雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)から、特別編集『男の傑作品 服・靴・鞄 リフォーム大全集』が出ました!
服や靴、鞄の「お直し」についてまとめたムックで、過去のMen's EXに掲載された記事を大幅に加筆したものだと思われます。
内容はまさに盛りだくさんでして、大いに参考になる仕上がりといえるでしょう。巻末にはあの綿谷寛画伯のコラムもページ数が多く掲載されていますよ。
さて、靴や服をお直しする場合のパターンとしては、以下の3種類くらいが挙げられると思います。
- サイズ調整
太ったりやせたりしてサイズが合わなくなった、もしくは最初からサイズが合っていなかったときに、身体に合うようにお直し。
- デザイン変更
飽きた服、もしくは気に入らない服のデザインを好みに合わせてお直し。このムックによるとおカネを掛ければかなりのことができるようだ。「サイズ調整」とちょっと被るが、流行に合わせて細身にしたり短丈にしたりすることも一種のデザイン変更といえる。
- 経年劣化対策
長く使っているとどうしてもボロくなってくるもの。典型的なのが靴底の交換か。今季注目を集めているエルボーパッチ(肘当て)も、本来は肘の傷んだ部分をごまかすための意匠のはず。
私にもお直ししたい服がいくつかありまして、まずは90年代(1990年代)に買ったハケット(Hackett)のチェスターフィールドコートの肩パッドを薄くしたいですね。それから、2000年代にバーニーズ・ニューヨーク(Barneys New York)で買ったウール地のステンカラーコートの襟を小さくしたい……(華奢な私には大きな襟は似合わない)。
ただし、大胆なお直しはおカネが掛かりますし、失敗する可能性も高くなります。お直しのお店の人とよく相談して決めてください。ちなみに服のお直しではサルトやコーダ洋服工房、靴ではユニオンワークスあたりのお店が有名だと思います(有名店は値段もそれなりでしょうが)。
ちなみに、今回のこのムックもデジタル版(電子版)が登場していますよ。デジタル版のほうがけっこう安かったりします。
それでは。
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この記事へのコメント
dRf
ちょうどウォッシュ加工のネイビージャケットの合わせで悩んでいたのでコメントしました。
やはり色あせた印象があるんですけど、合わせるパンツははっきりした色味の方が良いんですかね。
リジッドのデニム、濃いチャコールのウールパンツ、ベージュのチノなんかは合いそうです。
逆に、軍パン、薄いグレーパンツなんかは微妙かなと。
どうでしょうか?
blackwatch
テーラードジャケットに限らずウォッシュ加工の服全般にいえそうなことですが、ウォッシュ加工のアイテム以外を小ぎれいにまとめたほうが無難なのでしょうね。全身が味出しアイテムだと特にオジサン層にはみすぼらしく見えて厳しそう。
あとこれはウォッシュ加工に限りませんが、全体をぼやけないようにしたほうがお洒落に見えやすいのでしょう。色相や明度に差があるアイテムを選ぶなど。
というわけで、軍パンでも小ぎれいなものなら合いそうですし、ライトグレーのパンツでもウォッシュ加工のトップスの色が濃い目なら合いそうに思います。
dRf
確かに軍パン、ライトグレーのパンツと一般化するのは不適切ですね。
やはり味出しアイテムの使い方には(色、質感等含めて)メリハリが大切ということですか。
味出し加工にしろ何にしろ、素材に表情や雰囲気があると汎用性は下がりますね。
それを敢えて使うのが工夫のしどころですが。
blackwatch
味出し加工のアイテムの代表格は、ジーンズでしょうね。色落ちしたジーンズはヘタをするとみすぼらしい着こなしになりますが、うまくやると絶妙に力の抜けた着こなしになります。