早いもので、2011年ももう終わり。皆さんにとって、今年は良い年でしたでしょうか? というわけで、今年のコンサバファッションを振り返ってみましょう。
アメトラ(アメリカン・トラッド)、アメカジ(アメリカン・カジュアル)
なんだかんだ言って、今年もアメトラ(アメリカン・トラッド)は好調でした。
今年は、Take Ivy(テイク・アイビー)の日本語の復刻版が出たり、その続編が出たり、さらに雑誌OilyBoy(Oily Boy、オイリーボーイ)のアイビー特集号が出たりしました。
- Take Ivy(テイク・アイビー)の日本語の復刻版が出ました!
- Take 8 Ivy(テイク・エイト・アイビー)が出ました!
- 雑誌OilyBoy(Oily Boy、オイリーボーイ)The Ivy Book(ザ・アイビー・ブック)を読む
ロングウイングチップやブリックソールの靴が多く扱われるようになったことも印象的でした。でもさすがに、もうネタはあまり残っていないのかな。復刻してほしい本はまだありますけど。
アメカジ(アメリカン・カジュアル)というか、ラギッドなスタイルも引き続き人気を保っているように思います。
ブリトラ(ブリティッシュ・トラッド)、フレンチ・トラッド、フレンチ・カジュアル
ブリトラ(ブリティッシュ・トラッド)については、バブアー(バーブァー、Barbour)やトリッカーズ(Tricker's)などに代表されるカントリースタイルが絶好調でした。今後はさらにブリティッシュが注目されるでしょう。
フレンチ・トラッドやフレンチ・カジュアルといったフレンチスタイルはバスクシャツなどが引き続き人気でしたが、本格的な盛り上がりはこれからでしょう。そうそう、フレンチ・アイビーを取り上げた記事がありました。
ちなみにこの記事で登場しているタータンチェックのパンツ、どうやら復活しそうですね。タータンチェックのパンツは80年代にすごく人気がありました。
80年代(1980年代)から90年代(1990年代)前半
いまの時代のファッションは、80年代(1980年代)から90年代(1990年代)前半くらいの気分に近いと私は理解しています。この期間に流行したものが、遅かれ早かれ流行するのではないかと。
もっとも、期間が15年もありますし、この期間内に50年代も60年代も70年代も復活しているので、ある意味これでは何も言っていないのに等しいのかもしれませんが(汗)、まあそんな気分なんです。
というわけで、アメトラは当然としてブリトラやフレンチ、ミニマリズム(ミニマル)、サイズ感の変化、そのへんの心の準備をしておくと、今後しばらくは流行の変遷にビックリすることはないのではないでしょうか。
その他
今年を代表するヒットアイテムといえば、ダッフルコートかなぁ。もっとも、いまの若者が着ているダッフルはダッフルじゃないという声もありそうですけど。
クール・ビズ(Cool Biz)関連の記事をいくつか書いています。しかしまあ、クール・ビズは難しいですねぇ。
2011年といえば、やはり東日本大震災と福島第一原子力発電所事故に尽きます。しばらくはファッションどころではありませんでした。
今年はそのほかにもいろいろなことがありましたね。来年は少なくとも今年よりは良い年になると信じたいです……。
それでは。
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この記事へのコメント
rocket
今年は過去に例を見ない程の激動な年でしたね。
大手セレクトショップの押しが強いですが、ブリトラはまだジワジワといったところでしょうか。フレンチには注目していますので、この先ここで記事に出てくる事を楽しみにしています。
サイズ感については行き着く先まで行き着いていたので緩まって行く傾向が続くという事ですかね?最近のタイトフィッティングやショート丈は着こなしのスタイルとして、あまり好ましくない感じだったので自分的には嬉しいんですけどね。
blackwatch
ブリトラやフレンチの商品は、お店で多く扱うようになるとこのブログでも紹介しやすくなるでしょう。
どんな流行であれ、極端なスタイルはいつか必ず反動が来ます。タイトシルエットも例外ではないでしょう。とはいいつつ、ある程度は流行を着こなしに反映させないと格好良く見せるのが難しいので、バランスを考えたいところです。