
今日は、ブリーフィング(Briefing)のRedline(Red Line、レッドライン)の鞄、トートバッグ、ショルダーバッグ、リュックサック(バックパック)を取り上げます。《最終更新日: 2015年3月11日》
Briefing(ブリーフィング)Redline(Red Line、レッドライン)、ミルスペック仕様でつくられます
ブリーフィングは、日本のセルツ(Sellts)が企画しアメリカの軍需工場(ミリタリーファクトリー)が製造している1998年に誕生した鞄ブランド。当然のことながら、もちろんアメリカ製です。
ブリーフィングの鞄は、ミルスペック(米国軍用規格)に準拠した素材や部品で製作されています。要するに、非常に本気なつくりのブランドなわけです。
現在ブリーフィングにはRedlineとBlackline(Black Line、ブラックライン)があるのですが、この記事ではRedlineを紹介します。
バリスティックナイロン製の漢(おとこ)の鞄です
ブリーフィングの鞄の大きな特徴は、素材に防弾チョッキにも使用されるバリスティックナイロン(1050デニール・ダブルバスケット・ウィーブ・ナイロン)を使用していること。丈夫さは折り紙付きです。

色展開は、今は基本的にブラックとミッドナイト(ネイビー)の2色と思われます。以前はモス、その前はカーキがありました。スーツにも合います。また、限定柄のトランジショナル・カモ(Transitional Camo)という迷彩(カモフラージュ)柄もありますよ。
「イタリア鞄はチャラチャラしてイヤだし、英国鞄はトラッドすぎる」という御仁には、ガツンと硬派なここの鞄はいかがでしょう? 漢(おとこ)の鞄です。
ちなみにこちらは、ブリーフィングのアメリカ工場の様子の動画です。
Flight Light(フライト・ライト)シリーズ

2010年に登場したブリーフィングの新シリーズであるFlight Light(フライト・ライト)は、素材にバリスティック・ナイロンではなく同じく強靭な500デニールのコーデュラ・ナイロンを使用していることが特徴。
強度はバリスティック・ナイロンに劣るのでしょうが、そのぶん軽量に仕上がっているのがウリ。色展開をバリスティック・ナイロンとちょっと変えているのも魅力的です。
ブリーフケース(ビジネスバッグ)、ボストンバッグ(旅行鞄)、財布

別記事に、ブリーフィングのブリーフケース(ビジネスバッグ)、ボストンバッグ(旅行鞄)、財布などをまとめています。
強靭なバリスティックナイロンは、ビジネス用の鞄でももちろん大いに頼りになります。
トートバッグ、Protection Tote(プロテクション・トート)、……

次は、最もブリーフィングらしいアイテムかもしれないトートバッグ。
Protection Tote(プロテクション・トート)は、ブリーフィングの第1弾モデルであり、代表作と言っていいでしょう。前面と背面にウレタンフォームが充填されていて、ノートパソコンなどを入れても安心。ある意味、最強のトートバッグかも?
Urban Bucket(アーバン・バケット)は、もう少し気楽な用途で使うことを考慮されたトートバッグ。大きすぎず小さすぎずで使いやすいでしょう。
Gym Wire(ジム・ワイヤー)は、スポーツジムに通うときに使うことを想定してつくられたトート。機能はかなり充実していまして、特に底部に靴を入れられるのはすごいですね。より小さめで横長のEasy Wire(イージー・ワイヤー)もあります。
Fold Tote(フォールド・トート)は、口の部分が折りたたみ式になっているトートバッグ。口を伸ばせば容量を大きくできます。全面のストラップには毛布などを固定できるよう考慮されています。
Shot Bucket(ショット・バケット)は、手軽に持てそうなトートバッグ。大きな特徴は持ち手の長さが調節可能なことで、これは地味にうれしい機能だと思いますよ。ポケットの多さなどブリーフィングらしい使い勝手の良さはそのままです。
持ち手が長すぎると特に縦長トートの場合は地面に引きずりそうになりますし(背が低い人はなおさら)、短すぎると厚着をしたときに肩掛けをやりにくくなります。そういう不満を解消してくれるトートバッグといえます。
Armor Tote(アーマー・トート)は、大容量のトートバッグ。ボストンバッグのような感覚で使えます。
ショルダーバッグ、DayTripper(デイ・トリッパー)、……

Day Tripper(デイ・トリッパー)は、普段遣いにピッタリな小型のショルダーバッグ。ブリーフィングには珍しいかわいらしいデザインで、個人的にはこれ、気になります。
Day Tripper(デイ・トリッパーS)は、Day Tripperの小型版です。
Conductor(コンダクター)は、「コブラバックル」と呼んでいる大き目の留め具が印象的なショルダーバッグ。軽量ながら堅牢なバックルなのだそう。全体的には比較的小さめです。
Lance 3(ランス3)は、ミリタリーっぽい雰囲気が堪らないショルダーバッグ。ひと回り大きいLance 2(ランス2)もあります。
リュックサック(バックパック)、デイパック

次は、近年復活著しいリュックサック(バックパック)、デイパック。
Attack Pack(アタック・パック)は、手頃な大きさで日常遣いしやすいデイパック。ブリーフィングらしいバックパックをお望みなら、まずはこれを候補にすべきでしょう。
Urban Pack(アーバン・パック)も、比較的基本的なデザインのデイパック。Attack Packよりも少し大きめです。
Urban Patrol(アーバン・パトロール)は、円錐状の形態が特徴のデイパック。これは人気が出そうな気がしますねぇ。
Mission Flap(ミッション・フラップ)は、通称コブラバックルが印象的なバックパック。これもデザインが良いと思います。
Simple Flap(シンプル・フラップ)は、四角くてシンプルなデザインが格好良いバックパック。ポケットなどが多く機能的に仕上がっています。
Market Sac(マーケット・サック)は、バックパックとトートバッグが合体した鞄。お気楽に持てる鞄といえます。
Gym Pack(ジム・パック)は、Gym Wireのバックパック版。前ポケットにはテニスラケットをすっぽり収納することを想定しているそうです。スポーツ好きの人に。
ウエストバッグ、ボディーバッグ

次は、やはり近年復活傾向にあるウエストバッグ(ウエストポーチ)。
Neo Pike(ネオ・パイク)は、そこそこの大きさのウエストバッグ。小さめのショルダーバッグの雰囲気もあります。
Master Pod(マスター・ポッド)は、「マスター」の名に恥じぬ(?)大きめの鞄。片方の肩にちょこんと掛けてもサマになるでしょう。
Drop Pouch(ドロップ・ポーチ)は、縦長で小さめのショルダーバッグともいえるかな。ただし鞄下部にもストラップが付いていまして、太股に巻いてバイクバッグとしても使えるのだそう。
その他
その他のブリーフィングの鞄は、こちら。
他の記事も……


トートバッグを集めた記事や、ショルダーバッグを集めた記事、リュックサックを集めた記事、それにウエストバッグを集めた記事がありますので、まずはそれらをご覧ください。
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追記
- (2007年1月7日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年6月27日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年9月6日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年10月22日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年1月30日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年7月30日)商品を追加、入れ替え。
- (2010年4月29日)2010年春夏最初の更新。
- (2011年7月22日)2011年春夏最初の更新。
- (2012年8月14日)2012年春夏最初の更新。
- (2015年3月11日)2015年春夏最初の更新。
この記事へのコメント
胡麻
小振りなショルダー(ボディバッグ?)を探していて、ちょっと無骨ですけれどブリーフィングのTripodを気に入りました。
ブリーフィングはカーキとブラックの2色展開ですが、今までの癖?で使いやすい黒を購入しよう、と思ったのですがふと黒い鞄は使いやすいのか?という疑問が沸きました。
黒は一番高貴な色というのは異論は無いのですが、派手な色という側面もあるような気がするのです。
最近黒という色とどうやって付き合って?行けば良いのか考えているのですが、無難という理由で黒を選ぶのはあまり意味がないのでしょうか?
blackwatch
黒い鞄についてですが、まずは合わせる服で考えるべきだと思います。特に、靴ですね。まあ、ナイロン鞄だとあまり色合わせにこだわる必要はないとは思いますが。
http://blackwatch.seesaa.net/article/109771432.html
あと、「黒」についての考え方は、このへんの記事及びコメント欄にていろいろ書いていますので、参考にしてください。
http://blackwatch.seesaa.net/article/26374537.html
http://blackwatch.seesaa.net/article/109586188.html
http://blackwatch.seesaa.net/article/107143804.html
ざっくり言って、黒は「モダン」であると同時に、「(19世紀的な?)超クラシックな色」だと思います。特に、カジュアルスタイルにおいては。
胡麻
昨年末にこちらのサイトを知り2005年の記事から読みふけっていたのですが、情報量が豊富な為、件の記事に追いついていませんでした。
とりあえずナイロン鞄は色合わせにこだわる必要は無い(センス次第)ことがわかり安心?しました。
黒だけではないのでしょうけれど、色の持つ意味合い?を理解できるとコーディネートがより楽しく、着こなしの雰囲気も良くなりそうですね。
>黒
モダンかつ超クラシックとは奥が深すぎますが、毎回とっても勉強になります。
blackwatch
まあ私の記事はあくまで「私がこう思う」という内容に過ぎませんので、話半分でお読みになったほうがいいかもしれません(笑)。服については本当にいろいろな考え方があって、どれが正解とも言いがたいですし。
ヤックヤック
先日briefingのIDケース(社員証を首からぶら下げるヤツ)を購入しました。色はミリタリー臭の強いモスです。
洒落たレザーモノももちろん良いですが、無骨なバリスティックナイロンも男臭くてなかなか素敵なのです…
宮城県のセレクトショップからオンラインで購入しました。
自身の買い物を今までどおり楽しみつつ、こういった形で復興に携わっていけたら良いなと思います。
blackwatch
個人的にはあのIDケースストラップというものはあまり好きではないのですが(特にネクタイをしていたら見た目的にジャマ)、セキュリティ上そうも言っていられないですよね。どうせなら格好良いものを持ちたいものです。バリスティックのモス色は、特にカジュアルスタイルと相性が良さそうです。
宮城から買われましたか。物流事情が復旧しているのなら、そういう貢献の仕方もありますね。宮城のほうの服屋さんは売り上げ減で悩んでらっしゃいそうですし。
ケンタロー
二年ほど前にこちらのサイトを知り、色々と勉強させていただいてます。
ファッションの知識も全然なかったのですが、物事の伝統とか背景とかを知ることに苦痛を感じないタイ
プなのか記事を読んでるだけでも充分楽しいです。
ボディバッグの購入を検討していて(財布と携帯と+αの容量)、アウトドアなデザインにいきすぎない
のがいいということで、こちらのブリーフィングのトライポッドにしました。
ところでそれ以前の段階でサイズ的に比較して迷ったのがいわゆるベルトポーチというやつでした。
最低限の手荷物を収納するということでは充分事足りたのですが、結局少し余裕のあるボディバッグにし
たのです。
このベルトポーチというのはトラッドな世界ではよく使われるものなのでしょうか?
カバン選びって難しいなと感じている今日この頃です。
blackwatch
まずはつまらないことを指摘させていただくと、ここのコメント欄では(といいますか、ブログのコメント欄一般では)「見た目」のための改行は要らないのです。(IEなどの)ブラウザの横幅を狭くして表示させると、ヘンなところで改行が入ってかえって見にくくなってしまいますよね。そういう環境の人もいるのです。
さて話を戻しますと、ベルトポーチはもちろんそもそもボディーバッグもウエストバッグも、本当の意味でのトラッドなアイテムとはいえないような。もっとも、「トラッド」といっても定義がいろいろあって難しいのですけど。
ただ、ガチガチのトラッドな考え方だとカジュアル時の鞄の選択肢が本当に少なくなってしまいますので、実際のところは流行などを考慮して柔軟に考えたほうが現実的だと思います。ケンタローさんの本当の意図は、コンサバに(つまり大人っぽく)持てるかどうかというところなのではないかと想像します。
で、ベルトポーチですけど、グーグル画像検索をしてみてもいろいろあって一概にいうのは難しいですね。いわゆる「シザーバッグ」のようなものは若者が持っている印象がありますが、そうでないものであればまあまあそこそこコンサバに使えそうに思いました。
以前もちょっと書いたことがあるのですが、カジュアル時の鞄の選び方は意外に難しいものなのです。いつの時代にも使いやすい「鉄板」なアイテムはほとんど思いつきません。流行に合わせて考えるしかないかなと。
ケンタロー
改行のご指摘ありがとうございます。以後注意します。
「コンサバに、つまり大人っぽく持てるか」、これは私が無意識のうちに描いてたイメージを鋭く捉えてるように思いました。今考えると、目立たせずに、さりげなくベルトポーチを使えるだろうかという基準で探してた気がします。
仰るとおり、愛着を持って使い続けられる鞄を見つけて、いくつか使い分けていければと思います。
blackwatch
ベルトポーチやウエストバッグの類は、アウトドア系の格好なら合わせやすいのですが、コンサバな格好だとやはり流行を意識してうまく鞄を選ぶ必要があると思います。検討してみてください。