現在最も「旬」なファッションデザイナーのひとり、トム・ブラウン(Thom Browne)。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、そのトム・ブラウンがあのブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)とコラボレーションするとのこと。
先日、そのコレクションの発表会があったそうな。コレクション名は、ブラック・フリース(Black Fleece)。2007年秋冬から登場します。
どんな感じかというと、こんな感じ。写真が21枚見られます。
トム・ブラウンといえばパンツ丈が短いことで有名なのですが、さすがにここでは控えめ。それでもちょっと短めかな。
コートを着ている着こなしが多くてジャケットの仕様がよく分からないのが残念ですが、全体にトム・ブラウン色の濃い仕上がりだと思います。ウールのショーツ(ショートパンツ)も出てきますし。
気になるお値段ですが、やはり普通のブルックスよりは高くなるみたい。日本には入ってくるのだろうか…。
このコラボについては、ネペンテス(Nepenthes)やエンジニアード・ガーメンツ(Engineered Garments)の代表である鈴木大器さんのコラムでも取り上げられていました。
日本でも最近、ようやくメジャーになってきたデザイナー、トム・ブラウンは3年くらい前にNYで衝撃的に現れた。
スタイルは今までもいろいろと触れてきたので省略するが、NYのメンズファッションシーンで、彼の出現前と、出現後では、まるで、キリストの誕生前と誕生後くらいの違いに匹敵する(そんなわけはないが、それぐらいのインパクトがあったという事)。
…なんだそうですよ。確かに彼は、現在のアメトラ(アメリカン・トラッド)ブームの象徴的存在でしょうね。
さて、トム・ブラウンといえばニューヨーク・コレクションに参加しているのですが、一番分かりやすかったのは2006年春夏のコレクションかな。シアサッカー(?)のジャケットが素敵。
2006年秋冬は、何とスケートリンクでコレクションを発表していました。スケートが滑れないとモデルは務まりません…。
ところで、トム・ブラウンの公式サイトらしきものは一応あるのですが、今行くと映像のみ流れます(音が出ます)。
というわけで(?)、今後のトム・ブラウンとブルックス・ブラザーズの動向に注目しましょう。
追記
あのデヴィッド・ボウイ(David Bowie)がトム・ブラウンのスーツを着ている映像を発見しました。詳しくはこちらで。
追記2(2007年8月30日)
ブラック・フリースが、ついにネットで購入可能になりました! 詳しくはこちらで。
コットンセーターの記事を更新しました
本日の更新は、以下の記事でございます。
やっとこさ春めいて来ましたが、まだちょっと肌寒い。こういうときは、コットンセーターのお世話になりましょう。
それでは。
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この記事へのコメント
ヤマ
blackwatch
うーん、確かにモッズの影響を受けているような受けていないような(?)感じですね。あのパンツ丈の短さは、どこから来たのだろう。
ヤマ
しかもレディースだし、やはりモッズかな?
blackwatch
手元にあったLastという靴雑誌のvol.6にトム・ブラウンのインタビューが載っていたのですが、イギリスの「イ」の字も出てきませんでした…。「10年くらい前のオックスフォード(Oxxford)のスーツだって美しい」とか「昔のシアーズ(Sears)のカタログを見ると…」とか、アメリカのことばかり。
もっとも、たまたまここでは触れてないだけかもしれませんね。
ヤマ
どうもですLastですか今度読んでみます。しかしモッズではないとすると、ああいう着こなしのコメディアンでもいるのでしょうか??昔のシアーズローバックのカタログもどちらかというとワークウェアのほうがページ割いてたと確か思いますが・・
確かに何をデザインソースにしているのかちゃんと語ってないのかもしれませんね。
blackwatch
うーん、確かに分かりません。今後はメディアに登場することも多くなるでしょうから、その手のこともいつか語ってくれるかもしれませんね(すでにどこかで語っているかもしれませんが)。