先日までパリの2012年秋冬メンズコレクション(パリコレ)が行われていましたので、今日はその雑感を。
例によってモード素人の戯言なので、話半分でお読みください。どちらかというと、自分用のメモって感じの記事です。
Thom Browne(トム・ブラウン)
トム・ブラウン(Thom Browne)の今季は、クリエイティブ路線。アメフト選手みたいに各部を膨張(?)させる、あるいはスタッズをたくさん付けてパンク風にさせる。そんな感じ。個人的には、いままでのクリエイティブ路線の中では比較的楽しめたのかも。
思うんですが、トム・ブラウンは『時計じかけのオレンジ』みたいな映画の衣装を担当するとハマりそう。映画の衣装自体は過去にいくつか担当したことがあるようですけど。こちらは動画です。
その他
今季のジュンヤ・ワタナベ(Junya Watanabe、渡辺淳弥)は、昨季に引き続き農夫みたいなラギッドスタイル。サスペンダーにワークジャケットみたいな格好が多かったですね。
マーク・マクナイリー(Mark McNairy)がデザインするウールリッチ・ウーレン・ミルズ(Woolrich Woolen Mills)の今季は、黄色いアイテムが印象に残りました。近年の注目色ですね。
kolor(カラー)の今季は、赤い靴下が印象に残りました。短丈のパンツを穿くと、靴下は重要アイテムになります。プリーツ入りのテーパードパンツにも注目しましょう。
ポール・スミス(Paul Smith)からは、ムートンジャケットが登場。ムートンは今季も人気です。
コム・デ・ギャルソン(Comme des Garcons)の今季は、モデルが長髪ということもありかなりジェンダーフリーな雰囲気。個人的には嫌いじゃないです。
ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)の今季は、例によって柄遣いが印象的でした。
あとがき
今回のミラノとパリでは、特にロングコートの復活が話題になっているようです。あと、個人的には「黒」が復活傾向にあると思いました。なんだかんだで流行は移り変わっていきますね。
それでは。
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この記事へのコメント
メソメソ
簡潔な文体と分かりやすい写真で、毎回興味深く拝見しています。
流行に流されやすい雑誌等よりも、参考になり、このブログを見て勉強しています。
私は現在、大学三年生で、就職活動をしています。
靴には拘ろうと思い、百貨店等を回っているのですが、その中でモンクストラップが候補に挙がりました。
そこで質問なのですが、就職活動の場において、モンクストラップは適切でしょうか?
不躾な質問ですが、よろしくお願いします。
blackwatch
http://blackwatch.seesaa.net/article/33776566.html
モンクストラップにも種類がありまして、ストラップが2本あるいわゆるダブルモンクストラップは就職活動向きとはいえないでしょう。正確に言うと、就活云々というより、スーツ初心者向きの靴ではない、といえます。ダブルモンクは良くも悪くも派手なんですよ。
普通のシングルモンクストラップなら、就職活動に使用しても私は問題ないと考えます(といいますか、ウイングチップでもUチップでもまず問題ないでしょう)。もっとも面接官にもいろいろな人がいますので、モンクストラップにヘンなトラウマがある人がいないとも限りませんけど。
ただ、冠婚葬祭にも使えるという意味で、まだお持ちでないならストレートチップを先にそろえたほうがよいかもしれません。
http://blackwatch.seesaa.net/article/3683574.html
個人的にはトンガリ靴のほうがよほど問題だと思うのですが、世間的にはけっこう許されているみたいですね。
メソメソ
コメントの場所を間違えてしまってすみません。
前の記事に書き込んだら気付いてもらえないかも?と、思っていました。
的確なアドバイスをありがとうございます。
今度買う靴を一番の相棒にして、共にいい年を重ねられるようにがんばります!
blackwatch
当ブログに限らず一般にブログというものは、どんなに古い記事にコメントしても管理人はまず気がつくものなんですよ。当ブログの右列には最近のコメント一覧がありますので、読者の人でも気がつきます。
そもそも昔の記事にコメントできないのだったら、各記事にコメント欄を設けている意味がないですよね?(別途掲示板を用意したほうがよい)。
それはともかくとして、良い靴を選んで見栄えの良いスーツ姿で、就職活動を頑張ってください。