ニューヨーカー(Newyorker)のパターンメイドシャツを以前ご紹介しましたが、このたび私が試して見ましたので、今日はそのご紹介。
ニューヨーカーは、1879年創業のダイドーリミテッド(旧社名は大同毛織)の1ブランドで、1964年に誕生しました。ブランド名から想像できるとおり、ニューヨーカーはアメトラ(アメリカン・トラッド)を基本としているブランドだと思います(まあ近年はいろいろつくっていますけど)。
パターンメイドシャツの仕組みについては前回ご紹介していますので、さっそく私が注文したシャツをご覧いただきましょう。まず、かっちりとした箱に入っていたのが印象的。エアークッションはロゴ入りで、細かいところまでこだわっていますね。
できあがったシャツがこちら。第一印象としては、シャツもかっちりつくっているなと。そうそう、余った生地も付属していまして、襟やカフスが擦り切れたときには適当なお直し屋さんで交換することができるかも。
詳しいオーダーの仕様は、以下のとおりです。
- 生地
最近はチェック柄シャツばかり買っていたので、ストライプ柄にしようと。ストライプの中でも私が持っていない柄であるドビーストライプ(サックス)を選びました。けっこうしっかりした生地です。
- シルエット
最初ということで、レギュラーフィットを選びました。ただ、タックインするなら背ダーツが入っているスリムフィットのほうがすっきりしたのだろうなと。もっとも、裾の形状を見るとスリムフィットは裾出しにはあまり向いていないかも。
- サイズ
ネックサイズが35cmからあるのがうれしいなと。首周りがゆるいとネクタイをしなくても貧相に見えますので。私は36cmを指定しましたが。着丈はいちおう裾出しにも対応できる長さにしました。
カフス丈が指定できる点はうれしいのですが、ボタンからボタンホールまでの実寸を指定するわけではないので、ちょっと分かりにくいですねぇ。とりあえず標準より1cm短くして問題ありませんでしたが。
さらに、ボディサイズの変更もできまして、ネックサイズはそのままでボディサイズを上下2サイズまで変更できます。ただ、ネックサイズ35cmだとひとつしか下を指定できません。これからは極端なスリムフィットの時代でもなさそうなので、ひとつ下でいいのかなと思いそれで注文。
- デザイン
襟は小さめのショートポイントボタンダウンに。これは流行ということもありますが、華奢な体型の私なら小襟のほうが似合うのかなと。ネクタイもできますし(太いネクタイは難しい)。
襟に合わせてカフスもショートシングルカフスに。ちなみに説明によるとショートシングルカフスはボタンひとつのはずなのですが、私のにはなぜか2つ付いていました。
前立ては表前立、バックスタイルは普通のボックスプリーツ。胸ポケットはラウンド。ボタンやステッチは標準で、ネームは入れていません。
強いて難点を挙げるとすると、まずは生地の種類の少なさですね。これが一番の問題(一時的に少ないだけだったりするのかな)。普通のブロード無地がないですし、ギンガムチェック柄あたりも欲しいところ。また、ボタン付けがもう少し丁寧だとうれしい。
というわけで、総じて満足できるシャツができたと実感しております。次につくるとすれば、冠婚葬祭にも対応するスリムフィットのレギュラーカラーにしようかな(ただ生地が問題)。
なお、ニューヨーカーのサマークリアランスセールも絶賛開催中ですよ。
Ring Jacket(リング・ヂャケット)のウォーターリネンジャケット
リング・ヂャケット(Ring Jacket)のテーラードジャケットを別記事で大きく取り上げていますが、今日は気になる新作をご紹介。
ウォーターリネン(Water Linen)は、水の中で撚りをかけるという特殊な技法でつくられたリネン(麻)地。リネンなのにドレープ性があって、比較的シワになりにくく、さらに伸縮性もあるという特徴があります。
こちらは、小粋なグレンチェック(グレナカートチェック)柄のジャケット。淡い色合いで涼しげな雰囲気に仕上がっています。
仕様は、中1つ掛けの3つボタンでサイドベンツ、そして3パッチポケット。曲線を描いたポケットは少しイタリアっぽさを感じます。
なお、ジャケットリクワイヤード(Jacket Required)さんのサマーファイナルセールにはリング・ヂャケットの商品も数多くありますよ。
それでは。
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