バーニーズ・ニューヨーク(Barneys New York)を別記事で大きく取り上げていますが、今日は気になる商品をご紹介。
バーニーズ・ニューヨークは、1923年創業のアメリカの高級百貨店チェーン。日本には1990年に上陸しています。アメリカ本国では経営破綻してしまいましたが、日本では頑張っています。
バーニーズ・ニューヨークが、1876年創業のアメリカの老舗靴ブランドであるジーエイチ・バス(G.H. Bass)にお得意のローファーを別注しています。まずは、メダリオンやパーフォレーション(ブローグ)の入ったベネシャン型ローファー(いわゆるヴァンプ)。これはあまり見ない意匠で、とても面白いですね。バーニーズもなかなかやるじゃないですか。
革底(レザーソール)仕様で、マッケイ(ブレイク)系のブラックラピド(マッケイグッド)製法。
次は、ビットローファー(ビットモカシン)。甲革(アッパー)にはクロコダイルの型押しが施されています。これはこれでお洒落な一足ですが、私は型押しの(つまり本物のクロコダイルではない)クロコダイルは好きではないのだなぁ。まあ、このへんは考え方次第です。遠くから見たら(近くから見ても?)まず分かりませんし。
最後は、シボの入った渋いグレインレザーを採用したペニーローファー。ちょっとゴツいラグソール仕様で、厚手のコートともバランスの取りやすい一足です。これはセメント製法だそうですけど、そのぶん雨には強いはず(マッケイ系の製法は浸水しやすい)。
いずれも、足囲(足幅、ウィズ、ワイズ、width)は “D” とのことです。
ちなみに、私がこの15年くらいで最もよく履いた靴のひとつが、ジーエイチ・バスのペニーローファー。デザインと木型がとても優れていると思います。高級感はあまりないのでしょうけど、ついつい履いてしまうのです。
なお、ローファーなどのスリッポン靴を集めた記事がありますので、そちらも併せてご覧ください。前回のジーエイチ・バスの記事は、こちら。
それでは。
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