
今日は、ウルヴァリン(ウルバリン、Wolverine)の革靴(靴、シューズ)、ワークブーツ、1000マイルブーツを取り上げます。《最終更新日: 2013年2月16日》
Wolverine(ウルヴァリン、ウルバリン)
ウルヴァリンは、1883年創業のアメリカはオハイオ州のアウトドアシューズ、ワークシューズの老舗ブランド。今の社名になったのは1912年です。
1908年に誕生した名作1000マイルブーツが、頑丈なつくりで労働者の人気を集めたそうです。いまも機能的な靴を中心とした品ぞろえで、「本気」の人に愛用されていると思われます。

アメリカのAmazon.comなら、一部の靴でwidth(足囲、ウィズ、ワイズ)を選べます。
1000 Mile Boot Collection(1000マイルブーツ・コレクション)

ワークブーツの名作1000マイルブーツが、1000マイルブーツ・コレクション(1000 Mile Boot Collection)としてアメリカ製で復刻されました。
昔ながらの頑健なグッドイヤーウェルト製法で、革底(レザーソール)仕様。甲革(アッパー)はホーウィン(Horween)社のクロムエクセル(Chromexcel)という丈夫なレザー。ホーウィン社はオールデン(Alden)のシェル・コードバンで有名ですが、クロムエクセルは同社のもうひとつの看板商品です。
Original(オリジナル)は、プレーントウ型のワークブーツ。これが基本です。

Addison(アディソン)は、ウイングチップ型の1000マイルブーツ。実はワークブーツでウイングチップ型は珍しいのです。なんとなくトラッドな雰囲気があって狙い目じゃないでしょうか。





Addisonに、2色遣いのコンビ仕様が出ました。これは渋くて派手な良い仕上がりではないですか。かかとも色が切り替わっています。




Bradford(ブラッドフォード)は、短靴でまさにウイングチップ型の1000マイルオックスフォード。雑誌Free & Easy(フリー&イージー)でいうところのブーティーオックスフォードです。これならかなり幅広い着こなしに対応してくれそうですね。例えば、ツイードジャケットのようなちょいラギッドな着こなしに合わせてみますか。





Rockford(ロックフォード)は、キャップトウ(ストレートチップ)型の1000マイルブーツ。内羽根式であることも併せ、かなりクラシックな雰囲気を漂わせています。
Watson(ワトソン)は、まさにストレートチップ型の短靴。普通のビジネススーツに合わせるのは難しいでしょうが、ちょっとドレッシーな雰囲気を感じます。

Courtland(コートランド)は、Uチップ(モックトウ)型の1000マイルブーツ。Uチップはワークブーツらしい意匠といえます。これはビブラム(ヴィブラム、Vibram)社のゴム底(ラバーソール)が付いた革底仕様。
Austen(オースティン)は、より丈の長い1000マイルブーツ。かかとも高めで、より本格的なワークブーツといえるでしょう。ビブラム社のゴム底が付いた革底仕様。
Stockton(ストックトン)は、エンジニアブーツ。普通のエンジニアブーツよりも迫力のある見た目が魅力的です。ビブラム社のゴム底が付いた革底仕様。
Filson(フィルソン)とコラボした1000マイルブーツ

ウルヴァリンが、老舗アウトドア用品ブランドのフィルソン(Filson)とコラボしました。こちらは、フィルソン商品に使われる丈夫なコットンツイル地を使用しています。ラギッドな雰囲気が堪りませんねぇ。
セバゴ(Sebago)もフィルソンとコラボしていますが、こちらのほうが確実につくりは良いと思います。こちらはグッドイヤーウェルト製法でアメリカ製ですし。
Rowan(ローワン)は、側面などに大胆にコットンツイル地を使用した1000マイルブーツ。白いウェッジソールを装備しています。
Emerson(エマーソン)は、モックトウ型のいかにもワークブーツらしい意匠の1000マイルブーツ。シュータン部分に控えめにコットンツイル地を使用しています。
ポストマンシューズ

ウルヴァリンから、ポストマンシューズが出ました。ビブラム(ヴィブラム、Vibram)社のウェッジソールを装備しています。ストームウェルト付きで少しゴツい仕上がりかな。
それほど値段が高くないカジュアル用途の黒いドレスシューズをお探しなら、ポストマンシューズはかなり使いやすいと思います。中途半端な靴だとどっちつかずでイマイチ使いにくいんですよ。
その他
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追記
- (2013年2月16日)2012年度秋冬最初の更新。
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