早いもので、2019年ももう終わり。皆さんにとって今年は良い年でしたでしょうか? というわけで、今年のコンサバファッションを振り返ってみましょう。
フレンチ・アイビー
当ブログではよく取り上げているフレンチ・アイビーもしくはフレンチ・トラッドですが、今年はさらに注目度が高まったようです。着こなしについてはこちらの記事が参考になるかと。
雑誌メンズ・プレシャス(Men's Precious)の最新号においても、フレンチ・アイビーの特集がありましたよ。
ユナイテッドアローズ(United Arrows、UA)の鴨志田康人氏とビームス(Beams)の中村達也氏という「両巨頭」の豪華な対談。両名の考えるフレンチ・アイビーが提案されています。鴨志田氏は少しモード寄り、中村氏はコンサバ寄りといえるでしょうか。
今季はモノトーンでまとめた着こなしが注目されましたが、これもフレンチで解釈するとまとまりやすいでしょう。モノトーンをイタリア的に解釈したらイマイチかと。
そうそう、表紙の寅さんがどうしても気になりますね。今号によると、あの腹巻はカシミア製で手編みではないかとのこと。
アメリカン・トラッド(アメトラ)
今年のアメリカン・トラッド(アメトラ)はどうだったかというと、まあふつう。ぜんぜん流行の中心ではありませんが、好きな人ならふつうに楽しめる年だったのでは。アメトラというかアメカジというか、こんな記事を書いています。ノンシャランさが良い。
小泉純一郎氏が首相時代の2001年、この「シャツの首元から白いTシャツを見せる着こなし」を実践しています。当時は流行遅れ感が否めませんでしたが、これはまさにいまの流行にピッタリ! このままポパイに出てもおかしくない!?
70年代(1970年代)
流行に敏感な人には70年代(1970年代)が注目されていまして、特に女性はフレアパンツを穿いている人を見かけるようになりました。
今回は男性のコンサバスタイルには70年代の影響がそれほど強くは表れないような気がしますが(90年代もそんな感じだった)、それでも今後確実にパンツの裾幅が広がるでしょう。いつどのくらい広がるかはよく分かりませんけど。
2020年の展望
とりあえず、2020年の春夏の傾向については、こんな記事があります。
ビッグシルエットとアスレジャー系の着こなしは、相変わらず猛威を振るっていますね。まあ大人なら適度に取り入れることを心掛けるべきでしょう。逆に、大人がスリムフィットにこだわりすぎるのもどうかと思います。細すぎる服は本来は大人には似合いませんから。
肩パッドとブリティッシュ・テーラリングについては毎年「そろそろかな」と言っていますけど、なかなか来ませんねぇ。2020年は肩パッドくらいはそろそろかなぁとは思うのですが、どうかなぁ。
さて、昨年はこんなことを書いています。
今年は令和で大騒ぎでしたが、来年は東京オリンピックで大騒ぎでしょう。とりあえず、無事に終わってほしいところです。
あっと、今年で10年代(2010年代)は終わりですね。10年代を代表する服といえば、黒スキニーでしょう。ちなみに、00年代(2000年代)を代表する服はトンガリ靴。
それでは。
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この記事へのコメント
ノオウエアマン
さすがに一昔前に一世を風靡した?スリム?タイト?過ぎるファッションはおかしいと思いますが…
大き過ぎず小さ過ぎず太過ぎず細過ぎず長過ぎず短過ぎず…普通にジャストサイズで良いんじゃないですかね?
blackwatch
まあそれが流行というヤツですから。うまく付き合うしかないですね(そんなに裾幅が広がってましたっけ?)。
昔ながらのフィットのステンカラーコートやダッフルコート、チノパンツなどを堂々と着られるようになった点は、ビッグシルエットの隆盛の「功」の部分といえると思います。ちょっと前は短細フィットばかりでしたから。