
今日は、グレンソン(Grenson)の革靴(靴、シューズ)、ブーツを取り上げます。《最終更新日: 2014年2月10日》
Grenson(グレンソン)
グレンソンは、1866年創業のイギリスの靴ブランド。ここも老舗の英国靴の名門です。言うまでもないことですが、グッドイヤーウェルト製法の靴を得意としています。
日本ではイマイチメジャーになりきれないブランドですが(汗)、ここの靴もいい靴ですよ。ヨーロッパでは結構古くから有名なブランドみたいで、映画『華麗なるギャツビー』に靴を提供したり、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)などの靴を手掛けていたこともあるそう。
近年はいろいろな靴をつくっているようですが、この記事で紹介している靴は基本的にイギリス製です。

キャップトウ(キャップトゥ、ストレートチップ)

まずは、ビジネスシューズの基本、内羽根式キャップトウ(キャップトゥ、ストレートチップ)から。
Londonは、日本における定番キャップトウ。木型(ラスト)は安定感のある定番的なセミスクエアトウ(セミスクエアトゥ)の77で、靴底が革底で縫い目の見えない伏せ縫い(ヒドゥン・チャネル・ソール)仕様。高級感のあるつくりといえます。基本の一足。
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- 2/3 新しさの中に質実さが宿る、グレンソンの靴 [男の靴・スニーカー] All About
Accrington(アクリントン)は、ノーズが長めのセミスクエアトウの木型103を採用したキャップトウ。スタイリッシュな雰囲気です。伏せ縫いの革底仕様。スエード(スウェード)地もありますね。
Grantham(グランサム)はAccringtonと同じ木型103のキャップトウですが、ドレッシーなゴム底(ラバーソール)であるいわゆるダイナイトソール(Dainite Studded Rubber Sole)を採用。雨の日でも安心のモデルです。
Oxford(オックスフォード)は、メダリオンとパーフォレーションが付いたいわゆるセミブローグ。イギリス人好みの靴だと思います。これも基本。木型は77で、伏せ縫いの革底仕様。爪先のメダリオンが小さいので、セミブローグといえどもドレッシーな雰囲気を感じます。
Macclesfield(マックルズフィールド)は、爪先と羽根部分のみにパーフォレーション(ブローグ)を施したキャップトウ。いわゆるクォーターブローグよりも控えめな仕上がりで、ビジネスに使いやすいバランスといえるのではないでしょうか。木型は103で、伏せ縫いの革底仕様。
フルグローブ(ウイングチップ)

次は、カントリー寄りの雰囲気が魅力のフルブローグ(ウイングチップ)。
Bath(バス)は、フルブローグといえどもドレッシーな内羽根式フルブローグ。木型は77で、伏せ縫いの革底仕様。
チャッカブーツ(チャッカーブーツ)

次は、ブーツの中でも適用範囲が広いチャッカブーツ(チャッカーブーツ)。
Dronfield(ドロンフィールド)は、ドレッシーな木型103を採用したチャッカブーツ。鳩目は2組(2アイレット)ですけどかなりドレッシーです。伏せ縫いの革底仕様。
Belper(ベルパー)はDronfieldと同傾向の木型103のチャッカブーツですが、ダイナイトソールを装備しています。
サイドゴアブーツ

次は、ドレスブーツ各種をご紹介。
Glossop(グロソップ)は、サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)。ラウンドトウの木型204を採用していて、ダイナイトソール仕様。
その他
その他のグレンソンの靴(革靴)、ブーツは、こちら。
他の記事も……


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追記
- (2007年5月29日)商品を追加。
- (2012年7月27日)2012年春夏最初の更新。
- (2013年1月28日)2012年度秋冬最初の更新。
- (2014年2月10日)2013年度秋冬最初の更新。
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