2017年のコンサバファッションを振り返る

ステンカラーコート(バルマカーンコート、バルカラーコート)を集めてみました

早いもので、2017年ももう終わり。皆さんにとって今年は良い年でしたでしょうか? というわけで、今年のコンサバファッションを振り返ってみましょう。

ビッグシルエットが本格的に

今年は、ビッグシルエットが本格的になってきた年といえるでしょう。特に若者向けファッション雑誌はそんな着こなしであふれています。大人向けのファッション雑誌はそこまでは行っていなくて、若者と大人の服が10年くらい前とは正反対の状況になってきました。

極端にビッグ志向だとコンサバではなくなってしまいますので、われわれ大人はほどほどにしておいたほうが無難だとは思います。ただ、少なくともオーバーコートとパンツについてはある程度の余裕があるフィット感が標準的なのですよ。

過去を振り返りますと、ビッグシルエットの全盛期は80年代(1980年代)。90年代(1990年代)に入りますとコンサバスタイルにおいては下火になり、ビッグシルエットの中心はヒップホップ系(B系)やスケーター系に移行しました。

ちなみに今の流行は、80年代の中頃から後半くらいに相当するのではないかと考えています。

さて、パンツについては、新しい傾向が見えてきました。

トラッドに復活の兆し

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ここ数年はアスレジャーのようなスポーツ色の濃いスタイルが人気で、いまいちトラッドスタイルは盛り上がっていませんでした。ただ、徐々に復活の兆しはあるように感じます。1990年前後に流行した渋カジも注目を集めつつあるようです。

アメトラアメリカン・トラッドの話題というと、なんと言ってもAmetoraアメトラ)の日本語版が発売されたことでしょう。アメリカ人デーヴィッド・マークスW. David Marx氏による話題の本です。

私も早くこの本を読んで書評を書きたいところですが、実は電子書籍化されるのを待っているのですよねぇ。出ないのかなぁ。

過去の流行を振り返りますと、本格的なブリティッシュ・テーラリングもそろそろ復活しそうなのですが、どうなりますか。肩パッドの復活も。

今年のベストバイ

最近の私は基本的なアイテムばかり買っています。アイボリー色のステンカラーコートはアメトラの基本だろうということで、J・プレスJ. Pressのコートを買いました。ベストバイというほどではありませんけど、まあいちおう大物ということで。

私が買ったものは昨年のモデルですが、今年のモデルのほうが身幅が少し広めで着やすいとは思います。ただ、今年はSサイズをつくっていないのですよ。頼みますよJ・プレスさん……。

そして、ブルックス・ブラザーズBrooks Brothersのテーラードジャケットを3着も買いました。1番良かったのがI型コーデュロイジャケット。ボタンは替えるかも。

そのほかですと、アレン・エドモンズAllen EdmondsのタッセルローファーのGraysonを買いました。これは気が向けばそのうち紹介するかもしれませんし、紹介しないかもしれません……。

それでは。

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