今日は、ワークシャツ、ミリタリーシャツ(アーミーシャツ)を集めてみました。アメカジ(アメリカン・カジュアル)には欠かせない? 《最終更新日: 2017年11月3日》
ワークシャツとは、ミリタリーシャツとは(アーミーシャツとは)、ネルシャツとは
ワークシャツは、その名のとおり作業用のシャツ。ドレスシャツとは用途が正反対のシャツといえます。
「絶対にコレ」という特徴的な仕様はないのですが、強いていえば両胸にポケットがあって、レギュラーカラー(ストレートカラー)であることでしょうか。素材もいろいろですがシャンブレーやデニム地が多く、秋冬は厚手のコットンフランネルのもの(いわゆるネルシャツ)に人気があります。
一方ミリタリーシャツは、その名のとおり軍隊用のシャツ(軍服)。ワークシャツの一種といえます。大きな特徴は、肩章付きであること。一枚で着てもそれなりにサマになるのがうれしい。
参考までに、チェック柄や無地のワークシャツの着こなし例を。
- At Missoni, Part II - The Sartorialist
- Italian Denim - The Sartorialist
- On the Street….Patched, Pitti Uomo - The Sartorialist
ウエスタンシャツ、CPOシャツ
その用途を考えると、ウエスタンシャツ(ウェスタンシャツ)もCPOシャツ(C.P.O.シャツ)もワークシャツの一種といえますね。
いずれも、独特な雰囲気のあるシャツです。いろいろなブランドのものを、取りそろえています。
Levi's Vintage Clothing(リーバイス・ヴィンテージ・クロージング)
リーバイス(Levi's)を別記事で扱っていますが、デニム系の服には当然力を入れていまして、もちろんワークシャツもあります。特に、リーバイス・ヴィンテージ・クロージング(Levi's Vintage Clothing、LVC)の商品には注目です。
Sunset Chambray Shirt(インディゴシャンブレーシャツ)は、1920年代のシャツから着想を得たというプルオーバー仕様のシャンブレー地シャツ。着丈は長めなので基本的にはタックインして着るべきでしょう。
Bow Tie Sunset Shirt(ボウタイサンセットシャツ)は、なんとボウタイが付いたワークシャツ。襟が「隠しボタンダウン」仕様になっている点にも注目してください。生地は温かみのあるウール混紡のタッターソール柄。
Shorthorn Shirt(ショートホーンチェックシャツ)は、チェック柄に両胸フラップポケット仕様のワークシャツ。タグの牛の角の長さが短い時期のシャツです。身幅は細め。
Longhorn Shirt(ロングホーンチェックシャツ)は、チェック柄に両胸フラップポケット仕様のワークシャツ。タグの牛の角の長さが長い時期のシャツで、Shorthorn Shirtよりも古い時期のシャツです。身幅は細め。
そのほか、リーバイスにはワークシャツが非常に充実しています。
orSlow(オアスロウ、オアスロー)
orSlow(オアスロウ、オアスロー)は、日本のカジュアルウェアブランド。19世紀から20世紀に誕生したワークウェアやミリタリーウェアを、今っぽく表現しているのだそう。ちなみに “orSlow” とは、“originality” のあるものを “slow” にデザインするという意味とのこと。
Chambray Shirtは、その名のとおりシャンブレー地のシャツ。シャンブレーは比較的薄手の生地ですが、アイロンをしなくてもサマになるのです。身幅は細めで着丈は裾出しに対応。日本製。
Vintage Fit Work Shirt(ヴィンテージ・フィット・ワーク・シャツ)は、身幅も着丈も余裕を持たせたワークシャツです。
Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ)
鈴木大器氏がデザインするエンジニアード・ガーメンツ(Engineered Garments)は、1999年に誕生したカジュアルウェアブランド。ネペンテス(Nepenthes)の兄弟ブランドといっていいのかな。大人っぽいアメカジをやるなら、今このブランドは外せません!
Work Shirt(ワーク・シャツ)は、昔のワークシャツに多く見られた左右非対称(アシンメトリー)の胸ポケットにも注目してください(片側が通称「山ポケ」)。また、古着ファンにはおなじみの猫目ボタンを採用しています。襟裏のステッチもいい感じですねぇ。身幅は少し細めです。
こちらは、基本の薄手シャンブレー地と、大胆な大判チェック柄のWork Shirtです。
Soundman(サウンドマン、音男)
サウンドマン(Soundman、音男)は、今井千尋氏がデザインする2000年に誕生したカジュアルウェアブランド。コンセプトは、テーラード・ワーク・ミリタリー・スポーツを基本にデザインされたスタイリッシュ・ローテク・クローズ、とのこと。
Hammersmith(ハマースミス)は、襟がなくてシャツとブルゾンの中間の仕上がり。腕の剣ボロが肘あてになっていたりと、仕様も凝っています。生地は薄手のチノクロス。なかなか面白い使い方ができるのでは。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ゴールデン・フリース(The Golden Fleece、金羊毛)でおなじみのブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)は、1818年創業の究極(?)のアメトラブランド。
ブルックス・ブラザーズといえばボタンダウンシャツですが、ワークシャツもつくっているんです。ラギッドなアメトラスタイルにどうぞ。
Lands' End(ランズエンド)
アメリカのアパレル通販の雄であるランズエンド(Lands' End)は、シャツにはかなり力を入れています。
アメリカブランドなので、やはりワークシャツの種類も多いですよ。デザインも素材もいろいろ。
Sunny Sports(サニースポーツ)
適度にこだわったアメカジが得意なサニースポーツ(Sunny Sports)は、2004年に誕生した神奈川県は茅ヶ崎市のカジュアルウェアブランド。
1940年代のものを再現したというワークシャツは、やはり雰囲気満点。味のあるシャンブレー地を使用しています。その他、チェック柄のものやリネン素材、ネルシャツなど、ワークシャツは充実しています。
無印良品(Muji)
庶民の味方(?)、無印良品(Muji)。お手頃価格が魅力です。
無印良品のシャツは、サイズ感といい色柄といい、とにかく使いやすいと思います。私も何枚も愛用してきました。
他の記事も…
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追記
- (2007年4月2日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年8月7日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年9月11日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2008年3月10日)2008年春夏最初の更新。
- (2008年5月5日)商品を追加。
- (2008年6月4日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年9月16日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年1月26日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年5月22日)2009年春夏最初の更新。
- (2009年10月30日)2009年度秋冬最初の更新。
- (2010年3月25日)2010年春夏最初の更新。
- (2011年5月23日)2011年春夏最初の更新。
- (2012年2月2日)2011年度秋冬最初の更新。
- (2013年1月7日)2012年度秋冬最初の更新。
- (2013年5月18日)2013年春夏最初の更新。
- (2015年5月10日)2015年春夏最初の更新。
- (2015年12月29日)2015年度秋冬最初の更新。
- (2016年5月6日)2016年春夏最初の更新。
- (2017年5月28日)2017年春夏最初の更新。
- (2017年11月3日)2017年度秋冬最初の更新。
この記事へのコメント
yamatoshi-1
なのですが、不思議とネルシャツのような素材感のあるシャツであれば不思議と気になりません。
私が高校生の頃(90年代半ば)はネルシャツが流行ったものです。30を過ぎてからジャケットメインの着こなしばかりですが、今年の冬はカウチンにネルシャツ、コーデュロイパンツといった感じでラギット(意味が少し違うか?)着こなしを楽しみたいと思います。
blackwatch
いまはラギッドが旬ですから、その手のラギッドな着こなしがやりやすいですよね。ちょっと派手めなシャツも、(良い意味で)野暮ったい着こなしに使うと良いアクセントになってくれるでしょう。