
今日は、Bon Vieuxという古着屋・セレクトショップを経営されている大島拓身氏のYouTubeの動画を受けて、感想を書いてみました。
大島氏は以前はビームス(Beams)に長く勤務されていて、その後独立。ヨーロッパとアメリカの服、そして古着をうまく取り入れたスタイルを提案されている人だと思います。
今回のお題は、「男の定番服 番外編【まず入手したいアイテム】」。今季限定ではなく、比較的長い目で見た、長い期間使えるであろうアイテムを挙げています。まあ正直言いまして難しいお題ですが、あくまで「大島的」スタイリングのためということだそうで、一般論ではないのだとは思います。
- ネイビーブレザー
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まずは無難な服。ただし、ブレザーの仕様にもいろいろ種類がありまして、今回の動画では特に形の指定はされていません。狙う方向に合わせて選べということでしょう。
- グレーヘリンボーンツイードジャケット
これは実はアメリカっぽい服といえます。ブリティッシュ・カントリー風なら、茶系か緑系がまずは選択肢として挙がるでしょうから。黒靴にも茶靴にも合わせやすいという長所も見逃せません。
弱点は、春夏には着られないこと。春夏向きのヘリンボーン生地もあるにはあるのですが、秋冬ほど万能ではない感があります。ベージュやカーキのポプリン地あたりが代替になるかも。ウール地でないとグレーは難しいのです。
- M65型フィールドジャケット、ジャングルファティーグ
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街着向きに改造されたものではなくて、本物のサープラス物かレプリカ物を推しています。この手のカジュアルなアウターウェア類の選択は特に難しく、有識者でも意見が分かれまくることでしょう。ミリタリー服という選択は、コンサバ過ぎないことを意識したのだと思われます。
トラッド派なら、バラクータ(Baracuta)あたりのハリントンジャケットか、ステンカラーコートもしくはトレンチコートあたりが候補でしょうか。
- Levi's(リーバイス)501と505、濃い色のものと色落ちしたもの
ジーンズを選ぶなら、501は無難中の無難な選択でしょう。ただし、大島氏が想定しているのはビンテージのものなのかなと。現行品で選ぶなら、Shrink To Fit(STF)のものが近いのでは(ビンテージのものは基本的にSTFですから)。
難しいのが505で、505は現行品とビンテージではシルエットがかなり違うはずです。型番やブランドはさておき、テーパードストレート系のものが1本あると便利ということかなと。
トラッド派の人なら、ジーンズの代わりに(ベージュの)チノパンツを入れたくなるでしょう。
- ミディアムグレーのウールパンツ
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これも基本服。文句のつけようもありません。強いて言えば、2プリーツのものが良いそうです。
ちなみに、私自身はいろいろと面倒くさくて近年はぜんぜんウールパンツを穿いていないのですよ。その代わりなのか、ブラックジーンズはよく穿いています。ただし、デニムはしょせんデニム、グレーウールの代わりには程遠いのでした。
ウールパンツについては、アメトラ派の私ならフラットフロント(ノープリーツ)のものにしますね。
さて、定番服といえども時代により着こなしやすいフィット感などが微妙に変わるものですが、運が良いことにいまはクラシック・フィットの時代。定番服を活用しやすい時期だと思います。
10年後も変わらず活躍してくれるかはさておき、いまは服をそろえるには良い時期かもしれません。
それでは。
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