今日は、ザノーネ(Zanone)のアイスコットンのポロシャツ、Tシャツ(カットソー)、セーター(ニット)を取り上げます。《最終更新日: 2015年6月22日》
Zanone(ザノーネ)
ザノーネは、1986年創業のイタリアの高級ニットブランド。「セレクトショップ」などでも非常によく見かけます。
スローウェア(Slowear)という企業グループの一員でして、あのインコテックス(Incotex)もここの一員。品質の高さをうかがい知ることができます。
Ice Cotton(アイスコットン)
ザノーネのカットソーで特に定評があるのが、スイスのスポエリー(Spoerry)社のアイスコットン(Ice Cotton)という生地(糸)を使ったもの。強撚糸を使用した、名前のとおり高級感を維持しつつ涼しさを追求した生地です。こちらの記事も参考になります。
近頃は夏の涼感素材で「アイスなんとか」とか「クールなんとか」とか、いろいろと新開発の化学素材が出回っていますが、この「アイスコットン」が決定的にアドバンテージを持っているのは、化学繊維ではなく綿100%だということでしょう。
超長綿(繊維の長い高級コットン)として知られるエジプト綿の糸をむりやりに「ものすごくよじる」ことで(業界用語で「強撚(きょうねん)」=high twistと言います)この独特なアイスな触感を作っています。
アイスコットンというのは、スイスの紡績屋さんが開発した糸なんですが、強撚糸といって、細い糸をともかく思いっ切り「撚(よ)り(=捻(ねじ)り)」を掛けた糸でして、肌触りがものすごくシャリッと冷やっこい、という素材です。
ポロシャツ、Tシャツ(カットソー)
まずは、ポロシャツをご紹介。
こちらは、そのアイスコットンを使用したポロシャツ。台襟付きでドレス感がありますが、ポロシャツらしさを残したデザインは私好みですね。身幅や着丈などはいまの時代にちょうど良い感じ。
ボタンダウン仕様のポロシャツもありまして、ボタンダウン好きの人にはこれでしょう。より「シャツらしさ」があるので、クール・ビズ(Cool Biz)用としても使いやすそう。
こちらは、スポーティーな生地である鹿の子(カノコ、ピケ)編みのアイスコットン地、通称アイスピケ地のポロシャツです。
こちらは、より伸縮性のあるジャージーピケ地を使用したポロシャツ。前立てとポケットが付いて、よりカジュアル感のある仕上がりです。トラッド派の人が好みそうなモデルかなと。
アイスコットンは、Tシャツに採用してももちろん優秀です。こちらは、クルーネックとVネック仕様のTシャツ。大人っぽくて都会的なTシャツといえます。
コットンセーター、ニットカーディガン
こちらは、薄手でかなり乾いた感触が春夏らしいVネック仕様のカーディガン。Vゾーンが比較的狭めなのは私好みです。身幅は細め。
ウールセーター、ニットカーディガン
次は、ウールニットカーディガンをご紹介。
こちらは、モックネック仕様のニットカーディガン。アウター的に着てもしっかり主張してくれる一着です。なぜかKyotoと命名されています。
こちらは、グラデーションがかかったような現代的なモックカーディガン。こちらはなぜかTokyoと命名されています。
ザノーネから、タートルネック(タートル)セーターが入荷しました。こちらは、中くらいの厚さのミドルゲージのウールのタートルネック。このくらいの厚さならテーラードジャケットにもPコート(ピーコート)にも合わせられので、カジュアルなら幅広く使えると思いますよ。
その他
その他のザノーネは、こちら。
他の記事も……
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追記
- (2007年6月3日)記事を全面的に書き換え。
- (2008年4月3日)2008年春夏最初の更新。
- (2008年10月23日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年6月7日)2009年春夏最初の更新。
- (2012年6月6日)2012年春夏最初の更新。
- (2013年5月24日)2013年春夏最初の更新。
- (2014年4月6日)2014年春夏最初の更新。
- (2015年6月22日)2015年春夏最初の更新。
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