
今日は、雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)の2014年11月号を読んでみます。表紙は東山紀之で、例によってネットでは大人の事情の処理が……。
ジャケットスタイル成功への正攻法
今月の大特集は、「ジャケットスタイル成功への正攻法」。テーラードジャケットの特集です。
主にビジネス寄りの特集です。スーツではなくジャケット姿が許されている会社は今はどのくらいあるのでしょうね。世俗に疎くなったせいか、私にはよく分かりませんが。スーツに比べると着こなしの難易度は上がるのでしょうが、ジャケット+パンツという格好は着こなしをより楽しめるでしょう。

- 基本の「紺」「白」、プラス「黒」
ジャケットは紺地でシャツは白地という着こなしにおいて、黒を効果的に使ってやろうという提案。主にセーターやネクタイに黒を使用しています。靴も黒。
近年はシックな色遣いが注目されつつありますので、こういう色遣いは新鮮で良いと思いますよ。
- メタルボタンなら「ダブル」を選ぶ
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近年はメタルボタンのアイテムが注目されていますが、ブレザーならダブルブレストにしようという提案。確かにこれ、格好良いです。そろそろ皆さんダブルを着ましょうよ。
- 英国仕立てを見直そう
ここ数年「英国調」という言葉をよく耳にしましたが、それはたいてい生地だったり柄だったりの意味で、英国仕立てのジャケットという意味ではありませんでした(イタリア仕立てやアメリカ仕立てが多い)。それを見直そうという話。
とりあえず、チェンジポケットやビルドアップショルダー(ロープトショルダー、ロープドショルダー)あたりは比較的簡単に取り入れやすいのですが、構築的な広い肩幅やきつくシェイプされた腰周りあたりが復活するのはもう少しあとかもしれません。
- 茶ジャケに色差し
茶系のジャケットも注目されていまして、特にダークブラウン系が人気のようですね。ただ、おじさん臭くなる恐れも。そこで適当に「色」を差してやろうという提案。
グリーン、オレンジ、レッド、パープル、そんな色を提案しています。普通に良いと思います。
- 淡色キャメル
キャメルのジャケットも実はトラッドの定番なのですが、それをビジネスに使おうという提案。ダークブラウンよりはちょっと難易度が上がるかな。
- 「グリーン」と「ボルドー」
グリーンジャケットは紺ジャケ感覚で、ボルドージャケットは茶ジャケ感覚で着こなせますよ、という提案。そういえば、『50s&60sメンズ・ファッション・スタイル』という本にはグリーンジャケットの着こなしがよく載っていました。
ちなみに今号のMen's EXでは、黒ジャケットは推していません。逆にチェック柄ジャケットはとても多いですね。
- 白パン&デニムこそ万能だ!
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これはカジュアルスタイル向きですね。うん、仰るとおり万能なんですよ。あと今号全般にいえることですが、チェック柄のパンツが多いですね。
- 休日ジャケットは4大素材で遊ぶ
「ブークレ」「ジャカード」「コーデュロイ」「ループツイード」という4種類の生地を推しています。要は、ザラザラした感触の生地のジャケットということ。2000年代はツルッとしたツヤのある生地が人気でしたから、対照的ですね。
- 個性派小物がジャケパンに効く!
これもカジュアルスタイル寄りの内容で、「チェック柄マフラー」「アンティーク調ベルト」「ニットキャップ」「フェアアイル柄ホーズ」を推しています。
今は靴下をとにかく目立たせる時代でして、このへんも2000年代とは対照的だなと。Men's EXではさすがに推していませんが、近年人気の白靴下も同様の流れといえます。
Mr. Davidの1カ月コーディネート

1カ月の着回し集。あー、こういう特集は久しぶりですね。色遣いなどは参考になると思いますよ。個人的には、キャメルのコート、それにブラウンコーデュロイのジャケットが気になりました。これからもたまにはこういう特集をやってほしいものです。
……今月はこのくらいかな。今号は久しぶりに面白かった気がします。また来月~♪ 私はデジタル版(電子版)を愛読しております。『究極メンテナンス編』は靴好きなら必見の内容ですよ。
- 雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)に電子版(デジタル版)が登場!
- 最高級靴読本『究極メンテナンス編』(Men's Ex特別編集)を読む
- 「スーツ最前線」雑誌Men's EX(メンズ・イーエックス)2014年10月号を読む
それでは。
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