今日は、トラディショナル・ウェザーウェア(トラディショナル・ウェザーウェアー、Traditional Weatherwear、Traditional Weather wear)のコート、キルティングジャケットなどのアウターを取り上げます。《最終更新日: 2016年12月19日》
Traditional Weatherwear(トラディショナル・ウェザーウェア)
マッキントッシュ(Mackintosh)を別記事で大きく取り上げていますが、その弟ブランドといってよさそうなのが2006年に誕生したトラディショナル・ウェザーウェア。生産国はイギリスではないので、そのぶんお値段は控えめです。マッキントッシュの雰囲気のコートをお手頃価格で入手できるブランドといえます。ただしゴム引きはやらないようです。
ちなみに「トラディショナル・ウェザーウェア」とは、もともとはマッキントッシュの旧社名なのです。昔の名前を復活させたということ。
ステンカラーコート(バルマカーンコート、バルカラーコート)
それでは、マッキントッシュらしいステンカラーコート(バルマカーンコート、バルマカンコート、バルカラーコート)。
Selby(セルビー)は、トラディショナル・ウェザーウェアの主力ステンカラーコート。ビジネスにもカジュアルにも対応します。身幅は細くも太くもないくらい。
こちらは、表地と裏地を接着して張り合わせたボンディング製法でつくられたコットン(綿)地のステンカラーコート。ゴム引きのような張りがあるのが特徴です。着脱可能なウール(羊毛)の裏地が付いていまして、幅広い気候に対応してくれます。
Chryston(クリストン)は、フード付きのコート。この手のコートがどうやら近年人気上昇中のようです。ミニマルなカジュアル感が魅力。
こちらは、ボンディングコットン地のChryston。着脱可能なウールライナーが付いています。
こちらは、ジャケットリクワイヤード(Jacket Required)さんが別注したボンディングSelby。黒いツイード地を採用しているのが珍しくも面白いかと。
こちらもボンディングコットン地のSelbyですが、裏地は最低限のみの薄手の仕上がりで、春秋向き。
Corby(コービー)は、着丈が短めのコート。チェンジポケットが付いてサイドベンツ仕様というちょっとブリティッシュな仕上がりです。
こちらは、春夏の大定番生地であるリネン(麻)100%地のCorby。独特の上品な光沢も魅力です。こういう春専用コートはぜいたくともいえるのですが、そのぶん「粋」なのですよ。ジャケットリクワイヤード(Jacket Required)さんの別注商品。
キルティングジャケットのWaverly(ウェーヴァリー、ウェイバリー)
トラディショナル・ウェザーウェアは、キルティングジャケット(キルトジャケット)にとても力を入れていまして、モデルや生地の種類も豊富です。
Waverly(ウェーヴァリー、ウェイバリー)は、典型的なデザインのキルティングジャケット。本家マッキントッシュにもWaverlyがありますが、トラディショナル・ウェザーウェアとの違いは生地などの高級感でしょう。
基本のポリエステル地のほか、温かみのあるウール地やチェック柄などもあります。中にテーラードジャケットを着てもよいでしょう。
ダウンジャケット
トラディショナル・ウェザーウェアには、ダウンジャケットも用意されています。
Derby Hood Down(ダービー・フード・ダウン)は、ステンカラーコートの雰囲気を残したフード付きダウンジャケット。ビジネススーツにも合わせやすいデザインといえるでしょう。フードは着脱可能です。
こちらは、温かみのあるウール地を使用したシックな雰囲気のDerby Hood Downです。
その他
その他のトラディショナル・ウェザーウェア(Traditional Weather wear)は、こちら。
他の記事も……
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追記
- (2007年9月22日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2007年12月14日)商品を追加。
- (2008年1月17日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年2月4日)2008年春夏最初の更新。
- (2008年3月6日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年4月29日)商品を追加。
- (2008年12月7日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年4月2日)2009年春夏最初の更新。
- (2009年5月13日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年12月18日)2009年度秋冬最初の更新。
- (2010年3月31日)2010年春夏最初の更新。
- (2011年4月20日)2011年春夏最初の更新。
- (2011年12月24日)2011年度秋冬最初の更新。
- (2012年4月9日)2012年春夏最初の更新。
- (2012年12月29日)2012年度秋冬最初の更新。
- (2014年1月12日)2013年度秋冬最初の更新。
- (2014年4月10日)2014年春夏最初の更新。
- (2014年12月22日)2014年度秋冬最初の更新。
- (2015年12月27日)2015年度秋冬最初の更新。
- (2016年3月23日)2016年春夏最初の更新。
- (2016年12月19日)2016年度秋冬最初の更新。
この記事へのコメント
やま
いつも更新ご苦労様です。
この記事でblackwatchさんが書かれているようにここの"Boston"というモデル、アメトラな感じで購入しようか迷っております。
しかし今のトレンドを考慮した場合、同じような金額でジャージー素材のジャケットを買った方がよいのでしょうか。なかなか決断ができず、ここまで日が過ぎてしまいました。(苦笑)
どうか助言お願い致します。
blackwatch
「トレンド」と仰っていますが、ジャージー(編み物)素材ではない普通の織物(布帛)素材のジャケットが、流行遅れになるようなことはないと思いますよ。両者のぱっと見が決定的に異なるわけでもないですし。
なんというか、用途や好みの問題だと思います。ジャージー素材は着心地がラクなのは確かなのでしょうが、生地感にちょっと頼りない感じを覚える人もいるかもしれません。
無難さで選ぶのなら、圧倒的に歴史の長い普通の織物地のジャケットでしょうね。
あと、将来的にジャージー素材のBostonが出る可能性もなくはないと思います。