今日は、スペルガ（Superga）の靴、スニーカー、コットンキャンバスシューズを取り上げます。《最終更新日: 2017年8月15日》
Superga（スペルガ）
スペルガは、1911年創業のイタリアのスニーカーブランド。もともとはゴムをつくるメーカーだったのですが、1930年代にゴム底にコットンキャンバスをバルカナイズ（ヴァルカナイズ）製法（圧着してくっつける製法）でつくった靴が大ヒットしてしまって今に至る、というわけです。
まあなんと言うことはないスニーカーなんですが、どことなくオトナっぽい見た目が魅力。実際ヨーロッパでは大人の人がよく履いているようです。「キャンバススニーカーが欲しいけどガキっぽくなるのはイヤ」という人は、第一候補にしてよいのでは？
大定番の2750 COTU Classic
スペルガのスニーカーといえば、なんと言っても大定番の2750 COTU Classic（S000010）。ローカットのモデルでこれが基本です。いちおうテニスシューズなのです。色展開はものすごく豊富。
2750 FGLU（S009HL0、S001TT0）は、甲革（アッパー）にレザー（皮革）を採用した2750。かかと部分の配色にも注目してください。
2750 SUEU（S003SR0）は、スエード（スウェード）地の2750。スエード派の人はこちらです。
2750 COT3VELU（S00BN20）は、2750のベルクロ（面ファスナー、マジックテープ）版。革靴でいうところのモンクストラップといえ、着脱の容易さも期待できます。アッパーがスムースレザーの2750 LEA3VELU（S00BN10）、スエードの2750 LEA3VELU（S00BN10）もあります。
2754 COTU（S000920）は、2750のミドルカット（ミッドカット）版、2795 COTU（S008H00）はハイカット版です。
2311 COTU（S009N90）は、スリッポン型キャンバススニーカーです。
2750 Aerex Century（S0046Q0）は、2011年に発売された創業100周年モデルの復刻版。デザインが少し違いますし、なんと言っても金色の鳩目（アイレット）が格好良いのです。100年前のロゴを使用しています。
2750 WAXCOTSUEU（S00BFD0）は、アッパーにワックスコットンとスエードを、裏地にタータンチェック柄を配した2750。ブリティッシュな2750といえます。ハイカット版の2795 WAXCOTSUEM（S00BFC0）もあります。
2017年に、スペルガ・スポーツ（Superga Sports）ラインが復刻されました。2750 COTU PANATTA（S00BZP0）は、テニスのアドリアーノ・パナッタ（Adriano Panatta）選手が1976年の全仏オープンで着用していたコートシューズを復刻したものだそう。Swallow Tail Logoと呼ばれる装飾と、70年代（1970年代）らしいレトロな色遣いが印象的です。
ちなみに、スペルガは有名人の愛用者も多いそうな。イギリスの故ダイアナ妃も愛用されていたそうですよ。
有名人ではありませんが（汗）、私も愛用者でした。昔、海外旅行時に2750を履きっぱなしで酷使したことを思い出します……。
その他
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この記事へのコメント
taku
スペルガは過去にご愛用だったということで。
僕のは現役です。酷使してます（笑）。
履き心地は正直、、、の靴ではないでしょうか？
僕はこの靴の製法のせいなのかなと、記事を読んで思いました。
でも見た目は可愛らしくて素敵ですよね！
あとバリエーションがこんなにあるとは知らなかったです。
blackwatch
バルカナイズ製法と履き心地は、あまり関係ないような気がします（ありふれた製法ですし）。この手のキャンバスシューズの履き心地を左右するのは、ライナーやインソールの素材や肌触り、それに（基本ですが）木型（ラスト）が足に合っているか、ではないでしょうか。
そうそう、お持ちのトリコロールのデッキシューズ、あれいいですね。私も多色使いのデッキを入手したいと思っているのですが、なかなか自分の足に合うものが見つかりません…。
mika
SUPERGAを検索していたら遭遇しちゃいましたので
お邪魔させていただきました。
SUPERGA、大好きですが日本で購入は出来るのでしょうか？
ずっと昔にはいていたんですが、お気に入りで穴が開いたときには泣けました。
なんだかとても懐かしいです。
blackwatch
Superga、まだまだ日本でも健在ですよ。お近くのお店で取り扱っていなければ、上で紹介したお店で買ってみてください（過去お履きになっていたなら、通販でも不安はないでしょうし）。
いずれにせよ、きっとよくお似合いになると思いますよ。