポケットパンツといえば、毎年力を入れてつくられているみたい。他ではあまり見ない色・柄のパンツがあったりします。
他の記事も……
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追記
- (2005年7月7日)商品を追加。
- (2006年10月9日)2006年度秋冬最初の更新。
- (2006年12月22日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年3月11日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年11月1日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2008年5月27日)2008年春夏最初の更新。
- (2009年6月26日)2009年春夏最初の更新。
- (2012年5月24日)2012年春夏最初の更新。
- (2013年6月4日)2013年春夏最初の更新。
- (2014年6月10日)2014年春夏最初の更新。
この記事へのコメント
きなこ餅
以前はジーンズの利便さ等を軽んじていた面もあり、あまり食指も動かなかったものですが今ジーンズにはまってます(笑)
質問なのですが、アメトラ特にアイビー系の服装においてジーンズの所謂履き込んだ雰囲気(あたりやひげ等呼ばれるあれ)というのはマッチするものなのか?
洗いざらしの全体が色落ちしたジーンズ、太ももや膝に立体感のあるジーンズ。。 難しいところです。
blackwatch
確かに50年代から60年代にかけてのアイビーの時代にはブルージーンズは穿かれませんでしたし、80年代初頭のプレッピーの時代はどちらかといえばチノパンツの印象があります。ただ、「21世紀的」という意味では、ぜんぜん気にせずブルージーンズを活用すればよいと思いますよ。
色落ちしたジーンズについては、オジサン層なら汚らしく見えないようそれなりに配慮する必要がありますが、若い人なら問題ないでしょう。ジーンズ以外をキレイめにまとめたいところ。ただ個人的には、あまりに汚らしいジーンズは苦手ですね。
ちなみに1990年頃の渋カジの時代に、私はダブルブレストのブレザーに古着の501を合わせて穿いていました。シャツはボタンダウン。
きなこ餅
ご返信ありがとうございます。
先日リーバイスにて501(2013年以降 ユーズド加工)を買いました。
アイビースタイル一辺倒な私でウールのパンツやチノーズ等履いてきました。ジーンズ、意外と着回しが効きますね。
ダークな色合いのジーンズであればクリケットベストなんかにもしっくりきます。
blackwatchさんが提示している着こなしも次回挑戦したい所です。
所でblackwatchさんがジーンズを履いた際ロールアップをしたとすれば靴、トップス等どのように構築しますか?
blackwatch
ロールアップしたときの着こなしですが、トップスについては特に意識はしていませんねぇ。靴については、強いて言えばロングノーズの靴よりもショートノーズの靴のほうが相性が良いでしょうが、トラッド志向の人ならヘンなロングノーズの靴は持っていないでしょうから、心配は要らないでしょう。
ロールアップすると靴下が目立つので、そちらの配慮が必要だと思います。
ふっく
レプリカ系は501のヴィンテージをモデルに作っているからか
アーキュエイトステッチや赤タブを模したデザインが多く(最近は権利関係で減ってはいますが)
パッチのデザインもパロディ風だったり・・・
いくら色落ちが良くてもあれじゃあかっこ悪くて履けないよと思っていたところの
救世主がResoluteでした
無駄をそぎ落としたシンプルなデザインでありながら
バックポケットの縫い代が長いので色落ちが個性的
耳のアタリも良い
何よりレングスが7パターンも用意されていることがでかいですね
林さんの影響で
裏洗い派から表洗い派に変わりました
blackwatch
レプリカジーンズブランドには悪くないものも少なくないと思いますが、ブランド側がコンサバな着こなしを推しているという意味では、今はResoluteが一番かもしれません。アメカジコテコテやストリートスタイルのような着こなしを推しているところは、なんとなく躊躇してしまいます。
個人的には、Resoluteのけば立ったデニム地が懐かしく思いました。サイドシームは本当はねじれないほうが好きなのですが、まあ501はそういうものなので仕方がないですね。股上の深さが、林芳亨氏お得意のベルトなしでタックインする着こなしによく合うと思います。
ふっく
たしかにレプリカジーンズの多くは品質が軒並み良いんですが
アメカジコテコテやストリートスタイルにしか合わないような
デザインのものも多いですね
装飾もそうですが過剰に模してしまうとどうしてもパロディ感が出てしまって
必要以上にカジュアルに寄りすぎてしまうような気がします
そういう意味ではそれらと対極にあるAPCなんかも好きです
寄せるんじゃなくて取り除いて欲しいんですよね
私がリーバイスのディテール自体、それほど好きじゃないというのもあるんですが・・・
blackwatch
日本のレプリカ系ブランドにはちょっと遊びに走りすぎた意匠のジーンズもありますが、そういうのはストリートスタイル向きなんですよね。大人にはちょっと難しい。有名なのがエヴィスのペンキステッチで、まあこれも一時期の501の仕様に似せたのでしょうけど。