今日は、スロウ(スロー、Slow)の鞄(バッグ)、財布(サイフ、ウォレット)を取り上げます。《最終更新日: 2016年1月24日》
Slow(スロウ、スロー)
スロウは、2008年に誕生した日本の鞄ブランド。Sports、Luxury、Outdoor、Workという4単語の頭文字からブランド名を取ったそうで、このブランドの方向性がよく分かりますね。
スロウは特に素材に力を入れていまして、いろいろな種類の素材を楽しめます。どの素材も使い込むといかにも味が出そうなものばかり。デザインは比較的素朴でシンプルなものが多いと思います。日本製。
Bono(ボーノ)
Bono(ボーノ)は、栃木レザー社のフルベジタブルタンニングレザー(ヌメ革)を使用したシリーズ。使い込むほど良い感じに味が出てくれるでしょう。経年変化の大きそうな鞄といえます。
鞄の専門店であるコレクターズ(Collectors)さんのところに別注商品が届いています。こちらはトートバッグ。着脱可能なポーチが付属していまして、ポーチを付けると台形型、ポーチを外すと長方形型になります。
こちらはショルダーバッグ。このシンプルさが魅力です。
こちらはウエストバッグ(ウエストポーチ、ボディーバッグ)、もしくはボディーバッグ。荷物が少ないときは便利のなのですよ。
49S13Bは、シンプルなフラップ付きデザインで小さめのウエストバッグ。荷物は少ないけど手ぶらでは心もとないとき、この大きさは絶妙だと思うのですよ。またシンプルなだけに、皮革の魅力がよく分かる仕上がりといえます。これは別注商品ではありません。
Vintage Dyed Military(ヴィンテージ・ダイ・ミリタリー)
Vintage Dyed Military(ヴィンテージ・ダイ・ミリタリー)は、MA-1で使用されるナイロン地をさらに後染めした生地を使用したシリーズ。味のある雰囲気が出ています。
まず注目は、男らしいトートバッグとしてオススメできるヘルメットバッグでしょう。着脱可能なショルダーストラップが付いています。大きさは2種類ありまして、Lはリュックサックにもなるいわゆる3ウェイ仕様、Sは普段遣いにも使いやすい大きさが特徴です。
いかにもミリタリーっぽいリュックサックなどもありますよ。
Oil Canvas(オイル・キャンバス)
Oil Canvas(オイル・キャンバス)は、岡山は倉敷にてつくられたキャンバス地にオイルを加え、丈夫で防水性を強化した生地を使用したコレクション。随所にアメリカのウィケット&クレイグ(Wickett & Craig)社のフルベジタブルタンニンレザーをあしらっています。
クラシックなデザインのリュックサック(バックパック)、トートバッグ、それにショルダーバッグなどがあります。
Double Oil(ダブル・オイル)
Double Oil(ダブル・オイル)は、栃木レザーのフルベジタブルタンニンレザーを使用したシリーズ。いかにも味のある革といえます。真鍮(ブラス)の金具にも注目してください。
こちらは、Double Oilのリュックサック。これはですね、フレンチ・トラッドなスタイルによく合うリュックサックといえます。こういうリュックサックはこれから注目すべきだと思いますよ。
こちらは、Double Oilのショルダーバッグ。持ち手がしっかりしているので、ブリーフケース風にも使えます。
Tools(ツールズ)
Tools(ツールズ)は、Slowの兄弟ブランド。よりカジュアル路線で、どうやら皮革を使用しないようです。
こちらは、倉敷産のキャンバス地を使用したトートバッグ。着脱可能なショルダーストラップが付き、ポケットも充実しています。簡易的なフタも付いています。コレクターズさんの別注商品。
財布(ウォレット)
Slowには、財布(ウォレット)類もいろいろあります。イタリアはConceria 800 社のフルベジタブルタンニンレザーを使用したtoscana(トスカーナ)コレクションなど、やはり味の出そうな素材を使用したものが中心。
その他
その他のスロウ(スロー、Slow)の鞄や財布は、こちら。
他の記事も……
当ブログではいろいろな鞄ブランドを取り上げています。「カテゴリ / 鞄」をご覧になると、当ブログの鞄に関する記事を網羅できます。
なお当ブログについては、当ブログの目次も参考にしてください。
人気Blogランキングなるものに参加することにしました。ご協力よろしくお願いいたします……。
←この記事が面白かった方は、ランキングのバナーをクリック!関連記事
- ブリーフケース、ビジネスバッグを集めてみました
- クラッチバッグを集めてみました
- ショルダーバッグ、メッセンジャーバッグを集めてみました
- トートバッグを集めてみました
- ボストンバッグ、旅行鞄を集めてみました
- リュックサック、バックパック、デイパックを集めてみました
- ウエストバッグ(ウエストポーチ)、ボディバッグを集めてみました
- 財布を集めてみました
追記
- (2016年1月24日)2015年度秋冬最初の更新。
この記事へのコメント
navy
新年明けましておめでとうございます。
(無事に退院されたようで何よりです)
ほんのわずかの荷物のためだけに手提げ鞄を持ち歩くのが億劫なため、本記事を参考に、Slowの中古のウエストバッグ(49S13B、色はチョコ)をショルダーバッグ代わりに最近入手しました。
全部革の鞄はたぶんランドセルぐらいしか経験がないため、お手入れの仕方がよくわからないのですが、blackwatch様はどのようにされていらっしゃるのでしょうか?
基本的には革靴のお手入れと同様だろうと思うのですが、そもそも鞄と靴とでは使われ方が違いますし、傷なども鞄のほうが目立ちやすいような…
新年早々申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
blackwatch
鞄の手入れ方法はあまり話題になりませんが、これはたぶんそんなに難しくないからだと思います。使われている皮革に合った(定評あるブランドの)クリームを適当に塗っておけば、大きな間違いはないでしょう。あとは、ほこりや汚れなどを払うブラシが欲しいですね(靴用を流用できる)。
おそらくnavyさんは皮革製の財布やベルトをお持ちだと想像しますが、熱心に手入れをされています? ……そんな感じで、あまり構える必要はないと思います。クリームなどの塗りすぎもかえって良くない。
このSlowの鞄はフルベジタブルタンニングレザーを使用していて、どちらかというと繊細な皮革といえます。適当にググったら分かりやすい記事を見つけましたので、参考にしてください。
http://www.naturalset.jp/blog/1669.html