靴のお手入れの記事で強調していますとおり、ヒモ靴は脱ぎ履き時にはきちんと靴ヒモを結び直すのが基本です。とはいうものの、屋内で靴を脱ぐ習慣のある日本では、靴ヒモを結び直すのがわずらわしいのも事実。
そこで、以前ちょっとご紹介したヒッキーズ(Hickies)という商品を試してみました。アルゼンチン出身の大学生が2012年にアメリカで商品化したという「特殊な」靴ヒモです。
基本的にはゴムヒモで、ヒモが伸びることによってヒモを解かずに靴をスリッポンのように脱ぎ履きできる仕組み。主にスニーカー用としてつくられているようでして、見た目はカジュアルで色展開が豊富です。
さっそく試してみましょう。まずは、アドミラル(Admiral)のワトフォード(Watford)。オールスター型のスニーカーといえます。無難に問題なく使えました。
実はどの商品にも別の色のオマケが1組付いていまして、せっかくなので使ってみましたよ。
ヒッキーズは装着の仕方次第でフィット感をキツめにしたり緩めにしたりできまして、ヒッキーズのサイトにはいろいろやり方が紹介されています。このワトフォードも爪先側はキツめに装着しているのです。よく見ると斜めに留めているでしょう?
調子に乗って、次はドレスシューズを試してみましょう。この手の外羽根式の靴なら特に問題なく使えました。これもキツめに装着しています。
今気がついたのですが、この写真の状態はヒッキーズの先端のトンガリを収納し忘れていますね……。ピンと跳ねています。
ただ、黒靴に黒だとちょっと地味すぎる感も。面白みを出したいなら色を使ったヒッキーズを試してみてもよいでしょう。グレーあたりなら比較的無難なのでは。黒とグレーのコンビ仕様のヒッキーズもあります。
試しに、ちょっと派手に赤いのを左足のみに装着してみました(本当は茶靴用に買ったのですけど)。
そうそう、ヒッキーズを使っているときもちゃんと靴ベラは使わないとダメですよ。ローファーを履くときにも靴ベラを使いますよね。
ヒッキーズの最大の問題は、フィット感の調整に限度があることでしょう。上の靴にはたまたま合いましたが(というか合いそうな靴を選んだのですが)、特に内羽根式の靴にフィットさせるのは難しいと思われます。スニーカーでも合わない靴があるでしょう。3種類くらい長さを選べるといいのかも。
ちなみに上のプレーントウは、アレン・エドモンズ(Allen Edmonds)のグローブトロッター(Globetrotter、8114)という靴です。デッドストックとして入手しましたが、現行のロゴですしそんなに古い靴ではないと思われます。細足の私はやはりwidthは “A”。
「世界旅行者」という名前のとおり、軽いラバーソールを使った履きやすい靴ですよ。外羽根の意匠がちょっとカジュアル。
この靴を、私は葬式や法事のときに履いていました。日本の葬式では、靴は黒ければなんでもいいと思うのです。やれ内羽根式だとかやれストレートチップだとかやれ革底だとかこだわっている余裕もないですし、機能優先。靴を脱ぎ履きする機会が多いので、ヒッキーズを試してみようと思ったのでした。
それでは。
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この記事へのコメント
ダックススキー
靴べらは、、、やはり使わないといけないですかね。
blackwatch
力の掛かり具合については、靴を履いたときにどのくらい羽根が開くか次第です(まあ考えてみると当たり前ですが)。ただ、鳩目がないなら普通の靴ヒモをギュッと締めても負担が掛かりそうな気もします……。私からはなんとも言えません。
気になるなら、靴の修理屋さんにお願いすると靴に鳩目を付けてくれるのでは。タダではやってくれないでしょうが。
靴べらは、革靴ならやはり使うべきでしょう。