今日は、バーバリアン(Barbarian)などのラグビーシャツ(ラガーシャツ、ラグビージャージ)を取り上げます。《最終更新日: 2015年3月26日》
ラグビーシャツ(ラガーシャツ、ラグビージャージ)とは
ラグビーシャツとは、その名のとおりラグビーをするときに着るシャツのこと。
典型的な仕様は、基本的には丈夫なコットンジャージー地で、襟や前立て部分には布帛を使用(布帛は白色が多い)。ボタンは接触プレー時に人を傷つけないようにゴム製です。袖先はリブニット。柄はやはりボーダー柄が多いですね。
着こなし時においてうれしい特徴が、台襟付きであること。ジャケットなどの中に着たときに襟が埋没しません。
着こなし
まず中に何を着るかですが、基本的な着方としては素肌に直接着てもTシャツを中に着ても構いません。
ラグビーシャツをセーターとみなして中にボタンダウンシャツなどのドレスシャツを着る着方もありまして、よりトラッドな雰囲気になります。さらにネクタイをするとヴェリー・プレッピーな雰囲気に。
- GEORGE FAKUA + RUGBY POLO // men's fashion blog
- Bringing Class to School feat. Brady Pyfer | Articles of Style
イギリスの画家のデイヴィッド・ホックニーは、しばしばラグビーシャツを着ていました。
ラグビーシャツの上にはいろいろなアウターを合わせられますが、ネイビーブレザー、ステンカラーコート、ダッフルコートなどを合わせるとトラッドにまとまるでしょう。靴はペニーローファー、ホワイト(ダーティー)バックス、デッキシューズ、そしてもちろんスニーカーなどなど。
Barbarian(バーバリアン)
バーバリアン(Barbarian)は、1981年創業のカナダのラグビーシャツブランド。ここのラグビーシャツは、とにかく厚手のヘビーウェイトコットンのしっかりした生地感が最高なのです。私は何枚もここのラグビーシャツを持っています。
柄はすこぶる豊富で、無地もあります。また半袖(半そで)やヘンリーネック、それにクルーネックも。
Casual(カジュアル)シリーズも登場していまして、これは生地が薄手なのが特徴。温かい時季にはこちらのほうがよさそうです。
2013年より体制が変わったようですが、カナダ製は維持されました。
J. Press(J・プレス)のラグビーシャツ
J・プレス(J. Press)は、1902年創業のアメリカはコネチカット州のアメトラブランド。ブルックス・ブラザーズは良くも悪くも国際的なブランドといえますが、J・プレスはアメトラどっぷり(?)という印象があります。
軟らかく着やすいコットン地を使用したラグビーシャツ。なんと言っても、このプレッピーな色遣いがJ・プレスらしくて素敵です。長袖と半袖があります。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)を別記事で大きく取り上げていますが、アメトラ(アメリカン・トラッド)の雄のブルックス・ブラザーズは毎季ラグビーシャツにも力を入れています。
こちらは、若い感覚のラインのRed Fleece(レッド・フリース)のラグビーシャツ。裏地などが凝っています。襟がシャンブレー地のものもあります。
「コットン/リネン ソリッド ラグビーシャツ」は、涼しげなリネン(麻)混のラグビーシャツ。フラップポケット付きです。
そうそう、セール(クリアランス、Clearance)になっている商品があるかもしれませんので、そちらも見てみてください(別ページにあります)。なおブルックス・ブラザーズ・オンラインショップでは、商品到着後8日以内なら未着用の場合に限り返品・交換が可能です。
他の記事も……
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追記
- (2005年5月14日)記述を一部追加、変更。
- (2005年9月18日)商品を大きく入れ替え。
- (2006年3月22日)商品、記述を大きく入れ替え。
- (2007年6月15日)2007年春夏最初の更新。
- (2007年9月25日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2009年6月1日)2009年春夏最初の更新。
- (2013年1月30日)ラグビーシャツ一般の記事として再生。
- (2014年3月18日)2014年春夏最初の更新。
- (2015年3月26日)2015年春夏最初の更新。
この記事へのコメント
yamatoshi-1
バーバリアンのラガーシャツ、生地感は確かに最高ですね。今まではどうもスポーティ過ぎるイメージがあったのですが、ブレザーに合わせたところ以外にはまったのでびっくりしています。
夏場のポロシャツのように春秋には大活躍しそうです。思えばラグビーといえばヨーロッパではアッパークラスのスポーツなのでラガーシャツにどこなとく上品な感じを受けるのかもしれませんね。
ちょっと気の早い話ですが、この夏はラグビーパンツにトライしようと思っています。こちらもショーツよりは上品な感じを受けましたので。
blackwatch
やはりこの生地が最高でして、代替物は今のところありませんね。もちろんファストファッションじゃぜんぜんダメです。
台襟付きが効いているようで、着こなしも意外といろいろ使えると思います。柄次第でずいぶん印象が変わりますし。
ラグビーパンツは、バーバリアンのハーフパンツみたいなヤツのことでしょうか。あれはあれで、結構普通に着こなせちゃいそうですね。
シュガーレス
私は去年ラガーシャツデビューしました。
ラルフローレンの画像を見ていて感化され、ラグビー日本代表の活躍に後押しされ、エディー・バウアーでいいと思ったものを見つけたので購入しました。
紺×白ボーダーの物を買ったんですが、デザインや生地感など気に入りました。
なので今期もEDで一枚買おうかと思っています。
寒くなってきたらPコートやツイードジャケット、ダウンジャケットのインナーに着て、足元はクラークスとかのスエードブーツを合わせてたいですね。
九月に入り、秋冬物を見ていると物欲が刺激されます。
バーバリアンの物も実際に手に取ってみたいなぁ。
シュガーレス
blackwatch
ラグビーシャツは、トラッドなアイテムと相性が良いのですよね。横縞(ボーダー)柄で多色遣いのアイテムを着こなしに取り入れられます。台襟付きなのも使いやすい理由のひとつです。
Barbarianは、やはり生地が魅力です。
きなこ餅
10余年に渡り、服装に迷いが出たときなどは、立ち寄っては勉強させてもらっています。
さて、ラガーシャツについての質問です。ラガーシャツといえば、下にTシャツやBDシャツ等合わせる着こなしがありますが、襟の部分の汚れ(皮脂汚れで収納時に黄ばむ)で泣きをみたことがあります。
対策としては・・・
①BDシャツを着こみ襟の部分が地肌に触れないようにする
②首元にスカーフ等を巻く
③シーズン後にクリーニングに出し、再度手洗いで徹底的に落とす
だと思いますが、、ブラックウォッチさんは襟汚れの対策としてなにをされていますか。教えていただけると助かります。
blackwatch
ラグビーシャツの唯一にして最大の欠点は(大袈裟)、襟が汚れやすいことだと考えております……。
襟部分は布帛ですから、対策はドレスシャツとだいたい同じでしょうね。きなこ餅さんがお書きになった対策に付け加えますと、こんな感じでしょうか。
・タートルネックやモックネックを下に着る。
・酸素系漂白剤を使う。
・あらかじめベビーパウダーや汚れ防止スプレーなどを使っておく。
いずれも一長一短で決定打はなさそうで、適当に組み合わせて頑張るしかないのかなと……。近年は汚れ防止商品がいろいろあるようですが、もしかすると使い勝手の良い商品があるかもしれません(私は使ったことがありません)。
きなこ餅
返信ありがとうございます。
ブラックウォッチさんが提示された対策、確かに効き目がありそうですね。一つ一つ試してみたいと思います。
以前住んでいた場所が外国だった為(硬水)、襟の汚れがつきにくかったように思うのですが、帰国後はシャツ(ラガーシャツも含め)を洗濯する前に、襟部分をいくら部分洗いしても黄ばみといいますか、つくようになりましたので、相談でした。
襟がそもそも白でないものは、それはそれで退色が目立ちますし(バーバリアンの襟がネイビーのもので経験済み)、好きなブランドだけに悩ましい。
今後もサイトの更新楽しみにしています。
blackwatch
最近の本気のラグビー選手はもっと現代的な服を着ているのかもしれませんが、むかしの選手は襟の汚れをどうしていたのでしょうねぇ。かなり汚れていただろうと想像しますが。
襟汚れ以外の面ではラグビーシャツは良い服だと思いますので、工夫して着こなしを楽しみたいですね。