
今日は、雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)の2012年6月号を読んでみます。
クールビズ新ルールBook
今月の大特集は、「クールビズ新ルールBook」。今年もクール・ビズ(Cool Biz)の季節がやってまいりました。今年は特に関西のほうで電力がかなり厳しいようで、冷房が控えめになることでしょう。クール・ビズもさらに注目されそうです。
Men's EXの提案するクール・ビズは、昨年までとは考え方が変わったようにみえます。昨年まではジャケットとネクタイありきのクール・ビズを提案していたはずですが、今年は編集長が交代した影響もあるのか、ジャケットもネクタイも使わない着こなしが主。良くも悪くも現実的になったといえるでしょう。

今号で提案している主な着こなしを、ざっくり乱暴にまとめてみました。
- 長袖ドレスシャツ(無地もしくはストライプ)にウールパンツ
多くの会社で採用しているのが、この形式でしょう。でも、少々猪口才な工夫をしたところで、格好良くないなぁ(汗)。唯一肩にセーターを巻いた着こなしがそこそこ格好良かったのですが、皆が皆この着こなしをやるわけにはいかないですよね。
そもそも、長袖ドレスシャツ一枚で格好良く見せるのは至難のワザなんですよ。かといって、ドゥエ・ボットーニとかトレ・ボットーニとか、ステッチやボタンホールに色が付いているとか、そういうシャツもいやらしいですし。
ちなみに、長袖シャツを一枚で着るときには、クール・ビズに限らず腕まくりをしたほうがサマになります。
- 半袖ポロシャツにウールパンツ
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私はカジュアルスタイルだとポロシャツは台襟なしのほうが好きなのですが、クール・ビズ用途だと台襟付きのほうが向いている点は否めません。裾はタックインしたいところ。ギ・ローバー(Guy Rover)とかいかがです? もっとも、ポロシャツを着てよいかは会社の服装規定(ドレスコード)次第でしょうが。
台襟なしのポロシャツ姿も提案しているのですが、もうひとつピンと来ないですね。でも、黒いポロシャツなら悪くなさそうに見えます。ん、ということは、台襟付きのポロも白あたりだったらイマイチなのかも。
というわけで、クール・ビズ用のポロシャツは濃色のほうがサマになりやすい、のかな。いろいろな着こなし例を見てみたいところです。そもそもドレスシャツも濃色なら一枚でもサマになりやすいかもしれませんが、「夜」っぽくなる感も。
- 半袖ドレスシャツにネクタイ
実はこれ、クール・ビズが騒がれる以前からあった夏のビジネススタイルですよね。私はこの形式もけっこう評価しています。重要な場面以外ではネクタイを緩めるようにすれば、それなりに暑さ対策にもなると思いますし。
- 置きジャケット
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普段はジャケットを着ない場合も、イザというときのために「置きジャケット」を会社に常備しておこうという提案。
ちなみに上にジャケットを着ることを想定しているのなら、やはり中に着るシャツは長袖にしたいですねぇ。ジャケットの裏地が肌に直接触れるのは気持ちがよいものではないですし、何より袖先からシャツがのぞかないのはトラッド的につらいところ。
以上、内容の良し悪しはともかく、とりあえず問題を提起する特集にはなっているのかなと。私がひそかに推しているウエストコート(もしくはオッドベスト)スタイルはありませんでしたけど。
傑作パンツ大全

ドレスパンツ特集です。この特集の白眉は、インコテックス(Incotex)のJ35、GTA(ジー・ティー・アー)の713、それにPT01(ピーティーゼロウーノ)のCOJF01について、各部分の実寸を比較しているところ。これは参考になります。
あと、1プリーツ入りのパンツも登場していますね。流行りそうで微妙に流行らないプリーツ入りのパンツですが、オトナなら大いに活用してよいと思いますよ。ちなみに私は、見た目なら2プリーツのほうが好きです。
……今月はこのくらいかな。また来月~♪ 私はデジタル版(電子版)を愛読しております。
- 雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)に電子版(デジタル版)が登場!
- 最高級靴読本Vol.5(Men's Ex特別編集)が発売されています
- Men's EX(メンズ・イーエックス)特別編集『男の傑作品 服・靴・鞄 リフォーム大全集』が出ました!
- 「新傑作」雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)2012年5月号を読む
それでは。
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