今日は、ネクタイを考えます。特に、トラッド、アメトラ(アメリカン・トラッド)なものを集めました。アトキンソンズ(リチャード・アトキンソン、Atkinsons、Richard Atkinson)、他。
ネクタイの選び方
まずは柄ですが、レジメンタル(ストライプ)、小紋、ドット(水玉)等の基本的なものを選んでおけば、大きな間違いはないです。色は、特に多色使いのネクタイの場合、合わせるシャツやジャケットの色を拾えば、着こなしに統一感が出るでしょう。
生地は、やはりシルク(絹)が基本。秋冬は、ウール(羊毛)のものも気分ですね。
ネクタイといえば、世の中にはネクタイだけ妙にブランドに拘る人がいます。しかも、アル○ーニとかグッ○とかのデザイナーズブランドだったり…。こういうの、あまり感心しませんねぇ。自分の着ている服の趣向や価格帯に合ったネクタイを選びましょう。なお、アル○ーニのネクタイが悪いと言っているわけではないので、誤解のなきよう…。
ネクタイの結び方(締め方、巻き方)
ネクタイの結び方(締め方、巻き方)は、プレーンノットでまず文句なし。アメトラの場合は、結び目は大きくないほうが似合います。
ここで注意したいのは、ネクタイの長さと生地の厚さ。特にイタリア製のネクタイは長くて分厚いものが多いので、気をつけましょう。長いとプレーンノットでは長さが余って困りますし、分厚いと結び目が大きくなってしまいます。
ちなみに、私は背が低く首が細いので、プレーンノットではネクタイの長さが余ってしまうことが多いです。仕方がないので、そういう場合はダブルノット等で結んでいます。小剣をパンツに入れる方法もありますが、私はあまり好きじゃないだよなぁ(動くとすぐパンツから出ちゃうから)。
なお、ウィキペディア(Wikipedia)の「ネクタイ」の記事には、ネクタイの結び方を説明したページのリンクがいくつかありますので、参考にしてください。こんな記事もありました。
アメトラと言えば、レジメンタル(ストライプ)
アメトラに合わせるネクタイと言えば、まずはレジメンタル(ストライプ)のものをを紹介しなければいけないでしょう。基本中の基本の一本。
どんな状況でも使いやすい、ドット(水玉)や小紋
ところでレジメンタルのネクタイは、柄によっては○○連隊や××大学等を示す場合があるそうなので("regimental" は「連隊」の意味)、外国人(特にイギリス人)に会う機会のある方は、気をつけたほうが良いみたいです。
そう言った意味では、こういう小紋やドット(水玉)のネクタイなら、安心して着用できます。
中でも紺地のドット柄のものは基本的な柄なので、一本持っておいて損はないです。黒地のドット柄は、ミディアムグレーやグレンチェックのスーツに合わせると渋くキマります。
プレッピーブームに乗り復活、クレストタイ
クレストタイも、非常にトラッド色の濃厚なネクタイです。プレッピーブームで、見事に復活しました。ただ、何かしら意味がある紋章もあるでしょうから、レジメンタルと同様の注意が必要な気がしないでもないです。
ソリッドタイ(無地タイ)
太いストライプや大柄のチェック等、少々うるさい柄のシャツには、こんなソリッドタイ(無地タイ)を合わせると綺麗にまとまります。
冠婚葬祭(フォーマル)向きのネクタイとも言えます。黒無地のものは、もちろん弔事(葬儀)用。
Atkinsons(Richard Atkinson、アトキンソンズ、リチャード・アトキンソン)
アトキンソンズ(リチャード・アトキンソン、Atkinsons、Richard Atkinson)は、1820年創業のアイルランドのネクタイブランド。レジメンタルタイでものすごく有名なブランドです。
ここのネクタイは、アイリッシュ・ポプリンというシルクとウールを混ぜた生地を使用しています。ウールが入っていますが起毛感は少なく、私は夏でもまったく問題なく使用できると思いますよ(私は10年以上愛用しているネクタイを持っています)。
先染めのシルクを経糸に、先染めのメリノウール(ウーステッド)を緯糸に使用した"ロイヤル・アイリッシュ・ポプリン"は、最高品質のシルクが深みのある贅沢さを演出すると同時に上質なウールがしわを防ぐ優れた弾力性を発揮する、正に理想的なネクタイ用素材といえます。
1837年にビクトリア女王よりロイヤルワラントを授与されたのをはじめとして、19世紀の終わりまでに、イタリア国王、ベルギー女王、ギリシャ女王、オランダ女王、そしてポルトガル女王からそれぞれロイヤルワラントを授けられたという輝かしい実績が、その品質の素晴らしさを雄弁に物語っています。
普通のシルク100%のものもあります。タータンチェックのものがいいなぁ。
さて、ここでトリビアをひとつ。ネクタイのストライプですが、イギリスとアメリカでは向きが逆なのをご存知でした? ちなみに、上のアトキンソンズのネクタイは全部イギリス式ですね。もっとも、我々は日本人ですしどちらの向きでも良いとは思いますが。
他の記事も…
いろいろなブランドのネクタイを特集した記事がありますので、まずはそちらをご覧ください。
「カテゴリ / ネクタイ」をご覧になると、当ブログのネクタイに関する記事を網羅できます。
なお、もし今日の記事の商品等がうまく表示されないようでしたら、「快適にご覧いただくために…」の記事の内容を確認してみてくださいね。ノートン先生が何かしているかも…。
関連記事
- ネクタイを集めてみました
- ニットタイを集めてみました
- Drake's(ドレイクス)のネクタイ、マフラー
- Cravats of London(クラバッツ・オブ・ロンドン)のネクタイ
- Fairfax Collective(フェアファクス・コレクティブ)のネクタイ
- Lands' End(ランズエンド)のネクタイ
- 冠婚葬祭(結婚式)の礼装・礼服を考える
追記
- (2005年9月12日)商品を大幅に入れ替え。
- (2006年5月23日)記事を大幅に書き換え。
- (2006年11月5日)記事やリンク等を改訂。
- (2009年4月7日)記事やリンク等を改訂。
人気Blogランキングなるものに参加することにしました。ご協力よろしくお願い致します…。
←この記事が面白かった方は、ランキングのバナーをクリック!
この記事へのコメント