
今日は、来年の春夏の流行(トレンド)についてのこの記事。
6月14日~17日までの間、イタリア・フィレンツェで第80回ピッティ・インマージネ・ウォモ(以下ピッティ)、2012年春夏展が開催された。いままさに夏真っ盛りの時期だが、ファッションの世界はもう来年の春夏が動き始めた。
まずは、生地について。
「ヴィンテージ」や「ヘリテージ」のくくりでは、“懐かしい風合い”の生地が続々と登場した。およそ100年前の生地を復刻するブランドがある他、イギリスの古いツイードやチェック柄などが復活。
(中略)
これまで続いていた、後染め加工やウォッシュ加工といったユーズド感のある表現はひとまず落ち着いてきた。
要するに、ツイードなどのトラッド感のあるものが人気のようです。
色の世界は、ベージュがピッティの会場を席巻。ジャケット、シャツ、パンツ、そしてストールなどにベージュを取り入れ、グラデーションで着こなす上品な世界を演出する。
近年徐々に注目を集めているベージュの人気が高まりそうです。特に全身をグラデーションでまとめた着こなしに注目でしょう。
ちなみに秋冬だと、ベージュに加えダークブラウンの人気がそろそろ高まりそうな気がするなぁ。90年代(1990年代)に流行したような。
いよいよブレイク目前なのがフラワープリントのシャツ。シャツを専門に生産するブランドは必ずと言っていいほど、フラワー柄のシャツを提案。

花柄は特に男性の場合は着る人を選ぶと思いますが(汗)、落ち着いた花柄ならなんとかこなせるかもしれません。個人的には花柄のみならず、ストライプやチェック以外の特殊な柄に注目したいですね。バティック柄とか。
隠れたトレンドアイテムとして、サマーニットは見逃せない。編み糸が太めのローゲージタイプのニットがこの秋冬の人気だが、来年の春夏もその流れを踏襲して、サラッとした質感に仕上げたコットンニットは注目を集めるだろう。
ざっくりしたサマーニットといえば、個人的には80年代(1980年代)を思い出しますね。
注目したいデザインは、白無地のケーブル編み。1960~70年代のデザインを彷彿とさせる、いま最も新しさを感じるスタイルだ。
出ました、ケーブル編み。プレッピー好きな人にはおなじみの上品な雰囲気のセーターといえます。
最後にジャケットのデザインでは、サファリタイプが人気。多数のポケットをデザインし機能的であるうえ、トレンドカラーのベージュとの馴染みもいい。
今後は、いわゆるコロニアルなスタイルの人気が高まると思うんですよ。そういったスタイルを代表するアイテムがサファリジャケット。適度にキチンとした感じが出る便利なアウターだと思います。
……というわけで、今後の買い物の参考にしてください。まだサマーセールをやっていますし。
それでは。
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この記事へのコメント
Harry
先週は”ベージュ+M65(≒サファリ)+このblogでSale速報”で条件がそろったので会社の昼休みにポチっといったところです。
そこに今回の記事で、ベージュのアウターが来季活躍できるかもと思いうれしくなりました。
ベージュって、昨年まではスラックスがSaleでも結構残っていたりしましたね。安値で拾えて結構重宝していました。
さてコロニアルは個人的にも波が来る気がしていますが、トレンドを点でなく線でとらえると、アフリカ由来の素材や柄が注目されていることにつながっているのでしょうか?
blackwatch
ベージュは、とりあえずチノパンでかなり世間にも広まったと思います。今後はアウター系にも広がりそうです。
「アフリカ由来」の素材や柄って、コンサバアイテムだとイマイチ具体的なものが思いつきません……。どちらかというとインドや東南アジアのほうが想像しやすいですね。マドラスとかバティックとか。でも、マドラスとかバティックがコロニアルかというと、それはそれで何か微妙に違うような気もします。難しいですね。