Take Ivy(テイク・アイビー)は1965年に日本で発売された写真集で、アメトラ(アメリカン・トラッド)ブームに乗って近年は海外でも話題になっています。
当時のアメリカの名門大学(アイビーリーグ、アイヴィーリーグ)の学生生活を撮影したもので、当時のホンモノのアイビーファッションがよく分かります(ちなみに誤解している人が少なくないと思いますが、アイビーリーグの大学は全部私立です)。
で、そのTake Ivyの「続編」が出ました。その名もTake 8 Ivy(テイク・エイト・アイビー)。"8" というのはアイビーリーグの大学の数を意味しています。これはもちろん日本語版ですよ。
撮影は前回と同じ林田昭慶氏で、今回は8つの大学ごとに章を分けて編集してあります。前回の撮影は1965年頃だと思いますが、今回は1965年から1985年の間に撮影されたものだそう。確かにけっこう新しそうな写真も少なくないですね。ただ、どの写真がいつ撮影されたのかが分からない点が残念。
あと、これは前編もそうだったのですが、なぜか冬の写真が少ないことも残念かな。ダッフルコートとかを見たいですよね。
さて、Take Ivyの功績のひとつとしては、「アメリカにはガチガチのアイビーファッションでキメた学生なんていないんだよ」ということを日本人に知らしめたことではないでしょうか。実際、Take IvyにもTake 8 Ivyにもテーラードジャケット姿は少ないです。もっとも、ジャケット姿がもっとあったほうが個人的には楽しめるんですけどね。
Take 8 Ivyには、伊藤紫朗氏による解説も充実しています。ちょっと話は変わりますが、伊藤氏のような戦前生まれ、団塊の世代、私のような団塊ジュニア、そしてもっと若い世代、それぞれで「アメリカへの思い」が違うのだろうなと。私以下の世代ではアメリカへの憧れは少ないように思います。
それでは。
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