
今日はちょっと趣向を変えて、GLOBER(グローバー)というお店をご紹介します。
GLOBER(グローバー)
GLOBERは、運営母体を共通とするイギリス物が得意なUKism(ユーケーイズム)さんとイタリア物が得意なSTILE(スティーレ)さんが統合して、2011年に誕生したメンズ・ファッションアイテムのお店。特にSTILEさんの最後のほうはアメリカや日本の商品も扱っていて当初の想定とはズレてきていたように感じていましたので、この統合でいろいろすっきりしたいえるのでは。
もちろん統合しても扱っている商品は一流品ばかりという性格は変わりませんので、まさに日本有数の大人のためのメンズショップが誕生したといえるでしょう。今日は、扱っている主なブランドをご紹介します。
Briefing(ブリーフィング)、Daniel & Bob(ダニエル・アンド・ボブ)、Orobianco(オロビアンコ)

ミルスペック(米国軍用規格)に準拠した素材や部品で製作される硬派中の硬派の鞄ブランドといえば、日本企画でアメリカ製の鞄ブランドであるブリーフィング(Briefing)。ガツンと硬派な漢(おとこ)の鞄が欲しければ、ここですよ。

現在最も人気の高い鞄ブランドのひとつであろう、ダニエル&ボブ(ダニエル・アンド・ボブ、Daniel & Bob、Daniel and Bob)。近年のイチオシは、ボディーバッグのPippo(ピッポ)かな。

比較的お手頃価格のイタリア鞄といえばのオロビアンコ(Orobianco)は、1996年創業のイタリアの鞄ブランド。私も、トートやらショルダーやらいろいろ愛用しております。
Whitehouse Cox(ホワイトハウス・コックス)、Daines and Hathaway(デインズ&ハサウェイ、デインズ&ハザウェイ)、Jabez Cliff(ジャベツ・クリフ、ジャベツクリフ)

Begin(ビギン)などの雑誌でおなじみのホワイトハウス・コックス(Whitehouse Cox)は、1860年創業のイギリスの皮革製品ブランド。無骨で丈夫なブライドルレザーを使用した製品が大充実していまして、このブランドの出世作であるベルトのほか、財布や鞄などがそろっています。

やはりブライドルレザーを得意としているデインズ&ハサウェイ(デインズ&ハザウェイ、Daines and Hathaway)は、1922年創業のイギリスの皮革製品ブランド。一瞬でバックルを外すことのできるクイック・リリース・ベルトは、消防士の緊急時の対応用に考案されたそう。アメカジスタイルにばっちりハマります。

英国王室御用達ブランドのジャベツ・クリフ(ジャベツクリフ、Jabez Cliff)は、1793年創業のイギリスの超老舗馬具ブランド。一枚革の分厚いブライドルレザーのベルトに真鍮のバックルのベルトは、ラギッドすぎず地味すぎずって感じです。私も愛用しております。
Anderson's(アンダーソンズ)、Faro(ファーロ)、K.T.Lewiston(K.T.ルイストン)

評価の高いベルト専業ブランドであるアンダーソンズ(Anderson's)は、1966年創業のイタリアはパルマのベルトブランド。今っぽくて大人っぽい雰囲気のベルトをお探しなら、まずはこのブランドを当たってみてください。「今」を代表するベルトブランドのひとつだと思います。

透明感のある独特の質感が特徴の水染め革を得意とするファーロ(Faro)は、日本のセルツ(Sellts)の皮革製品ブランド。素材はコードバンとカーフの2種類があり、コンサバながら退屈ではないデザインも魅力です。

オールデン(Alden)の代理店であるラコタ(Lacota)のブランドであるK.T.ルイストン(K.T.Lewiston)には、コードバンの革小物が大充実しています。財布に加え、ベルトにも注目してください。
Tricker's(トリッカーズ)、Clarks(クラークス)、Admiral(アドミラル)

英国王室御用達(ロイヤルワラント)ブランドでもあるトリッカーズ(Tricker's)は、1829年創業のイギリスの靴ブランド。カントリーブーツがすこぶる定評のあるブランドでして、ブリティッシュカントリースタイルをやるならこのブランドを無視することはできません。

今のカジュアルシューズを代表するブランドといってよさそうなクラークス(Clarks)は、1825年創業のイギリスの靴ブランド。大定番のデザートブーツ(Desert Boot)は、世界販売の累計が1,200万足を突破したんだそうな。流行に左右されない永遠の定番靴です。マジで一家に一足。

ミツカン印(?)でおなじみのアドミラル(Admiral)は、1914年創業のイギリスのスポーツウェアブランド。サッカーのマンチェスター・ユナイテッドなどのスポンサーになってユニフォームを提供した実績があります。お手頃価格で気の利いたデザインのスニーカーが多いですよ。
Sperry Top-Sider(スペリー・トップサイダー)、Spring Court(スプリング・コート)、Caminando(カミナンド)

デッキシューズの代名詞といえるスペリー・トップサイダー(Sperry Top-Sider)は、1935年創業のアメリカの靴ブランド。濡れたデッキの上で滑りにくいよう切り込みを入れたスペリー・ソールを考案したこのブランドは、デッキシューズの歴史上最も重要なブランドでしょう。モカシン型もスニーカー型もあります。

ジョン・レノンも愛用していたというスプリングコート(スプリング・コート、Spring Court、Springcourt)は、1936年創業のフランスのスニーカーブランド。キャンバススニーカーのまさに古典的名作のひとつといえます。

関税の安いメキシコで生産しているカミナンド(Caminando)は、2008年に誕生した日本の靴ブランド。発色の良いスエード地にホワイトソール仕様のチャッカブーツや、スタイリッシュなブーツなどに注目してください。
Boglioli(ボリオリ)、Incotex(インコテックス)

「クラシック&モダン」をコンセプトにしているというボリオリ(Boglioli)は、1890年代に創業したイタリア北西部ガンバラのスーツブランド。とにかく今っぽいジャケットが欲しいなら、今はまずはこのブランドに注目してください。人気のDover(ドーバー、ドーヴァー)やSOHO(ソーホー)は、すぐに売り切れちゃいますね。

イタリアを代表するパンツブランドのひとつであるインコテックス(Incotex)は、1951年創業のイタリアのパンツ専業ブランド。近年の傑作であるJ35を始め、ドレスからカジュアルまで幅広くパンツをつくっています。
Mackintosh(マッキントッシュ)、Belstaff(ベルスタッフ)、Gloverall(グローバーオール)

今どきのキレイめスタイルに欠かせないブランドといえば、ゴム引きのコートでおなじみのマッキントッシュ(Mackintosh)。キルティングジャケットも見逃せません。とにかく、現在一番格好良いアウターをつくってくれているブランドのひとつといえます。

ヨーロッパ風ライダースの代表格ベルスタッフ(Belstaff)は、1924年創業のイギリスのモーターサイクルウェアブランド。十八番のライダースジャケットのほか、ダウンジャケットや私も愛用しているキルティングジャケットを狙ってみてください。

ダッフルコートの代名詞ともいえそうなグローバーオール(グローヴァーオール、グロヴァオール、グロバーオール、グロヴァーオール、Gloverall)は、イギリスのアウターウェアブランド。ダッフルコートをお探しなら、まずは「い」の一番にここを当たりましょう。Pコート(ピーコート)もオススメですよ。
Fidelity Sportswear(フィデリティ・スポーツウェア、フィデリティー)、Duvetica(デュベティカ)

メルトンウールのアウターを得意としているフィデリティ・スポーツウェア(フィデリティー、Fidelity Sportswear)は、1941年創業のアメリカのアウターウェアブランド。とにかくPコート(ピーコート)の種類は豊富でして、Pコートをお探しならまずはここを当たってみましょう。

現在最も人気のあるダウンウェアブランドのひとつであるデュベティカ(Duvetica)は、企画はイタリア、ダウンはフランス、縫製はクロアチアとブルガリアという、まさに「ヨーロッパ」なブランド。基本モデルから街着風モデルまで、デザインは各種あります。
Drake's(Drakes、ドレイクス)、Dents(デンツ)

1977年創業のイギリスのネクタイ・マフラーブランドであるドレイクス(Drake's、Drakes)は、現在最も世界的に人気のあるネクタイブランドのひとつといってよいでしょう。品質的にもブランド価値的にも間違いのないブランドで、プレゼントとしても好適です。

手袋(レザーグローブ)の代表ブランドといえば、1777年創業のイギリスの老舗中の老舗のデンツ(Dents)で決まり。議論の余地はありません(!)。中でもペッカリーの手袋は、服好きならいつかは手に入れたいマストアイテムといえます。
Fred Perry(フレッド・ペリー)、Letroyes(ルトロワ)

月桂冠でおなじみのフレッド・ペリー(Fred Perry)は、1952年創業のイギリスのカジュアルウェアブランド。イギリスを代表する鹿の子地のポロシャツといえばここですな。襟と袖に2本線(ティップライン)が入っていることが大きな特徴。ポロシャツのほかにもいろいろあります。

丸編みのシームレス(縫い目のない)なつくりのカットソーを得意としているルトロワ(Letroyes)は、2008年に誕生したフランスはシャンパーニュ地方製のニットブランド。とにかく細身の美しいシルエットが魅力で、今最も注目のカットソーブランドのひとつかも。
John Smedley(ジョン・スメドレー)、Jamieson's(ジャミーソンズ、ジェミーソンズ)

ジョン・スメドレー(John Smedley)は、世界で最も成功したニットブランドのひとつといえるかもしれません。創業は、泣く子も黙る1784年! メリノウールやシーアイランドコットンを使ったセーターやポロシャツがあります。

シェットランド(シェトランド)ウールのセーターが得意なジャミーソンズ(ジェミーソンズ、ジャミーソン、ジェミーソン、Jamieson's of Shetland、Jamiesons)は、1893年創業のイギリスはスコットランドのニットブランド。なんと言っても鮮やかなフェアアイル柄のセーターに定評があり、代表ブランドといってよいでしょう。
Alex Begg Scotland(アレックス・ベグ・スコットランド、アレックス・ベッグ)、Johnstons(ジョンストンズ)

アメリカのバラク・オバマ氏が大統領就任式で身に着けたというアレックス・ベグ(アレックス・ベッグ、Alex Begg)、ベグ・スコットランド(Begg Scotland)は、1869年創業のイギリスはスコットランドのマフラーを中心としたブランド。代表作は、ウールにアンゴラを混紡させてフンワリ感を出した素材を使用したマフラーです。

歴史の古さならジョンストンズ(Johnstons)もなかなかのもので、創業は1797年。カシミア(カシミヤ)製品の品質の高さには定評があります。マフラーのほか、手袋(ニットグローブ)もあり。

カジュアルでざっくりしたニットなら、ブラックシープ(ブラック・シープ、Black Sheep)がイチオシ。大人っぽいショールカラーのカーディガンのほか、手袋、マフラー、帽子(ニットキャップ)など、冬のスタイルを豊かにしてくれるアイテムがそろっています。
Turnbull & Asser(ターンブル&アッサー)、Orian(オリアン)
当ブログはどちらかというとアメトラ(アメリカン・トラッド)を中心に商品を紹介しているため、イギリスやイタリアのシャツを紹介する機会がなかなかありません……。でも、ブリティッシュスーツならイギリスのシャツ、クラシコイタリアスーツにはイタリアのシャツを合わせたいですよね。
ターンブル&アッサー(Turnbull & Asser)は、歴代ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリーなど)や近年はイギリスのチャールズ皇太子も愛用しているという1885年創業のイギリスを代表するシャツブランドです。
オリアン(Orian)は、1968年創業のイタリアのシャツブランド。創業者のジャン・ガエターノ・オリアン氏は、名門シャツブランドのギ・ローバー(ギローバー、Guy Rover)出身の人です。
一般的に、イタリアのシャツのほうがイギリスのシャツより襟が大きい傾向があります。また、イタリアのシャツはたいてい表前立て(前立てあり)仕様です。
Tateossian(タテオシアン)、Elizabeth Parker(エリザベス・パーカー)
カフリンクスもこのブログではあまり扱っていないアイテムですが、ダブルカフス(フレンチカフ)のイギリスのシャツにはカフリンクスは必須なのです。タテオシアン(Tateossian)のものなら私も2、3個持っていますよ。
Rimowa(リモワ)

リモワ(Rimowa)は、1898年創業のドイツの鞄ブランド。
ここのスーツケースは、ゼロハリほどは重くない点が人気です。素材のポリカーボネートは、柔軟ですが壊れにくいのです。
Kent(ケント)
良い服を買ったら、適切にお手入れをしてあげましょう。基本はブラシがけ、1777年創業のケント(Kent)のブラシなら安心です。
さいごに
GLOBERさんは、寸法表示(サイズ表)が充実していることが嬉しいですね。そうそう、「ファッション用語辞典」「ブランド辞典」「ネクタイ辞典」「マフラーの巻き方」などの記事も充実していますよ。
なお、もし今日の記事の商品などがうまく表示されないようでしたら、「快適にご覧いただくために……」の記事の内容を確認してみてくださいね。ノートン先生が何かしているかも……。
関連記事
Javari.jp(ジャヴァリ・ジェーピー)で靴を買いましょう
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)の通販サイト(オンラインショップ)ができました!
BEYES(バイズ)というお店を紹介します
Levi's(リーバイス)の公式オンラインストアができました!
ランズエンド(Lands' End)がリニューアル! カジュアルウェア通販の老舗
ZEEL(ジール)というお店を紹介します
人気Blogランキングなるものに参加することにしました。ご協力よろしくお願い致します…。

この記事へのコメント