ここ数年でおなじみになったクール・ビズ(Cool Biz)、今年はさらに拡大されたスーパークールビズ(超クールビズ)が登場するそうな。
環境省では、各主体のクールビズを通じた節電及び温暖化防止の取組が促進されるよう、本格実施の6月からは、「スーパークールビズ」と称して、普及啓発をさらに強化していきます。
具体的な服装の可否が掲載されていますので、ちょっと見てみましょう。
- ノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツ
この辺はこれまでと同じですね。
- ポロシャツ、チノパン
これは大きい。着こなしの幅がグッと広がります。
- かりゆしシャツ、アロハシャツ
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アロハシャツはハワイでは正装扱いされているようで、その概念を輸入したということでしょう。もっとも、南国地方はともかく東京丸の内あたりのオフィス街にアロハは似合わないと思いますけどねぇ。
アロハシャツまで行かなくとも、昔の日本人がよく着ていた開襟シャツ(オープンカラーシャツ)を見直してもいいのかも。あまりエリートっぽくは見えないような気もしますが。
- ジーパン(破れてだらしなくないもの)、スニーカー
これは意外でした。特にジーンズは涼しい服とはいえないと思いますが(むしろ暑い)、特に若者の着こなしのしやすさを優先したのだろうと思われます。ただし、色落ちしたジーンズは職場向きではないような。
- 無地Tシャツ(執務室のみ)
これも意外でした。まあ、若い人にとってはうれしいでしょうね。どうせなら細ーいボーダー柄くらいは許してあげていいんじゃないかな。
- ビーチサンダル以外のサンダル(執務室のみ)
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考えてみると、今でも室内では革靴を脱いでサンダルを履いている人は少なくないですよね。これ、素足でもOKなんでしょうか。素足にサンダルがOKなら、かなり涼しくなるでしょう。
- ハーフパンツ、ランニングシャツはダメ
ショーツについては、スネ毛が見えるのがよろしくないのでしょうね。でも、バミューダショーツあたりを長い靴下に合わせて穿くとそこそこフォーマルっぽくはなるみたいですが、どうでしょう。
当ブログでは、これまでクール・ビズについてはほとんど言及してきませんでした。スーツからジャケットとネクタイを取ったスタイルでは、どう頑張ってもお洒落っぽくならないんですよ。今回のスーパークールビズは、特にコンサバ志向の人にとってはほとんど普通のカジュアルスタイルですよね。これならお洒落のしがいもあるでしょう。
世の中はどんどんカジュアル化していますので仕事着もカジュアル化するのは既定路線だったのでしょうが、今回の電力不足でさらにカジュアル化が加速した感じです。
ただ、「仕事着」という概念がなくなってしまうのは寂しい感も。高級レストランのドレスコードはどうなるんでしょう。秋冬はスーツに戻るとすると、夏とのギャップが激しすぎるなぁ。一方、内勤の人はそもそもスーツを着る必要はなかったのかも。……などなど、いろいろな想いが去来します。
私の昔からの持論は、ウエストコート(ベスト、ジレ)をうまく使うとそれなりに夏用のドレススタイルになるんじゃないかなぁと。と言いつつ、あまり具体的な着こなしは思いついていません……。この例はクラシックすぎますか。
それでは。
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この記事へのコメント
yamatoshi-1
へちま襟でコードレーンかシアサッカー仕立てられたウエストコートにニットタイ、トロピカルウールのパンツか薄手のコットンパンツのコーディネートを考えています。これが自分流のスーパークールビズです。(笑)
ところで昔のブログでドトールコーヒーの店員さんのスタイル(半袖シャツにニットタイ)のことを書かれていましたが、あの感じも素敵ですね。
どうにもスーツの組下のパンツにシャツというスタイルには馴染めません。
blackwatch
ウエストコートのクール・ビズについてですが、とりあえずは「スリーピーススーツのジャケットなし」スタイルでいいのかなと考えています。生地はウールでもコットンでも。
ドトールの店員さんのことについては、ニットタイの記事で触れています。暑ければネクタイをちょっと緩めるという作法を許せば、ネクタイ姿でもそこそこクール・ビズになるように思います。ジャケットを着るよりはずっと涼しいかと。
http://blackwatch.seesaa.net/article/6641397.html