
今日は、タイプ(Type)A-2(A2)のフライトジャケット、レザーブルゾンを取り上げます。
フライトジャケットType A-2(A2)
A-2は、1931年にアメリカ軍(米軍)の夏季用フライトジャケットとして採用され(夏でも上空は寒いのだ、ちなみに冬季用はB-3)、1945年まで使用されました。その後、1980年代になぜか復活採用されています。
主な特徴は、シャツ風の襟、ジッパーフロント、フラップポケット、袖と裾のニットリブ、といったところでしょうか。元々の素材は、馬革(ホースハイド)でした。復活後は山羊革(ゴートスキン)。
今ではレザーブルゾンの定番デザインとしてすっかり定着し、元はフライトジャケットであったことを知らずに着ている人も少なくないのでは?
A-2と言えば、映画『大脱走』の中でスティーブ・マックィーン(スティーヴ・マックィーン)が着ていました。チノパンに合わせる王道の着こなし。これぞまさにお手本です。
Buzz Rickson's(バズ・リクソンズ、バズ・リクソン、バズリクソンズ、バズリクソン)
バズ・リクソンズ(バズ・リクソン、バズリクソンズ、バズリクソン、Buzz Rickson's)は、東洋エンタープライズの一ブランド。ミリタリーウェアを得意としています。
バズリクソンズのA-2は、ツヤのある通常の馬革を使ったものに加え、独特のシワのあるブロンコ・ハイド(bronco hide、野生馬の革)のものにも力を入れています。こういう革が、A-2に使われた本来の革だそう。
どれも同じように見えますが、リブニットの色や台襟の有無に注目して選んでみてはいかがでしょう。ちなみに、台襟があるほうが古い仕様とのこと(途中から台襟なしに簡略化された)。






The Real McCoy's(ザ・リアル・マッコイズ、ザ・リアル・マッコイ)、Toys McCoy(トイズ・マッコイ)

ザ・リアル・マッコイズ(ザ・リアル・マッコイ、The Real McCoy's)は、ミリタリーウェアやワークウェアを得意とする1990年創業の国内ブランド。
皮革製品に高い評価を得ているザ・リアル・マッコイズの代表作と言えるA-2は、やはりさすがのデキ。そのぶんいいお値段になるのですが(汗)、「A-2ならココ」というマニアの人が多いみたいですね。







トイズ・マッコイ(Toys McCoy)は、リアル・マッコイズの創始者が独立して創めたさらにこだわりのブランド。
やはりここのA-2も定評がありまして、特に注目なのは、あの『大脱走』でスティーブ・マックィーンが扮したバージル・ヒルツ大尉(Virgil Hilts 、V. Hilts)が着ていたA-2を再現したモデル。忠実に再現しているのだそうな。ファンなら入手したいところ。
Sage de Cret(サージュデクレ、サージュ・デクレ、サージュ・デ・クレ)

サージュデクレ(サージュ・デクレ、サージュ・デ・クレ)は、「ワーク、ミリタリー、トラディショナルこそメンズウエアのベースであると主張」する千田仁寿氏のデザインするカジュアルウェアブランド。
こちらは、フライトジャケットA-2型のレザージャケット。しっとりしたオイルドレザーを使用しています。特筆すべきは全体的に細身であること。腕周りも細いですね。ミリタリーオタクみたいに着こなしたくない人は、こういうジャケットを選ぶとよいでしょう。



Type A-1(A1)、バルスター型ブルゾン

フライトジャケットA-1(A1)は、A-2の前身にあたるフライトジャケット。A-2との主な違いは、襟がリブニットでボタンフロントであること。
無骨で男っぽいA-2と比べると、どことなくお洒落っぽい雰囲気がありのが魅力です。
他の記事も…


レザージャケットやレザーブルゾンを集めた記事がありますので、まずはそちらをご覧ください。


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なお、もし今日の記事の商品等がうまく表示されないようでしたら、「快適にご覧いただくために…」の記事の内容を確認してみてくださいね。ノートン先生が何かしているかも…。
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追記
- (2007年2月18日)商品を追加。A-1は別記事に。
- (2009年2月2日)2009年春夏最初の更新。
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